定年夫婦のイタリア・スイス旅日記

あこがれのローマ,ルネッサンス発祥の地フィレンツェ,そしてツェルマットへ

帰国

2012-06-09 02:56:50 | 日記
2012.6.7(木)

 ドバイからの飛行機の中で,2回食事が出る。2回ともご飯もので,久しぶりに米の飯を食べておいしかった。更に,少しではあるがそばも付いてきて,日本に帰国する帰国する人たちのことを考えているメニューだなと感心した。
 機中では,暗くして眠るようにしたが,なかなか熟睡はできない。成田に近づくと,懐かしい田園風景が見えてくる。イタリアやスイスでは,山と丘と畑であり,田んぼのある景色をしばらく見ていなかった。水が満々と張られた田,太陽の光にきらきらと輝いている田,日本人の心の故郷を表しているのだなと思う。
 日本時間の5時30分,ほぼ定刻通りに着陸。各種の手続きをし,スーツケースを宅急便で送るように手続きし,成田エクスプレスで東京に向かう。有楽町で娘と合流し,親子三人で食事を取りながら,ブログでは書ききれなかった旅の思い出話に花が咲いた。天ぷら,焼き魚,刺身,長芋の鉄板焼き等を食べ,久しぶりに飲む日本酒は胃袋だけでなく,心の奥底まで染み込んで行った。ローマ,フィレンツェ,ヴェネツィア,ミラノ,そしてツェルマットと,世界に名高いいろんな名所旧跡を訪ね,その土地のおいしいものを食べてきたが,やはり,日本の食べ物はしっくりし,日本の風景の原点である里山を見ることや日本人のいる所は,落ち着く。やはり旅することは,自分の居場所を再確認することにつながるようだ。
 娘のアパートの畳の上で,しばらくぶりにゆったりとした気持ちの中で,二人爆睡した。

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