スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

長編は耳読で

2021-09-27 | smile diary
2回目のワクチン接種を終え、
翌日に例に漏れず副反応に襲われた日のこと(昨日)。

事前に心積りをしていた私は、
体の倦怠感を感じてからすぐに
布団の上に体を横たえた。

そして、
スマホにイヤフォンをつなげて、
Audibleで聴き始めていた
「ザリガニの鳴くところ」
(ディーリア・オーエンズ作/友廣純 訳)
を2倍速で聴き始めた。

アメリカでの評判も良く、
今年度の本屋大賞を受賞していた作品だ。

500ページ以上の長編だけど
読むのに時間を掛けたくない、
それがAudible版購入のきっかけだ。

ひと月程前に読み(聴き)始めた時は、
そのストーリーの重さに
正直少しの間距離を置きたくなった。

そしていつものように、
あれこれ言い訳を重ねるうち
続きを聴く機会を逃すことになった。

暗く重たい話が、
副反応に悪影響を及ぼすかも...
という不安は横に置いておき、

またとない(訳でもないけど)
長めのくつろぎ時間を、
長編小説読破に費やすことにした。

話のあらすじは他者に譲るとして、
読後感の良さについては特筆したい。

副反応で体が熱く重く感じる中、
途中寝入るかもと思っていたら
意外に物語の展開は程良いテンポで
飽きることなく聴き続けられた。

話の舞台である沼地や
数々の自然物の描写は細やか且つ鮮やか。

そこに擬音はないのに
リアルに音の存在が感じられる

主人公の少女が成長する姿を、
きっと裏切られると知りつつも
読者達は皆応援するのだろう。

結末をどう感じるかは色々。

壮絶な人生にも闇と光があり
その光の中に人々は
何かしら幸福のようなものを感じ
生きていく意味を知るのだ。

どんな物語にも
それは共通するものなのかも知れない。


トータル17時間弱の朗読を
半分の速さで「耳読」できた。

2倍速に慣れると、
普通のスピードがゆっくり過ぎて
せっかちになってしまうのが欠点。

ページをめくる読書も良いけど、
長編を一気に読みたい時には
ながら「耳読」がオススメだ。

そして、2倍速でギュッと
内容も時間も濃縮して聴くのも
意外に乙なものだと付け加えたい。

ワクチンの副反応も
ようやく一段落してきた。

明日はもう少しスッキリとした
体の回復を感じたい。

では、おやすみなさい。


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