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「みちびき地蔵堂」が無事再建されました!!

2012年10月26日 | 復旧・復興への取り組み
約1年前,このブログで気仙沼大島の「みちびき地蔵」にまつわる絵本を紹介しました(以前のブログはこちらをご覧ください)。

みちびき地蔵とは,気仙沼大島に実在した地蔵ですが,東日本大震災の大津波により流失してしまいました。

昔話では,翌日亡くなる人の魂が極楽浄土に導いてもらうため,みちびき地蔵に挨拶に来ると伝えられ,かつてテレビ番組の「まんが日本昔ばなし」でその昔話が放映されたことがあり,震災後,インターネットの動画投稿サイトを通して海外でも話題になりました。

気仙沼大島観光協会では,作家の福井光さんらの協力を得て「みちびき地蔵」の絵本を発行し,その売り上げを活用し,みちびき地蔵の再建を目指してきました。

絵本の販売は好調でしたが,被災した住宅の再建や補修など,地元の業者がたくさん仕事を抱えている状態で,気仙沼大島では地蔵堂の再建はなかなか進みませんでした。

ところが,地元の新聞社「三陸新報社」を通じて事情を知った京都府綾部市の「あやべ市民新聞社」が現地の観光協会や文化協会などに呼び掛けたことにより,現地で「みちびき地蔵堂再建支援実行委員会」が結成され,地蔵堂再建のために募金等の支援活動を行ってくださいました。

地蔵堂は現地で約1ヶ月かけて製作されましたが,10月9日に現地を出発する際には出発式が行われ,大勢の皆様に見送られて出発したとのことです。

地蔵堂は翌日の10月10日,気仙沼大島に無事到着しました。

そして,10月25日(木),気仙沼大島で「みちびき地蔵堂」の入魂式と落成式が開催されました。

これが新しい「みちびき地蔵堂」です。



3体のみちびき地蔵は,気仙沼大島出身の大学生・小野寺佑紀さんにより製作されたものです。



入魂式終了後,みちびき地蔵堂の近くに京都府綾部市の花である梅の記念植樹が行われました。



そのあと,田中浜にある体験四阿(たいけんあずまや)で落成式が行われました。



落成式では,みちびき地蔵堂再建に特に尽力された5人の方々へ,気仙沼大島観光協会から感謝状が贈呈されました。



また,綾部宗教懇話会から気仙沼大島観光協会へ補助金目録が贈呈されました。



みちびき地蔵は気仙沼大島の復興のシンボルのほか,新たな観光資源としての役割が期待されます。

みちびき地蔵堂の場所は以下の地図をご覧ください。



みちびき地蔵など,気仙沼大島の観光に関するお問い合わせは,先日このブログで紹介しました東北観光博気仙沼ゾーンの旅の駅・気仙沼大島観光協会へお願いします。

気仙沼大島観光協会
電話 0226-28-3000
HP http://www.oshima-kanko.jp/

(T.H)

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