スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

スリルと「おち」が最高!の何度読んでもおもしろい本

2006-02-18 | smile bookshelf

自分で本屋に行って買う本って
結構似た傾向のものだったりしますよね。
図書館に行っても出会えなかったり、
書評にも紹介されないものにだっていい本は
たくさんあるように思います。

私の場合、雑誌などの投稿で取り上げてもらった謝礼にと
送られたものや懸賞であたったものなんかもちょこちょこあって
この「おおかみのるーぷ」もそのうちの一冊です。

にーちゃんが小さいときに我が家に来てから
みんなで繰り返し繰り返し読んで、
今ではボロボロに近い状態です。
Kids君はこの本を
ねーちゃんに読んでもらうのが良いようです。
私が読んでも途中でぷいっとどっかいっちゃうんで。

さてさて内容の方ですが、
とてもシンプルでラフな線が
ページをめくるたびにおおかみの顔を作っていきます。
この、少しずつ少しずつが
スリル感を強めていくのが子どもには楽しい!
それからおおかみが言っているような
語り口調の文章もいい。
そして、エプロンをつけてからの
おおかみらしい唸り声!

クライマックスの「おおかみの食べるもの」は
内緒にしておくとして。。。
最後に「いただきまーす!」とお行儀良く食べる姿も
またおもしろいです。

今のKids君は絵本を音で楽しむ時期。
オノマトペが大好きです。
どっかーん!ごろごろごろー、
ずでで~ん、うおーーーっ!
絵本でしか楽しめないオノマトペもたくさんあります。
小さいうちはそうやっていろんな音に耳を傾け
それを自分で声に出すことから「ことば」を身につけていくのでしょうね。
ラストの「おち」がわかるのにはもう少し時間が要りますが。

私は届いてすぐに、お気に入りの本になったので
大人になってからも別な視点で楽しめる絵本としておすすめです。

ちなみに「るーぷ」ってフランス語で<loup>「おおかみ」のこと。
実はフランス旅行の時に本屋でこのフランス語版を発見!
しかしながら、「リサガス」の方を何冊も購入予定だったので
「これ以上買うのは、重すぎー。」で後ろ髪を引かれながらも
買わずに帰国となりました。

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   おおかみのるーぷ
    
     さく / おりびえ・どぅずー
     やく / おのえ しげひさ
   (プロトギャラクシー)      



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