2011年の3月11日、わたしは東京の
自宅に1人でいた
ちょうど3月10日にシンガポールの
出張から帰ってきたばかりだった
出張中、9日に東北で震度5ぐらいの
地震が起きたことはニュースで
知っていた
あれが余震だったなんて、
誰が想像しただろうか
そして14:46ごろ、それは来た
地響きと強い揺れ
わたしはただごとではないと
思った
うちのマンションは強い揺れの後
停電してしまった
しばらく呆然としていたのだが
停電していたら、夕食の準備が
できない
ノロノロと街に出てみた
コンビニは停電の為閉店していた
昔ながらの惣菜屋さんでコロッケと
からあげを買った
とりあえず実家に電話してみたが
電波が混線していてかからない
仕方ない、後日かけようと思った
とにかくわたしは無事なのだ
うちのボロの実家も結局は無事で
みな大丈夫だった
2011年、東北では沢山の人が
亡くなってしまった
でも、悲しいことばかりではない
震災がきっかけで生まれた命もある
パタ坊さんは、震災がなかったら
生まれてくることはなかった
夫さんは他県在住で働いていた
震災で当時の仕事はなくなって
しまった
震災がきっかけでわたしは仕事を
セーブしていた
そして東京に来ていた夫さんと
偶然、仕事以外の場で知り合った
本当なら、出会うはずがない
2人だったのだ
この先何があっても、1人が
3人家族になったことだけは
良かったと思う
3年前の今日、亡くなった方々がいます
ご冥福をお祈りします