高齢者ドライバーの母

母は昭和６年12月生まれ　間もなく８５歳　
秋風が吹き始めたころ
自動車免許の更新を済ませたばかりです。

巷では連日
高齢者ドライバーのニュースが報道されています。

あまりに続くので気になって母に電話し
最近　高齢者の事故ばかり続くね　どうなのおかぁちゃんは？
『あの人たちオートマ車だから！』

マニュアル車だったら起こらなかったケースあるかもしれません。

そうでした　
母はずっとマニュアル車に乗り続けているのでした。
最近はマニュアル車が少なく、買い替えもままならないようです。

そして彼女は
この更新を最後に　返納するつもりだというのです。

自分で大丈夫だと思っていても、
衰えていることは確かだし
人様に心配かけるから
不便になるけど仕方ない！

相変わらず 潔い人 です。

私の中では　５０年近く前の母が　いつも受話器の向こうにいます。
こんなに年を重ねても　弟も私も未だに　おかぁちゃんと呼びます。

だから今も　野菜やおかずが届きます。

故郷の新聞で包まれたジャガイモや人参玉ねぎ
母が塩付けした鱒　小分けされた鱈子　
そして故郷のでんぷん（片栗粉）　
ジャガイモの芽を抑える林檎たくさん
一つ一つがありがたいです。

潔い母に感謝

そして、先日旅立った吉祥寺の大恩ある母にも　
心からありがとう