20日、朝9時半ごろ
同意書などを書いて、病院に預けました
午後、1:30ごろにまた病院に行って
検査結果、治療方針を聞く事に
事前の打ち合わせで、どんな状態でも、
歯内療法をして歯根は残してもらうように
決まっていたんですが、
あまりにも酷かったらヘミセクションで
歯を何等分化して一部の歯根を抜歯する事に
なるかも知れなかったのです
以下は、麻酔をかけて撮影
「写真提供 とだ動物病院」
治療前のレントゲン 上顎右側、第4前臼歯
赤い点線が破折部分
破折して歯髄が露出していると
感染して歯の根尖に病巣が出来て
透過性のレントゲン映像が確認出来ますが、
フェリシアは見つけたのが早かったせいか!?
根尖の病巣は確認出来ませんでした
主治医のいちろう先生も埼玉県上尾の先生も
「よく見つけたね…」というぐらい
亀裂だか筋だか解らないぐらいのものでした
ほとんどの場合、犬猫の歯科疾患は
飼い主さんが気付かずに放置されて
気がついた時には全身性の疾患になっていて・・・
と言う場合が多いようです
左側の同じ歯、上顎左側、第4前臼歯の部分
2017年2月だったか?
子育て後に帰宅した時に気がつきました
列溝部分のエナメル質が剥がれ
知り合いの歯科クリニックで
エッチング、ボンディング、光重合レジン充填
してもらったんですがあっさり剥がれ
知覚過敏状態だったので
知覚過敏用の薬を塗布してもらいました
露髄して感染しているだろうと思われる
歯髄や歯周組織、歯根先部は
左右とも今のところ病巣は確認出来ません
<チョットまめ知識>
解剖学的な呼び方
正面を見て
手前側を「近心」奥側を「遠心」
上顎の場合
内側を「口蓋側」外側を「頬側」
下顎の場合
内側を「舌側」外側を「頬側」「唇側」
歯牙のとんがった山の部分「咬頭」
へこんだ溝「列溝」
動物病院に電話してこんな解剖学用語を連発すると
「歯医者さんですか?!」って言われちゃいました
(^_^;)・・・違います(^^;)
フェリシアの治療してもらっている
上顎右側、第4前臼歯は歯根が3本
近心に口蓋側と頬側に2本
遠心に1本、合計3本
レントゲンの写真から
遠心根が深い所まで亀裂が入っていて
治療をしてもかぶっている歯肉から
感染がおきて、結局抜歯する事になりかねない
それでも残してもらうようにお願いしました
全ての歯根を抜髄をして残してもらう事になりました
この時!
歯の内側、歯頚部には歯石がべっとり、
歯頚部周辺歯肉は炎症をおこし、歯周病が進行していました!
毎日歯ブラシしていたので、表面は歯ブラシが効いているようでキレイでしたが
裏側はブラシがきちんとされていませんでした
毎日グリニーズを寝る前にあたえていましたが
まったく効果なし!
超音波スケーラーでキレイにとってもらいました
外側、頬側に剥がれるように割れた理由は
figure1
人間の歯、奥歯の咬合は上下で噛み合っていますが
力がかかっても上下の歯が受け止めます
figure2
犬の歯、特に大切な
上顎第4前臼歯と下顎第1後臼歯は
噛み合っているようで正面からの断面で見ると
まったく噛み合いません
figure3
犬の歯を横から見ると
上顎第4前臼歯と下顎第1後臼歯は
咬頭と列溝が噛み合いそうですが
噛み合っていません
figure4
その為、
硬いものを噛むと
上顎の第4前臼歯は頬側、
外側に強い力がかかり
下顎の第1後臼歯は舌側、
内側に強い力がかかります
故に折れてしまいます
骨、石、ひずめ、ヒマラヤチーズなどなど
硬いものを食べさせたり、オモチャにしたり
していると、歯牙の破折をおこしてしまいます
気をつけましょう
つづく
同意書などを書いて、病院に預けました
午後、1:30ごろにまた病院に行って
検査結果、治療方針を聞く事に
事前の打ち合わせで、どんな状態でも、
歯内療法をして歯根は残してもらうように
決まっていたんですが、
あまりにも酷かったらヘミセクションで
歯を何等分化して一部の歯根を抜歯する事に
なるかも知れなかったのです
以下は、麻酔をかけて撮影
「写真提供 とだ動物病院」
治療前のレントゲン 上顎右側、第4前臼歯
赤い点線が破折部分
破折して歯髄が露出していると
感染して歯の根尖に病巣が出来て
透過性のレントゲン映像が確認出来ますが、
フェリシアは見つけたのが早かったせいか!?
