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札幌・円山生活日記

南円山・老舗洋菓子店の“まるごとピーチパイ”〜「パールモンドール南6条店」~

昭和46年(1971年)開業の南円山の老舗洋菓子店「パールモンドール南6条店」。「最高の洋菓子を追求し、おいしさのためには一切妥協しない」がモットーです。厳選素材と厳しい鮮度・品質管理で作り上げた洋菓子が自慢で長く愛されています。現在夏の期間限定の人気商品「まるごとピーチパイ」を販売中です。

今日は昭和46年(1971年)開業の南円山の老舗洋菓子店「パールモンドール南6条店」の季節限定人気商品まるごとピーチパイ」です。昨年は運良く店訪問時に作りたてのまるごとピーチパイ」を購入することができ今年も発売開始を心待ちにしていました。店のウェブサイトを見ていると一旦は「今年のまるごとピーチパイの販売は7月8日~を予定しております」と出たのですが数日後には「天候の影響で山梨県産のももの状態が不十分で8日の販売が出来なくなりました。販売日は追って連絡をさせていただきます 」と告知が出てしまいました。そんな折に妻の誕生日ケーキを購入に南円山の別のフランス菓子店に行った帰りに「パールモンドール南6条店」に立ち寄って聞くと前日より販売を開始したとのこと。取り置きの可否を聞いたところ最短で17日(日)の受け渡しが可能とのことで早速のその日を予約しました。本日はその当日で雨の中を受け取りに出かけてきました。まるごとピーチパイ」以外にも何点か購入することにしています。店の場所は下掲の地図をご参照ください。

「パールモンドール南6条店」の外観。「パールモンドール」は小樽で修業した故下出正三氏が昭和46年(1971年)に円山で洋菓子専門店「フランセ」として開業。翌年店名を現在の「パールモンドール」へ変更し昭和48年には西区二十四軒に二号店をオープンしたという老舗です。その哲学は「洋菓子は新鮮さが命である」だそうで現在もその味を求めて店前の駐車場はいつも車が一杯です。今日も駐車場に入りきれない車が半路上駐車していました。

立派な門構えの「パールモンドール南6条店」。同店は創業者の故下出正三氏のご長男が継承し「二十四軒店」はご次男が継がれているそうです。 店のロゴマークに描かれた「双子の山」には故下出正三氏の二人の息子に切磋琢磨しより高みを目指して欲しいとの想いが込められているとか。

広い店内です。雨の中ですが次から次へと客がやってきています。
「まるごとピーチパイ」は予約確保済みなのです追加のケーキを選びます。ホールケーキからカットケーキまで多くの種類のケーキが並びます。なお予約の際に店に来た時には冷蔵ケースの中に「まるごとピーチパイ=完売」との表示が出ていたのですが今日は何の痕跡もありません。

悩んだ末に選んだのは開業当時からの長年の人気商品という2品。一つは「パリジェンヌ」。
もう1品は「ロイヤルプリン」です。

更に焼き菓子も購入することにします。店に入った右側は贈答用パッケージ商品を含め焼き菓子のコーナーです。
こちらは近年の人気商品だという「レモンケーキ」や「ピスタチオケーキ」など。

そして目的の「モンデリカ」。“パールモンドールといえばモンデリカ”という位の50年続くロングセラーです。贈答用の詰め合わせの他にバラ売りもしています。
特に狙いは6種類の「モンデリカ」のうち最も新しくラインアップ入りしたという「プレミアムルビーモンデリカ」。店のウェブサイトには“ルビーチョコの原料であるルビーカカオ豆の収穫が不安定なため数量、期間が限られております”と書かれて少し心配だったのですが売っていました。

購入したまるごとピーチパイ」。1ケ税込み680円。
商品名の通りまるごとピーチ」が小さな「パイ」生地とスポンジの上に鎮座しています。シロップでコーティングされ生クリームと桃片がトッピング。圧倒的な存在感の外観です。


カット断面です。桃の種をくり抜いた部分にはたっぷり生クリームが詰まっています。瑞々しいフレッシュな桃が味の第一印象ですが風味豊かな適度な甘さの生クリームが桃を引き立てます。しっとりした自然の豊かさを感じる美味しいスイーツです。

根強い人気を誇るという「パリジェンヌ」(同480円)は苺を着飾った気品高いパリ娘のイメージ。ショートケーキのスポンジに挟まれた生クリームの中には桃とパイナップルが隠れています。まるごとピーチ」もそうでしたが甘すぎずスマートな生クリームがたっぷり使われているのが特徴です。“鮮度が命”の生クリームは風味豊かで店が自信を持っているのが判ります。

「ロイヤルプリン」(同470円)は昔ながらのちょっと固めの濃厚味です。こちらにも生クリームとスポンジ生地が使われており贅沢な味わいです。

そして「プレミアムルビーモンデリカ」同300円。バター風味のサクサク食感のクッキー生地でルビーチョコを挟んだもの。何となく懐かしい安定の味わいでした。


なお妻の誕生日ケーキを購入したのは南円山・住宅街の小さな公園の向かいにひっそりとある「C'est BO et BON(セ・ボー・エ・ボン ) 」。

定番の「ミルフィーユタヒチ」も良かったですが購入した中で最大のヒットは季節限定の「タルト・シトロン・ベルガモット」。レモンクリームやタルト生地に染み込んだレモンとベルガモット果汁など柑橘類の風味豊かな贅沢感のある格別の味わいでした。

「パールモンドール南6条店」が誰にでも愛される大御所俳優だとすれば「C'est BO et BON(セ・ボー・エ・ボン ) 」は新進気鋭の実力ニューウェーブのような感じです。色々と選択できて嬉しいです。

今年も人気の「まるごとピーチパイ」を楽しむことができました。瑞々しい完熟ピーチと店拘りの新鮮生クリームとの出会いで生まれた感動の味わいでした。併せて創業者の「洋菓子の哲学」を継承して作り続けられ根強い人気を誇る菓子類の数々も大変結構でした。今後も折に触れ利用させていただきます。ご馳走様でした。

「パールモンドール南6条店」
札幌市中央区南6条西23丁目4-1
営業時間/AM9:30~PM6:30(元日のみ休み)
TEL/011-551-4811
FAX/011-551-4800
(2022.7.17訪問)

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