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10月7日 おかめ寿司 「読めない看板だが、人気の寿司店」

2010年10月11日 | 錦糸町 寿司
10月7日 おかめ寿司 その3
墨田区太平3‐10‐3
3622‐2490

ランチ寿司1.5  950円

「読めない看板だが、人気の寿司店」

昨日の寿司屋が実践できてない部分を、
見事にやってのけている店に、今日は来た。

1時を過ぎた少々遅めの時間だが、
相変わらず繁盛している。

先客が帰ったばかりの、突き当たりのカウンターに案内された。

初めて、大将の前に座る。

高い年齢層のリーマンと、
年配OLの2~4人組がテーブルもカウンターも埋めている。

ランチタイムは標題のもののみで、
参考までに短冊には、特上寿司・ちらし各2100円、
ちらし・寿司ともに上1600円・並1200円、
鉄火丼1250円、鉄火巻1050円。

お女将さんはすぐに
湯呑みにたっぷり注がれた熱いお茶を用意してくれて、
大将のお手前を拝見する。

これまでは、息子さんらしい板さんの、
パパパンという手拍子に似た癖に
気をとられてあまり大将の仕事は目に入らなかった。

大将は専ら、巻き物と軍艦、アジだけを握っている。

ネタケースを見るとこちら側から、
イカの頭・アジ・タコ・ウニ・イクラが並んでいる。

板さんの前のあたりには、赤身のサクが見える。

ネタケースの位置の関係で分担しているようだ。

自分の前に来た数組の分がまだ出ていないようで、
凄いスピードで大将は切り盛りする。

圧巻なのは軍艦を握る時に、
まな板にシャリを握って置きそれに海苔の帯を巻いていく。

そうしてスプーンでイクラを、
菜箸でウニをのせている。

もう一つ、アジを握る時にネタケースから出して
皮を剥いた時に、アジの身がところどころ蒼白く光っている。

少し不思議な、光景。

これらのローテーションの動きを、
待っている客に声をかけながら正確にこなしている。

熱い粉茶をすすりながら、
待つことが何の苦もなくその様子を楽しめた。

シャリの甘い香りも立ち込め、
まるで前菜がわりのショーみたいだ。

お女将さんがお茶をついでくれた頃に暖簾が下げられ、
それまで2人分ずつを握ってきた大将が、
自分だけのを握ってくれている。

そうして用意されたのが、写メのお寿司。

上から玉子、赤身2貫・中トロ、イカ・ウニ・イクラ・甘海老、
ガリ・鉄火巻、アジ・タコ・ホタテ。

どれから賞味しようか、悩ましいところだ。

しばらく目で楽しんで、まずはアジ。

大将が握ったもので、おろし生姜がのっている。

口にすると、脂がのっていて旨い。
嫌な臭みも生姜で消されていた。

タコは、煮切りがぬってある。

さりげなく仕事が施され、サクりとしたいい食感がする。

甘海老は、ワサビが絶妙で
海老の甘さをうまく引き出している。

赤身は、口ざわりがなめらか。

細工をしないシンプルなにぎり方が、かえっていい。

中トロもしつこくない脂が口に広がり、旨い。

大将が巻いた鉄火は、6個。

巻いてある赤身は存在を感じさせる厚み。
大将は丁寧に包丁を入れていた。

いっしょに巻いたのは割いたキュウリでなく、
緑色の分葱の葉。

ひかえめな風味で、
マグロの赤身と合っていて美味い。

イカもありのまま感を出しているが、
ちゃんとした下処理が施してある。

ホタテもプリプリで甘く、
いい感じにワサビが俊ちゃん、
いやマッチしている。

イクラは、実は前半の客には
スライスしたキュウリとともに軍艦にのせていたが、
大将は待たせてしまっていると見た客から
キュウリをのせずにたっぷりのせている。

自然な塩味が効いていて、美味い。

ウニには、軍艦の隅にワサビが少しだけ添えてある。

ウニの甘味と旨味が引き出してある。

この加減も、タマランチ会長。

最後の玉子も、
端の部分が握ってあり甘くて美味かった。

お椀には、家庭的な味噌汁。

こまかく刻んだきぬごし豆腐の具に、
三つ葉が多めに振ってある。

ガリは黄色く、これも美味。

一貫一貫を賞味するごとにしっかり味わいたいために
その都度ガリを楽しんだ。

シメの粉茶は、やはりお女将さんが
急須からなみなみとついでくれた。

欲を言えばコハダ・アナゴも食べたいところだが、
この金額でここまで楽しめるので満足なのは言うまでもない。


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