定年夫婦のイタリア・スイス旅日記

あこがれのローマ,ルネッサンス発祥の地フィレンツェ,そしてツェルマットへ

雑感4 カメラが取り持つコミュニケーション

2012-07-18 16:14:11 | 日記
 夫の趣味の一つに写真撮影がある。当然今回の旅行でも行く所、行く所写真を撮りまくっていた。夫の持っていたカメラは目立っていたらしく至る所でいろんな人々から声を掛けられた。
 サンピエトロ寺院への入場を待ち長蛇の列に並んでいた時、私たちの前にいた外国の青年が、じっと夫のカメラを見つめていた。ふと、夫と視線が合って気づいたら、その青年の持っていたカメラが夫のと同じ日本のメーカーのものだった。青年は夫のカメラを指さし「同じ」という意味のことを言い、親しげに微笑んだ。後で夫が言うには、「俺のより高いカメラだ。」とのこと。
 その後も夫が写真を撮っていると、いろんな所で声を掛けられた。フィレンツェのドゥ-モの展望台では日本人の女の子から
「写真を撮ってくださいませんか?」
ミケランジェロ広場では、ドイツ人の若いカップルから
「ピクチャー、プリーズ」
 ゴルナグラードの展望台ではフランス人の年配の男性から
「ピクチャー、オッケー?」そして、若いカップルからも・・・
 極めつけは、ツェルマットでお昼に入ったレストランでのこと、夫がテーブルの端っこにカメラを置いていたら、店主がカメラを取り上げテーブルの中央に置き直した。そして言うには、
「これは、いいカメラだから落としたら大変だ。大事にしないとだめだ。俺も同じメーカーのを持ってるけど、おまえの方が俺のより高いカメラだ。」
そして、自分が撮ったという写真の絵はがきをくれた。
 ちなみに店主のカメラは、ニコンD7000で、夫のはニコンD700だそうだ。
 

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