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愛染隼人の女の詩集 季節外れの海

2024-07-03 22:30:00 | 日記
思うように いかなくて
泣いてばかりいる
悲しくなると
海が見たくなる 悪い癖が
私の心を抱いて
淋しく孤独に させるから
あゝ季節外れの海…

風に揺れて 動いてた 黒い雪雲が
灯台岬
涙で濡らして 時に吠えて
手招き呼んでいるから
波間に降る雪 露なみだ
あゝ季節外れの海…

悲しくなると
海が見たくなる 悪い癖が
私の心を抱いて
淋しく孤独に させるから
あゝ季節外れの海…

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愛染隼人の女の詩集 夢一秒

2024-07-03 22:29:00 | 日記

ほんの少しで いいから

夢が見たいと ねだった

我侭な女と 思われる

それでも夢が 欲しいの

ごめんなさいね

こんな女だけれど

愛して お願い 夢一秒・・


躊躇いなんて ないけど

胸を開いて 夢見た

恋する人生は なみだ花

苦労ばかりの

ぶらさがりの思いで

幸せ 欲しいの 夢一秒・・


幸せなんて はかなく

女を泣かす それだけ

短いいのちだと 陰で泣く

わかってみても

生きてることの辛さ

明日に 咲きたい 夢一秒・・

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愛染隼人の女の詩集 湖畔の宿

2024-07-03 06:30:00 | 日記

森に囲まれて 風になびいて

避暑地の恋の

思いに揺れていた

水鏡 夕涼み 薄化粧

あなたはもういないけど

思いで訪ね 湖畔の宿 あゝ


鳥の囀りが 胸を揺すって

森のすきま風 

あなたの声がする

風鈴に 赤蜻蛉 夏が終わる

一人でいる情けなさ

宿の浴衣着 湖畔の宿 あゝ


夕陽が燃えては 赤く落ちてく

湖面に映る

女の泣き顔が

風の音 鈴虫が もう秋か

ポツンと灯りが見える

思いでの宿 湖畔の宿 あゝ

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