未練爪弾く 女の薄化粧 切ないわ
涙を堪えて 握るその手が
汗ばんで これで終わりと
冷たい世間の 風が吹く
夜の空港ロビー
あゝ釧路・溜息の女…
夢を奪って 青い滑走路 飛んでゆく
白いジェットに 思いのなみだ
影揺れて 東京(みやこ)向かいの
空を旅する 北の果て
夜の空に吠える声
あゝ釧路・溜息の女…
本当の意味の 誰もが願った 幸せを
こんな形で 終えるなんて
悲劇しか 言えないから
でも恋なんて もいらない
密かに未練を寄せる
あゝ釧路・溜息の女…
恋が薄れて たとえ影になろうと
いつかはきっと 恋の花が咲く
そう信じて わたしは生きてきた
それが何よ 別れたいなんて
いまさら 連れない素振りして
あゝ恋して ドゥビドゥバ・・
この恋燃えて たとえ灰になろうと
耐えてゆくこと 覚悟していた
女のこころ 遊びじゃないのよ
苛めないで わかってください
燃えてる いのちを消さないで
今も夢なのよ
あゝ恋して ドゥビドゥバ・・