藤木明美ダイアリー

ピアニスト藤木明美が日々のことを綴ります

天空の色彩

2006-10-29 23:15:47 | Weblog
映像と音楽のコラボレーションコンサート
第2弾が終了した。

今回も超タイトなスケジュールで
突入したが、スタッフに恵まれ、
無事終えてほっとしている。

たくさんの課題もわかってきたり、
また新しい展開も見えてきたりで、
第2弾をやった意義は大いにあったと思う。

私としては、5曲作曲したということが
今までにない経験だった。
今回、作曲に苦労はあまりなく、
自然と出揃ったという感じ。
そういうときは、無理のない音楽になる。
人の心にも入りやすい。

コンサートは生もので、
場所とそこに集まる人で毎回全然違ったものになるから
予測がつかないというところがおもしろい。

今回のホールは、変則的な形をしており
前回とは全く違った空間だったので
それぞれの味が出たように思う。

しばらく休みたいのだが・・
明日は明後日の演奏会の伴奏合わせがある。
明後日になれば、久しぶりにやっと休める、
そんな思いで過ごした一日だった。

写真展の無料展示のお知らせ

2006-10-24 17:20:04 | Weblog
<遠藤湖舟写真展>の無料展示時間が新たに開設されました。
コンサートの開場時間の前に行います。

<展示のみ>
・10月28日(土)
・15:00~16:30
・入場無料

<コンサート>
・17:00開場
・18:00開演
・2000円

キャノン協賛による、
タタミ一枚の大型プリント17枚が展示されます。
展示だけでも必見です!
是非、お出かけください。

お問い合わせ・お申し込み
ジオコーポレーション tel03-5706-0100
           fax03-5706-0312

学研キャパ10月20号で紹介されています。
また、キャノンのHPでも紹介されています。
http://web.canon.jp/event/culture/endou2006.html

光の旋律コンサート「モンゴルの風」

2006-10-12 12:15:45 | Weblog
映像と音楽のコラボレーションコンサート
「光の旋律」第2弾のお知らせです。

10月28日(土)
17:00開場 18:00開演
SKホール 新高円寺駅すぐ
2000円

「光の旋律」第1弾は予想以上の反響を頂き、
第2弾を開催することになりました。
今回は、9月に撮影された遠藤氏のモンゴルの作品に合わせ
私は新作を手がけました。

宇宙空間の中で演奏します。
日常の疲れが溶けていく不思議な空間です。
是非、お出かけください。

詳しくはこちらをごらん下さい。

http://www.geo-japan.com/exhibition/endo-061028.html

お申し込み
fjk0606@yahoo.co.jp

ジオコーポレーション
Tel 03-5706-0100
Fax 03-5706-0312

本気

2006-10-04 21:03:05 | Weblog
小学校でコンサートをした。
子供とお母さんの両方が参加とあって、
プログラムはかなり悩んだ。
ギリギリまで悩んで、最終的には「これで行こう!」
というものにたどり着いた。

かねてから、今の子供達に伝えたいことが
ハッキリとあった。

生きるって素晴らしいことだよ!
夢は必ずかなうよ!
本気になったとき、必ず宇宙が力を貸してくれるよ!
「心の底から楽しい」って気持ちが
皆を幸福にするよ!

言葉だけで伝えるのは難しいけれど、
音楽を通してなら、体で感じてもらえるはず。
そう思って語りかけた。

大量虐殺したヒットラーの話。
たくさんのユダヤ人を助けた、シンドラーの話。
ヒットラーに命令されても、原爆を作らなかった
ハイゼンベルクの話。

低学年の子供には難しい話もしたけれど、
みんな目を輝かせて聞いてくれた。

本気で話すと、心が通じる。
何より、そのことが嬉しかった。

ディープ インパクト

2006-10-02 11:53:12 | Weblog
フランスでのディープ インパクト。
その姿はホントに美しかった。
他の馬とは違う、品格と艶やかさ。

「世界一にしてやりたい」という
武豊の言葉に、何だか私も親心のような
せつなさが湧き上がってきた。

特に競馬フアンでもないのだけれど、
何故こんな気持ちがしたのだろうなあ・・

人も馬も、発する美しさは
理屈なく人を魅了する。
不思議なものだ。

親子共演ライブ

2006-10-01 13:02:11 | Weblog
昨日は、住吉和子・菜穂子親子の初の共演ライブだった。
ソプラノの住吉さんとは、コンビを組んで16年になる。
菜穂子さんと初めて会ったのは、彼女がまだ
小学5年生のときだった。

月日は流れて、あの少女が声楽家として共演する日がくるなんて
そのときは夢にも思わなかったわけで、
感慨深いライブだった。

親子の歌は、もちろん実力に裏打ちされてのことだが、
理屈を超えたハーモニーがあり、
多くの方が涙を流されていた。

私も、半分親心で弾いていたが、
それを抜きにしても、純粋に歌として感動的なライブだった。

親なら誰もが羨ましく思ったのではないかと思う。
親子としてというより、
アーティストとしてお互いを認め合って共演するというのは
対等な関係としてお互いが立つという、
深い自立を成立させる気がする。

私も息子とライブしたいというのが
ささやかな夢だけれど、
今のところ、なかなか、叶いそうもない・・