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愛染隼人の女の詩集 溜息ついて

2025-06-13 22:13:38 | 日記

    溜息ついて


あんなに綺麗に 咲いた花が

明日に霞んで 息を切らして

朝露に濡れて 枯れている 

恋に息ついて 

どうしたらいいかわからない

あゝ溜息ついて…


めぐる人生に おんなが悩み

どうして私 こんなに不幸

呆れるほどの 生きる道(みち)

女切なさが

息を殺しても無駄なこと

あゝ溜息ついて…


花湯を見廻す 北の夜景が

女が迷う 息尽くところ

あなたと見たい この景色

我侭だけれど

未練に泣いても諦めない

あゝ溜息ついて…





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愛染隼人の女の詩集 東京砂漠

2025-06-12 21:56:07 | 日記

    東京砂漠

 

指の隙間から さらりと落ちる

砂は苦い 味がする

月に照らされて

風に煽られ 行くあてがない

流れる川もない

切ない恋い 東京砂漠 あゝ…

 

ときの空間に 恋が止まって

身動き出来ず さまよえど

胸に一秒 

息を吸い込む 余裕さえない

恋を引き離した

星の砂風 東京砂漠 あゝ…

 

指の隙間から さらりと落ちる

砂は苦い 味がする

月に照らされて

風に煽られ 行くあてがない

流れる川もない

切ない恋い 東京砂漠 あゝ…

 

季節に歪んで なみだ流して

月に拝んだ 恋影(こいかげ)も

砂に埋もれて

風に消されて 姿跡形がない

とても哀しすぎる

恋の終わり 東京砂漠…




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愛染隼人の女の詩集 ある雨の降る冬

2025-06-12 21:31:08 | 日記

  ある雨の降る冬

 

いつもこうして 傘を持って

雨の降る日は 駅まで迎えに

行っていた 驚いた様子で

腕にすがりながら

帰っていったね

そんな仕草が嬉しくって

ある雨の降る冬 あゝ…

 

いつも並んで歩く 夜の道で

長話を 川のほとりで

していたね 寒さも忘れて

あの頃若かった

今はもう他人

今も未練の花が咲いて

ある雨の降る冬 あゝ…

 

今は寂しさ1人 あなた思い

街の隅で 暮らしてるけど

哀しくて 夜枕濡らして

月に嘆いている

未練なばかりに

人生がとても哀しくて

ある雨の降る冬 あゝ…



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愛染隼人の女の詩集 水色のワルツ

2025-06-12 21:24:50 | 日記

   水色のワルツ

 

あんなに尽くして 惚れ抜いて

夢を飾っていた

私の恋が 逃げたの何故

恋は苦い 涙の結晶(かたまり)

今日から一人身の私

恋は水色 水色のワルツ…

 

小指と小指を 契っては

恋を囁いてた

あなたの声が 耳に焼き付き

瞼の裏で 息つく下僕(しもべ)

まとわりついて遊んでいる

恋は水色 水色のワルツ…

 

小夢と小夢を 繋いでは

胸に抱かれていた

季節に落ちて 泣き叫んでも

今も変わらぬ 別れた人よ

甘い蜜が忘れられない

恋は水色 水色のワルツ…






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愛染隼人の女の詩集 ラストシーン

2025-06-12 13:27:19 | 日記

    ラストシーン


この恋に終わりが 来るなんて

思ってもみなかった

せめて今夜だけ そう今夜だけ

いつものように

好いたふりして踊ってね

夜はまだこれから…


カクテル光線に 2人酔い

蝋燭が燃えている

テーブルの煙草 短い侭で

見つめる瞳

この夜に溶けそうなの

別れ惜しいあなた…


チークを躍る胸 明日はない

なみだ流れる私

こんなにも好きで 哀しいなんて

やきもきがする

もうすぐ他人の2人

恋は切なく甘いもの…


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