め・が・く・り

我が家にいるリクガメたちとの日々の生活を日記にしました。

不注意

2007年07月03日 16時26分42秒 | リクガメ
突然の出来事だった。



7月3日。

今日は月に一度の身体測定の日。

AM9時。

そろそろみんなを出して、温浴してから測定しようかな・・・。

じゃぁ、菜々から。

いつもと変わらぬように菜々を持ち上げ、いつもと変わらぬようにお風呂に入れよ

うと思ったのに・・・。



気の緩み?

そんなことも全然ない、ただいつもと同じようにしていただけ・・・。

でも、今日は何故か菜々が私の手をすり抜けて落ちていった・・・。

??

一瞬何が起きたか分からなかった。

ペシッ!

そんな音が聞こえた。

菜々!

やっちゃった・・・。

まだこのときは甘く見ていた。

菜々を拾い上げて見てみる。


だいじょう・・・・・?!




腹甲がつなぎ目に沿って横に裂けていた。

まだ柔らかい菜々の甲羅。

落下のショックに耐えられなかったのだろう。

大変だ!

すぐにティッシュを当てる。

体液が滲んでくる。

とにかく病院へ!

でも、あいにくいつもの病院は火曜日は休診。

念のため、TELしてみるが留守電がメッセージを流すだけ・・・。

他に爬虫類を見てくれる病院・・・。

県内はどこも遠い。

東京都内を探した方が行くのには早そうだ。

で、見つかったのは福生。

家からは1時間くらいかかるだろうか、とにかく急がないと・・・。

菜々も元気がなくなってきたみたい・・・。

当たり前だ。

1mくらいの高さから落下して、腹甲が裂けているんだから。

場合によっては内臓破裂や骨折も・・・。



とにかく、身支度して家を出る。

高速に入り、とにかく飛ばす。

捕まったら元も子もないのは分かっているけれど・・・。

一般道に下りてからの横田基地の渋滞が恨めしい。



ようやく近くに着いたので場所を聞こうとTELをする。

何故か話がかみ合わない。

よく聞くと国分寺に転院したとのこと。

電話も国分寺に転送されていた。

だったら、HPにそう書いとけよ!

国分寺までは1時間かかると言う。

このあたりで他に病院を知らないか聞いてみるが分からないとの事。

時間の猶予はない。

じゃぁ、今から伺います。




今度は一般道を飛ばす。

途中ののろのろ教習車、工事中、警察のネズミ捕り・・・すべてがわずらわしい。

何故、早く行かせてくれない・・・?

結局、話どおりに1時間後、菜々を落としてしまってから2時間半近くたってよう

やく着いた。

ところが・・・。

転院と同時に爬虫類を診れる医者が辞めてしまったとのこと。

そ、そんな・・・。

文句を言っても仕方ない。

確認しなかったこちらにも非がある。

急に、吐き気がしてきた・・・。



とにかく近くの病院、爬虫類を診てくれる病院を探してもらう。

三鷹。

三鷹なら3~40分で行ける。

ぼやぼやしている暇はない。

残念だったが、とても親切に病院を探してくれたことには感謝。

せめて、HP書き換えておいて欲しい。



また、車を走らせる。

到着する頃には落としてから3時間が経過している。

このとき、菜々はもうだめかも・・・そんなことが頭をよぎる。

また、吐き気がした。




で、30分ほどした、12時15分ころ、ようやく到着。

すぐに症状を受付の人に話す。

じゃぁ、急いで診てもらいましょう。

そう言ってくれた。

といっても先生が来るまで10分くらい。

長く感じた。

その間に、問診票に記入する。

過去の病歴とか、普段食べているものとか・・・。

関係あるの?

甲羅が裂けているのであって過去の病歴なんて・・・。

聞いてみたが、書いてくれ、という。

仕方ない。

カウンターの上に置いた菜々はビックリするほど元気だった。

体液が少しティッシュに付いているくらいで出血はほとんどない。

カウンターにじかに置くと冷たいと思って私の手のひらにそっと包んで持ってい

た。

ごめんね、菜々・・・。

私の手のひらの中で菜々はいつものように元気が良かった・・・。

見た目はいつもと変わらない菜々。

でも、甲羅の中にはうっすらと血が滲んでいた。




そうこうしているうちにやっと名前を呼ばれた。

担当の先生にいろいろ状況を説明した。

が・・・とりあえず菜々を10分ほど預かって院長に相談すると言う。



・・・・・・?


