スマイル日和+

子育ては「自分育て」。smile流「自分育て」の日々をつづります。

「Wonder ワンダー」 のメッセージ

2018-07-06 | smile diary
世界中で翻訳され、
最近日本で映画も上映され始めた、

『Wonder』(ワンダー)。

生まれつき普通の人とは違う外見のオギーが、
小学校5年生になって
始めて学校に通い始める。

家族や知人の思い、
見た目を気にし続けなければいけなかった
彼自身の心が、
友だちとの交流を通して変わっていく。


この本は3年ほど前に日本で発行されてからも、
かなりの頻度で書評に紹介されていた。

人と違うところを
いじめや差別の理由にするのは
いつの時代でもあることだけど、

それを乗り越える希望と勇気を
この作品は伝えてくれている。

主人公はオギーだけでなく、
彼の周辺を取り巻く子ども達一人一人も
各章で「主人公」として登場している。

その意味は。。。

子ども達はすべて
それぞれの違いを持って生まれ、

それぞれに素敵な存在=Wonder(奇跡)なのだということを
作者が伝えたかったからだろう。


学校に行かずに、
自らの学びを自ら探り続ける我が息子も、

この本のファンの一人だ。


母の読み聞かせをきっかけに
自分からこの本を読み始めては1週間で読了し、

続編の『もうひとつのWONDER』も
1週間もせずに読み切った。

今はまた少しの間、
学校と距離をとっている彼だが、
彼も友達に救われた経験がある。

彼自身、
どこまで気付いているかわからないけれど、
人が変わるのは
やはり人との関わりなのだと思う。

自分を認め、
受け入れてくれる人との関わり。。。


一人一人の違いを
すべての人々が受け入れ認め合うこと、

人を変えようとするのではなく、
自分の見方を変えることで、
世界を変えることができるのではないだろうか。

世界の人々がみんな、
それぞれがワンダーであることを認め
受け入れて行けばより良い世界になる!

そんな理想を貫く勇気を
この本は教えてくれている。


実は、映画は見たけれど、
私自身はまだ続編を読破していない。

返却期限が来てしまい、
私が読む前に返すことになってしまったからだ。

次に順番が回ってくるまでには
少し時間がかかりそうだ。

それまでに、
ワンダーの原書版を読破しよう。

思った以上にわかりやすい英語で
中学生でも読める感じだ。

まだ映画を見ていない人には、
映画を見る前に読むのを勧めたいところだけど、

400ページ近い本を読む時間がない人には、
まずは、映画を観てもらいたいと思う。

きっと何かが心の中に残るはず。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。