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ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■スカンジナビアンブルーのベットルーム~WEBオープンハウス~第136話

2009-04-26 22:27:41 | ■建築家の自邸・WEBオープンハウス
このコーナーではakatukiが自宅建設の為に日々奮闘する様子を記事にしております。
自宅建設と同時進行で書き綴っている為、初めて記事を読まれる方は第一話からご覧ください。
すこしづつ更新していきますので、お引き立ての程宜しくお願いいたします。

◆目次はこちらから

◆自邸のプラン図はこちらから

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北欧風の主寝室で、スカンジナビアンブルーの絨毯を敷いています。
天井はラワンの羽目板貼り。
勾配天井の広々とした寝室です。
本当はもっともっと天井が低くても良かったんですけど・・・
収納を沢山とりたかったので、天井の基点をわりと高めに設定しています。

写真の関係で絨毯の青い色が上手く伝えられませんが・・・
希望の北欧テイストの寝室にする事が出来ました(^ー^)

寝室収納


ウォークインクロゼットを作る余裕(面積・間取りの問題で)がなかったので、かなり工夫をして限られた空間を有効利用しています。
奥行きの深い収納は本来使いづらいのですが、前後で収納を別け用途別に収納場所を予め設定する事で使いやすい収納となりました。

網かごを前後で別け「夏物」と「冬物」と分別する事で用意に衣替えが出来るようにしています。
そして、扉を開けると自動で照明がつくオマケ付です。
コレは本当に便利です!

仮掛けフック


収納は特に嫁さんとイロイロアイデアを出し合っていろんな試みをしています。
その一つが、扉裏の仮掛けフック。
このように上下の服の組み合わせを予め検討しながら洋服を選ぶことが出来るし、コートなど雨で濡れた衣類を簡易的に乾かすのにも使えます。

長物掛け


上記のようなクローゼットが夫婦それぞれありまして。
それとは別にこの長物用のクローゼットがあります。
コート等の長物を掛けるのはもちろん。充電式の掃除機などの収納場所になっています。

主寝室扉


主寝室の扉と母の家の洗面所の扉はこのような扉としてます。
框組みの中に葛布を貼ってリゾートっぽい雰囲気を演出しています。

葛布くずふ)クロス


葛布とは植物である葛(くず)の繊維を織り込んだ布で、このように自然な味わいに。
既製品では表現できない、このルーズな感じがいいんです。
以前訪れた前川國男邸でもこのような扉があって、ちょっとそのアイデアを参考にさせて戴きました。

ルートロンスペーサー


コレは私の夢?だったルートロンアスカのスイッチ。
調光機能とリモコン機能のあるスペーサーという機種。
滑らかな調光コントロールで、他メーカーの調光機とは比べ物にならないぐらいグレードの高い演出が可能です。

ルートロンのON/OFFのスムーズな点灯が寝室にはマッチすると思っているんですよね。

eclopse


それと寝室には以前の家でも使っていたeclopseという照明を置いています。
コレはMOMAのパーマネントコレクションにも入っている一品。
IKEAで買ってきた調光スイッチを取り付け使う予定だったんですけど・・・

ルートロンの調光だけで充分であまり使っていません。
寝室でゆっくり何かをするという事がないのでしかたありませんね。




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5 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (woodstock)
2009-04-29 07:48:58
お洒落で落ち着いた雰囲気ですねー!深い青色の絨毯が本当に素敵です。寝室は裸足が多いと思うので絨毯はいいですよね。
akatuki邸のすごいところはデザイン性と使い勝手が高次元でバランスしているところだと思います。寝室の収納もよーく考えられていますもんね。
ルートロンのスペーサーはウチも寝室で使っています。スーッと照明が落ちる感じは何とも言えないですよねー。
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ルートロン (akatuki)
2009-04-29 22:43:34
>woodstockさん

ありがたいお言葉戴きまして嬉しいです。
普段は予算的なこともあり、あまり複雑な事をしない収納ですが、かなり作りこんでみました。
嫁さんの溢れるアイデアを取り入れながらいい収納になったと思います。
やはり家に住む人(特に女性)の意見があってこそいい家になるんですよね。
特異解ですけどね。

スペーサーいいですよね。
パツンとその日が終わるのは味気ないですもんね。
ゆっくりと夢の世界にとろけさせてくれる魔法だと思っています。
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葛布のドア (motoko)
2019-09-30 18:01:51
初めまして。
千葉県在住の者です。
以前「渡辺篤史の建もの探訪」で御自邸を拝見いたしました。

ただ今、我が家も設計事務所によって新居を建設中で、11月末ごろ完成予定です。
中高年夫婦と未婚の子供一人の平屋で、漆喰・障子・襖・木製ブラインドなどの内装です。
建築士から「布張りのドアがあってもいいのでは?」と提案されました。

私は、あの葛布を思い出しました。
前川國男邸へも行きました。
葛布で検索しましたところ、織り工房の「施工上の疑問」という欄に
「襖のように袋貼りにする」とありました。

前川國男邸の大扉は、あるブログでは「軽くするために中は空洞」とあり、まさに襖なのですね?
建築士は「遮音のことを考えると板に貼りたいが」と言います。

こちらの葛布のドアも、やはり「襖のように袋貼り」ですか?
葛布は高価ですし、建具屋も経験は少ないと思います。
大変恐縮ですが、施工時に注意することや、ご苦労されたことがありましたら、お教えいただきたく存じます。

御HPの「問い合わせフォーム」から伺おうと思ったのですが、
建築予算を入力しないと進めず、こちらから伺った次第です。
不躾とは存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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葛布クロス (akatuki)
2019-10-01 22:25:48
>motokoさん

建もの探訪見ていただいたんですね。
ありがとうございます。
我が家の新築時にはサンゲツから葛布クロスというのが売っていてそれを使ったんです。
今は廃盤になってしまってなくなってしまっています。(似たのはあるかも)

ですから、正確な答えにならないかもしれませんが、我が家の場合は合板の上に貼っています。
(縁があるので袋張りにはしていません)
まずは建築士さんにサンプルを取ってもらって裏打ちが必要かなどを相談してみてください。

素敵な扉ができるといいですね。
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Unknown (motoko)
2019-10-02 02:21:07
どうもありがとうございました!
建築士と相談いたします。
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