Living in Australia

台湾生まれの祖母、日本生まれの両親、オーストラリア生まれの子ども達の三世代家族。息子はダウン症のスーパーマン!

息子の家出

2018-02-18 12:27:42 | 家族
朝7時半。我が家にしては、全員珍しく寝坊した日曜の朝。いつもは息子が6時前後に起きて、起こされるのだけど、今日は姿も見えなければ、物音も聞こえない。家中探してみたけど、どこにもいない。ふと気になって、玄関のドアを見ると、半開きになっている!!!片づけたばかりの靴箱から、息子のスパイダーマンクロックスが無くなっていたので、この時点で家から出たのがほぼ確実に。

急いで、主人と娘を起こし、パジャマのまま、ボサボサの髪のまま、連絡用の携帯だけ握りしめて、近所を走り回った。家のすぐそばに公園があるので、てっきりそこにいるかと思ったら、いない。うちのストリートには人っ子一人歩いていないし、これは車道まで出てしまったんじゃないかと、一気に冷や汗が出る。友人の犬と毎日散歩していたリザーブの方まで行ってみたけど、やっぱりそれらしき痕跡がない。普段は、ほぼ車の生活だから、歩いてウロウロしているとしたら、あとは学校の方向位しか考えられなかったので、大きな車道を渡ったかもしれないと思ったら、ゾッとしてダッシュ。

その時、大通りからちょうどドライブインしてきたパトカーを見かけ、ちょうど民家の前で止まったので、ちょっと聞いてみようと走っていくことに。1人のオフィサーが民家をノックしているのが見えたので、「何か違う用件で呼び出されて、たまたま来たのかな…。」と期待が外れて残念に思ったけど、とにかく話してみようと駆け寄った。すると、運転席のオフィサーがにこやかに、「小さい男の子が迷子で探してる?」と話しかけてきて、後部座席には、息子の姿が!!!

降りてきた息子の無事な姿を見て、思わずボロッボロに泣き崩れてしまい、「もう大丈夫だから。無事に見つかって良かったね~。」と運転席のオフィサーに宥められ。。。主人にも電話で連絡して、戻ってきた先輩オフィサーには、身分証明書は?車は?と警察らしき対応をされ、今後のためにも、息子と私の詳細を登録してもらう事になりました。家から歩いて5分~10分のストリートだったけど、パトカーで送られ帰宅。私もオーストラリアのパトカー、初めて乗ってしまいました。

オフィサー曰く、うちのストリートの角で息子が一人で歩いている姿を見かけたご近所の人が、警察に電話してくれたらしい。レポートを受け、すぐオフィサー達が探しに出たのだけど、息子は結構早く歩いて、随分離れたテニスコートの方まで歩いて行ってしまっていたそうだ。日曜の早朝に、11歳の男の子が一人で歩いてたら変だと分かる車社会だから、今回は助けられた。。。これが日本だったら、、、見つからなかったかもしれない。本当にオーストラリアの環境で、子育て出来る事に感謝。

話が上手にできないし、単語だけを並べる息子だと、こういう時に100%理由を理解するのは難しい。見付けた時に、全く不安そうでもなかったし、学校用のスパイダーマンリュックを空にし、お気に入りのスパイダーマングッズとおもちゃだけを詰め込んで持っていたので、何か思い立っての行動だったのかもしれない。今までだと、怒られて咄嗟に飛び出したり、ものすごく興味があって探検に出てしまった、というイメージだったけど、今回のはどちらもあまり当てはまらず。ベストフレンドの名前と、「会いたい」を繰り返すので、結局は、いつもテニスに通っているコートの方に行こうとしてたから、「ベストフレンドと会いたかったの?テニスしたかったのかな?」という憶測にたどり着いた。

前々からベストフレンドと学校外で遊びたい、、、と切に訴えている息子の願いを叶えてあげたいと思いつつ、むこうのご家庭の事情でなかなか実現できず。でも、こんなに遊びたがっている息子、何とかしてあげたいなぁ、、、


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