Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

高台寺

2011年02月04日 00時01分45秒 | 茶室
高台寺を訪れるのは、たぶん4回目。→今回の案内ココは他の季節でも“特別公開”しているので、来る度に茶室は見ている。
(過去3回のうち、2回は冬とは春先で1回は秋だった)

写真集でも見た傘亭、ずっと「かさてい」だと思っていたけど、
今回blogを書くために資料を読んだら「からかさてい」が正しかったのねぇ

門を入って、わりとすぐのところ。
なぜか、蹲踞を見るとうれしくなってしまう。

気がつかなかったけど、この奥(左側)に鬼瓦席があったようだ。(←配置図から想像)

これもわりと手前 の方で見かけた修復中の建物。
茶室みたいだったし、写真には写ってないけど大きな円窓が印象に残ったので、後から確認したら、
どうやら「遺芳庵」のようだ。

へぇ~。吉野太夫好みの席だって~。
手持ちの本によると、一畳台目の逆勝手向切。

寛政年間以来、たびたびの火災で焼けてしまった建物も多い中、よく残った方丈?

たぶん、書院だと思うけど、室内では秀吉愛用の杖やスリッパ?が特別公開されていた。
徳川家康、秀忠からの安堵状みたいなもの?もアリ。(祐筆が書いて、花押だけその方たちの)

開山堂から臥龍廊、霊屋。(いつ来ても心が落ち着く眺め)


そして、斜面を上がったところに茶室が2つ。傘亭と時雨亭。


まずは傘亭(からかさてい)から。
 

 
伏見城内にあって、土間のとことは船を乗り付けられた、とか。
そのせいか、利休好みとはいうものの「茶室」って感じがしない。

八畳間の真ん中に土間があって、その脇が上段で、脇の水屋は長炉とくどがある、単純な配置。
たしかに、お茶は出されたかもしれないけれど、寄付っぽいというか、休息処のような。

ただ、屋根を裏側から見上げると圧巻。
 


やはり、ここは時雨亭に続く序章のような存在なのだろうなぁ。
土間廊下をつたっていくのもいいネ。(って、見学者はそこへは立ち入れませんが)

2階へ上がる趣向がいい。
 
(1階は水屋だそうで、暗くて撮影してもよく写らなかった)
2階の室内がよくわからないので残念。せめて概観だけでも~と思って、少し離れてみる。


北政所は時雨亭の2階から焼け落ちる大坂城を眺めたというエピソードを思いながら、見上げた。
(以前、大河ドラマ「利家とまつ」にもココのシーンがあったような)

竹林の中を降りる。数年前、夜訪れた時にみたライトアップ、とても幻想的でステキだったっけ。


呈茶処もあり。

なんと、台天目でいただけるらしい。

(思うところあって、ここはパス)

園徳院へと下る石段がなぁんか、ヨカッタ。


ちなみに園徳院の方は“茶の湯”の感じがしなかったので、今回パス。(既に2階訪れていたしね)
高台寺の拝観に掌美術館の入館券もついていたので、そちらだけ見る。

豪華な天目台だ出ていた。
それと、霊屋の本尊が“特別公開”されていたので、こちらも鑑賞。
小さい。

4回めにして「じっくり味わったなぁ」って思えた。

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