『等伯 〈上〉』 | |
安部龍太郎 | |
日本経済新聞出版社 2012年刊 |
『等伯 〈下〉』 | |
安部龍太郎 | |
日本経済新聞出版社 2012年刊 |
直近の直木賞受賞作品。
日経新聞で連載していたのは知っていたけど、
多忙につき、読みに行けず。
単行本になったら読もうと思っていたけど、
すっかり忘れていた。
トーハクにて、等伯没後四百年の回顧展を見たのは三年前。→こちら
日曜美術館で生涯はなんとなく把握していたけど、
改めて小説で読むと迫力があった。
あの回顧展に出品されていた作品がいっぱい登場して、
今さらながら、「ちゃんと見ておけばよかった」と後悔。
同じ2008年に楽美術館で大徳寺の三玄院にあった襖絵も見た。→こちら
スーっと流すように見ただけど、
あれが描かれた状況って~!
もちろん、フィクションもあるけど。
金毛閣の天井の龍だけはハッキリ覚えている。
猿も好きだ。
松林図も好きだ。
利休さんの肖像画を描いた背景?も衝撃的。
あの穏やかながら引き締まった表情の裏には、、、
改めて、手持ちの肖像画をまじまじ見直した。
苦難につぐ苦難で、時に読むのがつらくなったけど、
大作だと思う。
等伯ブームが起こって、いろいろ見られるとよいな。
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