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気仙沼大島の観光資源調査(その1)

2011年10月26日 | 復旧・復興への取り組み
先日、気仙沼湾に浮かぶ離島・大島へ行ってきました。
 
震災前に使われていた浮桟橋はまだこのような状況ですが・・・・・・・・


 
大島への定期船は順調に運航されており、この日乗った“海来”(みらい)は震災で受けた被害も直って運行されております。


※写真は帰りにすれ違った際に撮影したものです。

岸壁を離れると早速カモメが近付いてきました。これは震災前と変わりありません。



魚市場も再開されましたが、まだ岸壁には波が被っており、魚市場の完全復旧までには時間が掛かることをまざまざと感じさせられました。



帰りには高潮の時間が近いこともあり、行きの時以上に波が打ち寄せていました。



魚市場の前を過ぎると、私たちが震災発生まで業務を行っていた合同庁舎が見えてきました。



建物は残っておりますが、窓ガラスなどは割れたままで震災時のままであり、感じる秋風に空虚な時間の経過を感じました。

気仙沼港へ出て大島へと一路向かいますが、気になったのは気仙沼湾の広さです。

両脇を見ると以前は湾内を埋めていた養殖いかだがありません。



以前は気仙沼湾の狭さを感じながら、大島へ向かったものでした。

しかし、気仙沼湾に在るべきものを失わせた津波がもたらした現実は、気仙沼湾が気仙沼湾ではないようで、一抹の寂しさを感じずにいられませんでした。

気仙沼港を出航して20分ほど経過したころ、大島・浦の浜港が見えてきました。


 
私が大島を訪れるのは久しぶりです。

当時あった建物などは形こそ残っていましたが大きな被害を受けておりました。

盛土してある岸壁への接岸となりましたが、岸壁の背後にある駐車場には、船で本土側へと渡った方の車や自転車が多くおりました。

船こそが大島に至る大動脈であると、改めて感じるに十分な光景でした。

(T.O)

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