goo blog サービス終了のお知らせ 

ノアの足跡

西湘南どうぶつ愛護会が発行しておりました会報誌の活動報告をご紹介します。あわせて近況もUP予定です。

レスキューって?

2004-12-10 21:09:45 | Weblog
ボランティアやレスキューなんて言葉が身近にある生活の中で
今日はいろいろと、考えてしまいました。
ご承知の通り、私達の愛護会は、ほんのちいさな集まりです。
それでも、どんな子でも出逢ってしまえば、幸せになって欲しいと
出来る限り(それ以上の時もありますが)の努力を重ねてきたつもりです。
障害を持つ両親に育てられた私は、レスキューもボランティアも
同じ意味合いのことだと認識しています。
「平等を贈りつづけること」それは人であっても動物であっても・・
悲しいことに今回ばかりは、失望する方との出会いでした。
ある単体種レスキューに劣悪な環境の子を保護して欲しいと
要請したのは11月末のことでした。
単体種レスキュー、それぞれの犬種に精通したエキスパート達で
固められている単体種レスキューと言うのは、とても良い活動だと
感じていました。「判りました。お迎えにいきます」と
そう告げられてから3週間。先方は腰をあげてはくれませんでした。
レスキューを名乗るNPOです。
腹立たしい自分の気持ちを抑えつつも、こちらの団体に
お願いすることによって、他の命が当会で1頭多く救えると
望みをかけての要請でした。
しかし、責任感と言うものは相手に望んでみても無駄なこと
だったようです。それぞれが、それぞれの事情で動ける事だけをと
言うスタンスですが、(それは当会も一緒)請け負ったものが
命であるのであれば、こういった対応は、やめて欲しいと
先方に伝えました。今、救いを求めているのは「犬」なのですから。
悲しいことに、ひとつの団体との連携がここで信頼関係を築けなかったために
消えました。小さな団体でも大きな団体でも、連携が出来れば
今まで以上に命を繋げられると信じています。
と同時に、馬鹿みたいに正直に当会のスタッフは動き回ってくれています。
NPOと言う立場の団体が、こういったスタンスでレスキューを
続けていくことは、悲しいことに私達のような小さな団体にとっては
時に障害となるのです。
あらためて、命への取り組みへの意識を認識し
当会は、確実に地道にそして迅速に活動を続けて行きたいと
考えさせられる出来事でした。