仕方ない・・・。




で、また10分くらい経過。

再び呼ばれる。




とりあえず、菜々を預かる、と言われた。

そして、レントゲンを撮って骨折していないか、内臓に異常がないか調べる。

今元気に動いているけど、やっぱり内臓破裂の可能性はありますか?と私。

興奮状態にあると動き回ることがあるので何ともいえません。

そして、レントゲンを撮っても重度ならレントゲンで発見される場合があるけれ

ど、軽度の場合はレントゲンでは分からない場合があります。

そのために、しばらく(3~5日)入院させて様子を見ましょう、とのこと。

そして、腹甲の裂けたのはセメントで固めることはできるけど、感染症にかかって

いないか確認してからでないと、固めてしまったことによってそれを閉じ込めてし

まうことになるのですぐにはできません、と言うことだった。

で、普段食べているものとかを問診票を見ながら再度確認された。

いつも食べているものを食べさせてみて食欲がないようなら、しかるべき方法で栄

養を摂らせないといけないから。

そのための問診票。

やはり、無駄に書いているのではなかった。



説明は分かりやすく、納得のできるものだった。

きちんと検査をしてもらわないことには家に連れて帰ってもどうしようもない。




最後に費用についても言われた。

とにかくこの病院でできる限りの処置をして欲しいと告げる。

そのときに、心無い病院でよく言うらしい言葉(私は言われた経験はない

が・・・「治療費の方が生体の金額よりも高くつきますよ」)

これを言われたら・・・と思ったけれど。

幸い、ホントに親身になって菜々を助けてくれようとしている。

ここなら任せられる。


あとは、よっぽどのこと(・・・)がない限り病院から連絡をくれることはないの

で、心配ならこちらから連絡をするように、と言われた。




とにかくあとは専門家に任せる他はない。

よろしくお願いします。






帰り道。

今まで、ちょっとした体調の変化でも、できるだけブログに書いてきた。

それが事実であるし、後々のための大切な記録にもなる。

だから、私のブログはうちのカメたちの病気との闘いの記録でもある。

でも、さすがに今回の件は書けない。

もちろん、不注意に対する非難は甘んじて受けられる。

でも、心配してくださるコメントについては私自身答えようがない。

それに対して、コメントを返すのも正直つらい。

つらい気持ちを抑えながらコメントなんてできるわけがない。

そのとき思った。




『しばらくブログは止めよう・・・。』






帰宅してすぐ他のカメたちの食事を与えた。

何しろ朝の出来事。

みんなの食事を用意する前に飛び出してしまったから・・・。

みんな、ごめんね。

おなかが空いていたのだろう、飛びつくように食べていた。

当たり前だ。

家に着いたのは、3時少し前。

いつもより7~8時間遅い。

ホントにごめんね。





そして、6時過ぎ。

菜々の容態を聞くため病院へ電話。



レントゲンの結果、手足その他の骨折はなし。

そして内臓の破裂など重度の損傷もないとのこと。

良かった~。

菜々は病院で食事をせっせと摂っているということだった。

食欲旺盛、いつもの菜々だ。

ただ、予断を許さないのは、その食事によって何か影響が出ないか、また、損傷し

た部分からの雑菌の侵入の予防、そして、何よりも甲羅の損傷を直すことが必要な

ため、今現在の状態が良いとはいってもやはり数日間経過を見る必要があるという

ことだった。


それらは初めから覚悟していたこと。



では、最悪の状態はないと思っていいですね。

との問いに対して、

はい、それは大丈夫でしょう。

との答え。

良かった~。

その言葉だけが聞きたかった。


また、経過を尋ねるため電話しますと言って電話を切った。



とにかく、最悪の事態は避けることができた。

今回のことによって、菜々の体には何らかの後遺症が残ってしまうかもしれない。

でも、それらはすべて私の不注意が引き起こしてしまったこと。

責任を持って菜々を育てていかないと、とあらためて思った。






ブログ・・・・私を支えてくれるすばらしい人に出会えた場所。

やっぱり止めることなんてできない。

一週間後、この出来事の公開と共にブログを再開しよう。

それまでは、非公開で菜々の容態を綴っていくことにします。





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休止のお知らせ

2007年07月03日 16時25分46秒 | リクガメ
一週間ほどブログを休止いたします。

コメントの返事などもしばらくできません。

ご了承ください。
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