世界のいぢわるな猫

猫と本とイケメンと……
わたしの好きな物一杯の宝箱

山路徹という男

2012-05-09 17:00:00 | 日記




さて、昨日予告したとおり
山路徹さんのことなんだが……

最近、塩谷氏二股問題で、二股評論家(w)
みたいなくくりで呼ばれているこの方、
実はジャーナリストである

あ、知ってたって?
APF通信社の代表取締役で主に戦争・
紛争地帯専門の映像取材をしている

塩谷氏の二股騒動でコメントを求められて
いるのは、多分最初の妻、大桃美代子が
ツイッターで麻木久仁子と夫、山路の不倫を
つぶやいて話題になったから(゜ロ゜;)

あ、これも知ってた?
山路氏は、自身の騒動を二股ではない、
と言っていた
軸が変わっただけですw
とのこと……

全く男って懲りない生き物ですね

ところで何が言いたいのかと言えば
そういう人だと思っていたのが、福島
原発に取り残された動物を撮って話題に
なった写真家の太田康介さんを知った後、
山路氏の印象が変わりました

太田さんが福島に行った時同行した
ボランティアの救済チームに山路徹さん
がいたのです

のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録
太田康介
飛鳥新社


先日も紹介した本ですが、福島の
原発事故で犠牲になったのは人間だけ
じゃないことを写真で伝えています

そこに怪我をしたゴン太のことが少し書かれて
いたんですが、その本を調べていた時に、
下の本を発見
こちらは山路さんがまとめたものでした

ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ!
山路徹と救出チーム
光文社


そして、この本のタイトルになっているゴン太の
エピソードを読んで涙が止まりませんでした
(表紙の犬は実はゴン太ではありませんw)
山路さんたちが、福島原発立入禁止区域の、
ある家の辺りに動物がいないか見回っていると、
その辺りだけ牛がうろうろ自由にしているし、
ニワトリも歩き回り平和そのものなのだ

その近くで野生化した6匹ほどの犬の群れを
見かけていただけに、チームの人々は首を
傾げるばかり
特にニワトリなんて、弱肉強食の
一番最初の餌食になる動物ではないか

ふと納屋を見て、山路さんたちは愕然とする
見落としそうなぐらい奥に番犬がいたのだが、
首から血をしたたらせていたのだ

チームの一員、大網さんという女性が
驚かせないように、そっと近づいていく
普段、自分から寄ってこない犬は、
保護しないそうです
無理に近づいて噛まれると、保護活動が
出来なくなる

ただ、ゴン太の場合は放っておけば
遅かれ早かれ死んでしまうことは、
一目瞭然だった
犬の扱いが魔術師のような大網さんが、
何とか首輪にリードをかけた

納屋から動こうとしないゴン太に大網さんは
「お願いだから車に行こう」
と泣きながらリードを引いた
首の傷が痛むのか、ゴン太はキャンと泣く

憶測でしかないのだが、家の家畜を襲おうとした
犬たちから家畜をゴン太が守って傷をおったの
ではないか

後ほど分かった話によると、家の主が
避難所に行くときに、ゴン太に
「ごめん、連れていけないんだよ」
 と言い出る時、ゴン太は車を追って
きたそうです

飼い主さんは、
「ゴン太、家を守ってね」
 と言ったそうです
 そう、ゴン太はご主人の言いつけをまもり
必死に一匹で野犬と戦ったのです

その後、ゴン太は病院で手術を受けましたが
首の傷が深く2度受けることになった
深い傷にはウジがたかっていたらしい
獣医さんがよく調べると、全身噛み傷だらけ
だったそうです
また、便をみたらおがくずが消化されずに出て
きただけでした その為、腹痛もあったはず
色々な動物を見てきた獣医さんでも不憫で
涙が出たそうです

そのゴン太も今は回復し、手術を受けた獣医
さんの元で元気に暮らしています



↑お風呂上りで上機嫌のゴン太さんです(*^^*)

本当によかったけど、わたしからも
「ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ」
 と声をかけてあげたい

さて、ゴン太の爪の垢をぜひ飲ませたい人が
いる方は、まず上記の本からどうぞ↑

ま、とりあえず塩谷さんからゴン太の爪の垢を
どうぞどうぞ(ダチョウ倶楽部風)

という訳で……山路さんが救出しているのは
熟女だけじゃないってことを言いたかった
のです(?!)


ゴン太と結婚したいのは私だけ?

PS: ゴン太の画像は獣医さんのブログから借りて
おります
PPS: 山路徹さんのツイッターにこの立入禁止
区域で保護した猫「トラとマロ」の画像がアップ
されていて良い人なんだな、とついつい思ってしまう
とこが山路さんのスゴイところw