Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

虎屋文庫の和菓子展

2010年08月18日 00時01分32秒 | 美術画廊・ギャラリー

第73回夏の特別企画『和菓子の歴史』展 →サイト
虎屋文庫 ※9月20日(月)まで 入場無料

講演会もあるんだけどねぇ。抽選で外れてしまった
それは仕方ない。
展示だけでも見に行こうと猛暑の中、赤坂をテクテク登る。

規模は小さいけれど、丁寧な研究と解説でわかりやすい。
また、受付でもらえる小冊子も有り難い存在。

縄文クッキー、奈良時代のチーズ「蘇」、平安時代の唐菓子。
安土・桃山時代の南蛮菓子、茶の湯初期の菓子、江戸時代の御用菓子。

既に見た展示もあったけど、茶道文化検定を直前に控えたワタシには頭が整理できる。

再現された模型の菓子もリアルで面白いけど、各所にあるVTRもいい。
以前訪れた時、「甘葛ができるまで」(3分間)を見てたけど、面白かった。

今回は唐菓子を作る再現VTRと南蛮菓子「ひりょうす」の作る再現VTR。
へぇ~。こういう感じなんだなぁ。
視覚に訴えられると、親近感がぐぐーーーっと来るなぁ。
(ちなみに出典はNHK。たぶん監修とかで協力したのだろう)

再現菓子では何と言っても、茶の湯菓子がよかった。
「ふのやき」の再現。
公式テキストでも文章で「鍋で薄く焼き、片面に味噌を塗り、巻いた菓子」と説明されている。
なんとなく想像はできるけど、やはり“百聞は一見に如かず”
(味は現代の「ふのやき」を食べたことがあるから、大丈夫

別室のビデオ上映もよかった。
今回は奇数日と偶数日で上映される内容が変わる。
ワタシが訪れたのは16日だから、「今も昔もスローフード 和菓子 素材がいのち展」。
2005年5月の特別展の内容だ。→こちら
上映時間が約20分と少々長く、全部観られず残念

観たのは素材や道具のところ。
感心したのは原料のところ。
「もち米からは○○粉と△△粉ができ、その粉を使って作れる菓子は☆☆」

道明寺粉って、もち米だったんだぁ。覚えられないんだよネと苦笑して、ハッ
そっか。
粉から原料を覚えようとするから、覚えにくいんだ
公式テキストは加工された粉が羅列してあって、その下に□□からできるって書き方。
だからピンと来なかったんだね。

実は初めて虎屋文庫の展覧会が「和菓子 素材がいのち」展、観にきた。
そして、小冊子ももらった。
でも、ちゃんと読まなかった。(ついでにビデオ上映も見なかった)

帰宅して、本棚から当時の小冊子を取り出す。(一応、行ったものは全部とってある)
コレ。使える~
公式テキストとは違う切り口で理解しやすそう。
もちろん、今回の小冊子もね。

ちゃんと読んで、和菓子分野を強化しなくっちゃ
ワタシの場合、もとは和菓子がまるで食べられなかった。
茶道を習うために食べるようなったくらいなので、フツーのヒトに比べれば不利。
食べた種類が断然少ないと思うし、機械的に食べてる時もあるので味覚の記憶に残りづらい

灰形も同じだけど、苦手だったり不得手な分野が多すぎて
人一倍努力しないと人並みのレベルには到達しないんだよねぇ

【参考】
 前回の訪問記 2008年5月 「源氏物語と和菓子」展 →こちら
★夏バテでポイントが下降気味なので、こちらもヨロシクシマス。
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