根尖の病巣は確認出来ませんでした
主治医のいちろう先生も埼玉県上尾の先生も
「よく見つけたね…」というぐらい
亀裂だか筋だか解らないぐらいのものでした
ほとんどの場合、犬猫の歯科疾患は
飼い主さんが気付かずに放置されて
気がついた時には全身性の疾患になっていて・・・
と言う場合が多いようです
左側の同じ歯、上顎左側、第4前臼歯の部分
2017年2月だったか?
子育て後に帰宅した時に気がつきました
列溝部分のエナメル質が剥がれ
知り合いの歯科クリニックで
エッチング、ボンディング、光重合レジン充填
してもらったんですがあっさり剥がれ
知覚過敏状態だったので
知覚過敏用の薬を塗布してもらいました
露髄して感染しているだろうと思われる
歯髄や歯周組織、歯根先部は
左右とも今のところ病巣は確認出来ません
<チョットまめ知識>
解剖学的な呼び方
正面を見て
手前側を「近心」奥側を「遠心」
上顎の場合
内側を「口蓋側」外側を「頬側」
下顎の場合
内側を「舌側」外側を「頬側」「唇側」
歯牙のとんがった山の部分「咬頭」
へこんだ溝「列溝」
動物病院に電話してこんな解剖学用語を連発すると
「歯医者さんですか?!」って言われちゃいました
(^_^;)・・・違います(^^;)
フェリシアの治療してもらっている
上顎右側、第4前臼歯は歯根が3本
近心に口蓋側と頬側に2本
遠心に1本、合計3本
レントゲンの写真から
遠心根が深い所まで亀裂が入っていて
治療をしてもかぶっている歯肉から
感染がおきて、結局抜歯する事になりかねない
それでも残してもらうようにお願いしました
全ての歯根を抜髄をして残してもらう事になりました
この時!
歯の内側、歯頚部には歯石がべっとり、
歯頚部周辺歯肉は炎症をおこし、歯周病が進行していました!
毎日歯ブラシしていたので、表面は歯ブラシが効いているようでキレイでしたが
裏側はブラシがきちんとされていませんでした
毎日グリニーズを寝る前にあたえていましたが
まったく効果なし!
超音波スケーラーでキレイにとってもらいました
外側、頬側に剥がれるように割れた理由は
figure1
人間の歯、奥歯の咬合は上下で噛み合っていますが
力がかかっても上下の歯が受け止めます
figure2
犬の歯、特に大切な
上顎第4前臼歯と下顎第1後臼歯は
噛み合っているようで正面からの断面で見ると
まったく噛み合いません
figure3
犬の歯を横から見ると
上顎第4前臼歯と下顎第1後臼歯は
咬頭と列溝が噛み合いそうですが
噛み合っていません
figure4
その為、
硬いものを噛むと
上顎の第4前臼歯は頬側、
外側に強い力がかかり
下顎の第1後臼歯は舌側、
内側に強い力がかかります
故に折れてしまいます
骨、石、ひずめ、ヒマラヤチーズなどなど
硬いものを食べさせたり、オモチャにしたり
していると、歯牙の破折をおこしてしまいます
気をつけましょう
つづく