定年夫婦のイタリア・スイス旅日記

あこがれのローマ,ルネッサンス発祥の地フィレンツェ,そしてツェルマットへ

ヴェネツィア2日目

2012-06-02 01:24:23 | 日記
2012.6.1(金)

 疲れてぐっすり眠り,6時40分頃に起きる。ホテルの窓から見るヴェニスの海は少し霞んでいるようだ。今日も天気は上々のよう。イタリアに入ってから,雨らしい雨が降っていない。天気に恵まれて本当に旅日和だ。
 ゆっくりと朝食を取り,9時10頃にホテルを出てサン・マルコ広場に向かう。海岸には,もう観光客が大勢出ている。今日は,ドゥカーレ宮殿とサン・マルコ寺院のツアーに申し込んでいる。9時45分集合で日本人が3組6人の夫婦であった。
 日本人の若い女のガイドについてドゥカーレ宮殿に入る。ヴェネツィア総督府の政庁であった所である。さすがガイドさん,要所要所を的確に押さえて説明してくれる。政治の場であったということで,会議室,裁判所,そして牢獄まである。日本の少年使節団が謁見したという広間もあり,歴史のおもしろさを感じた。
 また,色々な美術品もあり,2階の大会議室の間には,世界最大の大きさという油絵も展示されており,その大きさに圧倒された。
 次は,いよいよサン・マルコ寺院への入場である。入り口に多くの人が並んでいるが,俺達は,その脇からスイスイと入く。予約しておいて,本当に良かったと思った。中に入ると,その荘厳さに圧倒された。五つの丸天井には,金箔を入れたガラス片で,旧約聖書と新約聖書を題材にしたモザイクが施されており,それが光輝いてキラキラしており,まさに,天国にいるような気持ちにさせられる。まさに,金の教会とでも言えるのではないか。更に,中央祭殿の奥には,金と各種の宝石で彩られた「パラ・ドーロ」と言われる宗教画を描いた板があり,これもキラキラと光り輝いていた。これほどまでに金を多く使った壮大な教会を造ることが出来た,ヴェネツィアの財力を考えると,本等にびっくりさせられる。これも,十字軍の影響が大なのであろう。
 その後,鐘楼に登る。フィレンツェの大聖堂と違って,エレベーターが設置されているので,楽に登れた。その上からの眺めは,フィレンツェの町のように,赤い瓦で街が埋め尽くされていた。歴史的景観を守るために,行政で家の高さや色などを規制しているのだろう。 朝食を取り,午後は,バポレットという海上バスに乗り,ヴェネツィアを一周する。その途中,バポレットがムラーノ島に寄ったので,俺達二人は下船する。ここは,ガラス職人により,ベェネツィア・ガラスが生産されたところで,小さいが素敵なベェネティアン・ビーズを並べている店が並んでいる。妻は,何軒も回ってようやく娘や母達への土産物を購入し一安心したようだ。
 ベェネツィアは,何処に行っても人,人,人。一大観光地である。この様に多くの人地が集まるのは,風光明媚な景色があるだけでなく,歴史と,物語が多くの人を引きつける魅力になっているのだろう。
 いよいよ明日は,ミラノに行く日だ。
 

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1 コメント

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ホテルの感想 (mihotours)
2012-06-02 07:21:50
ヴェネツィアの美しい風景、たくさんカメラに収めましたか?

ところで、ホテルの住み心地はいかがでしょう?
今回のツアーの中で、もっとも厳選に厳選を重ねて手配したホテルです。
ヴェネツィアのロマンチックなムードを存分に堪能できるホテルだと良いのですが…

そろそろ疲れもピークに達していると思うので、ホテルでの滞在も観光の一部と捉えて無理のない旅を続けてくださいね☆★


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