僕と空と真っ赤なウソとホント

幅広い志向と視線でクラクラするほど遠くまで見渡す事を試みる美しき日々

とんぼ(長渕 剛)

2006-01-27 23:10:33 | ハードボイルド


我が輩は誰?

どーも。それは僕です。



人生において大切なことって何?

「何?」じゃねぇよ。
そんなの分かるわけがない。

質にも量にも個人差がある。



誰かにとっては一つかもしれないし、
またある人にとっては無数にある。



ただ、ひとつ。僕から言えることがあります。


自分の人生にとって
「大切なこと」が見つかろうと見つからなかろうと
「大切なこと」を必死で見つけようとすることは
人生においてとっても身になることだ。

と、いうこと。


そして、最終的に人生の善し悪しを決めるのは

「風味」

これだね。



見なれないモノが突如眼前に降って湧くと
それは違和感として僕らは認識する。

それは
全日のリングに立った日の武藤敬二然り、
笑顔を見せる栗山千明然り。



清原和博がオリックスのユニフォームに袖を通した。

ある人には違和感として映るかもしれない。
しかし、僕には一切違和感ではない。

86年 西武ライオンズに、すったもんだを経て入団
96年 子供の頃から夢だったジャイアンツのユニフォームを手にする。

そして、2006年、
彼はオリックスバファローズに入団することになる。

当然、ジャイアンツファンならずとも、
彼の新しいユニフォーム姿に慣れていないので妙な感覚を
その視覚は与えられる。



でもね、
僕ら清原ファンはその姿に何の違和感も感じないの。


「なぜ?」って?
清原和博は野球人であり、その野球を通して
僕たち男の子に「漢」としての生き方を見せてくれているから。

清原和博の生き方は決して華麗ではなく、繊細ではない。
しかし、野球に対しては真剣で実直で正直である。
泥臭く力強く、チームのため、野球界のためにプレーする。

「自分から野球をとったら何も残らない」

清原はそれを知っている。
だから、スラッガーとして入団し、
当初から目覚ましい活躍をしていたにも拘らず、
ホームランを狙わず、チームのためにチームの一員として
勝利のためにプレーする。

肉体改造・強化に惜しみない努力を注ぎ
チームのために、過去の栄光を捨て、記録への挑戦を捨てる。

記録に残らずとも、チームの栄光のために心血を注ぐ。


そんな彼の姿は、僕ら野球ファンの記憶に永遠にとどまるのだ。

彼が残すであろう、最も輝かしい記録は
「ファンの記憶に残る選手である」ということ。

「清原風味の泥臭さ」
野球人としての自分を保つためにかなぐり捨てた数々のプライド。





僕は今、戦えていますか?






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