国立劇場に行って参りましたー。どちらも初めて拝見するお芝居。
「坂崎出羽守」
全然知らなかったのですが、実在の武将なのですね、この方。
松緑さんて、どうしてこんなに不器用で報われなくてどこか歪なお役が似合うんでしょう?! 姫に気に入られようと頑張っては空回る出羽守をハラハラと見守りつつ、でも彼を嫌がる梅枝千姫の気持も良く分かるのですよね。だって、出羽守と結婚しても、幸せになれそうにないんだもん。
でもあんなに荒れても家臣達には慕われてたし、人望はあったのよねー。歌昇源六郎や橘太郎惣兵衛という良い部下もいたのに。
梅玉家康、左團次金地院は、さすがに海千山千の食えない感じが良かったです。あんな人達に出羽守が太刀打ちできるわけないですわ。亀蔵忠刻も、女性からは好かれ同性からはイラっとされるような爽やかイケメンがはまっていました。
「沓掛時次郎」
最近梅玉さんが好きで、特に新歌舞伎でもっと拝見したいなーと思っていたのですが、時次郎格好良いですねー。あの只者ではない感というか、この人がいれば大丈夫という安心感がすごいです。かといって大仰ではなくサラッとしてるのが素敵。三蔵松緑さんは普通に格好良いし家族思いだし、殺されてしまうの辛いなあ。あと左近君が大きくなっていてびっくりしました。お正月公演ではもっと子役子役してたように思うのですけど。顔が小さくてスラっとしているのはお父さん譲りかな。
山本有三生誕百三十年
山本有三=作
二世尾上松緑=演出
坂崎出羽守(さかざきでわのかみ) 四幕
中嶋正留=美術
第一幕 茶臼山家康本陣
第二幕 宮の渡し船中
第三幕(一) 駿府城内茶座敷
(二) 同 表座敷の一室
第四幕 牛込坂崎江戸邸内成正の居間
長谷川伸=作
大和田文雄=演出
沓掛時次郎(くつかけときじろう) 三幕
釘町久磨次=装置
序幕(一) 博徒六ッ田三蔵の家の中
(二) 三蔵の家の外
(三) 再び家の中
(四) 再び家の外
(五) 三たび家の中
二幕目 中仙道熊谷宿裏通り
大詰(一) 熊谷宿安泊り
(二) 喧嘩場より遠からぬ路傍
(三) 元の安泊り
(四) 宿外れの路傍
「坂崎出羽守」
全然知らなかったのですが、実在の武将なのですね、この方。
松緑さんて、どうしてこんなに不器用で報われなくてどこか歪なお役が似合うんでしょう?! 姫に気に入られようと頑張っては空回る出羽守をハラハラと見守りつつ、でも彼を嫌がる梅枝千姫の気持も良く分かるのですよね。だって、出羽守と結婚しても、幸せになれそうにないんだもん。
でもあんなに荒れても家臣達には慕われてたし、人望はあったのよねー。歌昇源六郎や橘太郎惣兵衛という良い部下もいたのに。
梅玉家康、左團次金地院は、さすがに海千山千の食えない感じが良かったです。あんな人達に出羽守が太刀打ちできるわけないですわ。亀蔵忠刻も、女性からは好かれ同性からはイラっとされるような爽やかイケメンがはまっていました。
「沓掛時次郎」
最近梅玉さんが好きで、特に新歌舞伎でもっと拝見したいなーと思っていたのですが、時次郎格好良いですねー。あの只者ではない感というか、この人がいれば大丈夫という安心感がすごいです。かといって大仰ではなくサラッとしてるのが素敵。三蔵松緑さんは普通に格好良いし家族思いだし、殺されてしまうの辛いなあ。あと左近君が大きくなっていてびっくりしました。お正月公演ではもっと子役子役してたように思うのですけど。顔が小さくてスラっとしているのはお父さん譲りかな。
山本有三生誕百三十年
山本有三=作
二世尾上松緑=演出
坂崎出羽守(さかざきでわのかみ) 四幕
中嶋正留=美術
第一幕 茶臼山家康本陣
第二幕 宮の渡し船中
第三幕(一) 駿府城内茶座敷
(二) 同 表座敷の一室
第四幕 牛込坂崎江戸邸内成正の居間
長谷川伸=作
大和田文雄=演出
沓掛時次郎(くつかけときじろう) 三幕
釘町久磨次=装置
序幕(一) 博徒六ッ田三蔵の家の中
(二) 三蔵の家の外
(三) 再び家の中
(四) 再び家の外
(五) 三たび家の中
二幕目 中仙道熊谷宿裏通り
大詰(一) 熊谷宿安泊り
(二) 喧嘩場より遠からぬ路傍
(三) 元の安泊り
(四) 宿外れの路傍