愛猫ダイオ物語

愛猫ダイオの猫生を綴った『ダイオ編』は終了し、現在は『ニャキエ編』を更新しています。

授乳に奮闘する。

2013-01-22 13:23:32 | 日記
翌日から、夫と二人がかりでミルクを飲ませるための奮闘が始まった。
まず、ミルクを適温38度くらいのお湯で溶かす。
カフェでもらってきた猫用ミルクは粉製で、なかなか溶けてくれなかったが、哺乳瓶を振ってなんとか溶かした。
次に夫が子猫を持って指で頭を固定し、口を正面に向けさせる。
そして私が哺乳瓶を持ち、乳首を子猫の口に差し込むようにすると、子猫たちは吸い付き、ミルクを飲んでくれたのだった。
ミルクを飲ませるのと同時に、排泄の世話をしなければならない。
ティッシュの先で子猫の性器をチョンチョンと刺激する。するとオシッコが流れ出た。
オシッコが済んでからミルクのほうが気持ちがいいだろうということになり、3匹順繰りにオシッコをさせ、ミルクを飲ませた。
これを2時間おきにやる。
母猫が子猫の体を舐めるように、蒸しタオルで全身を拭いてやった。子猫のうちから清潔にしておくと、将来、綺麗好きな猫になる、と、ネットに書いてあったので、何度もまんべんなく拭いた。口の周りにだけミルクが髭のように固まってしまい、蒸しタオルで拭いてもなかなか取れなかった。私はそれをミルク髭と呼んだ。
「猫というよりはネズミのようだ」
手のひらに載ってしまう、目の明いていない子猫たちをお世話しながら、夫が言った。