証拠は残さないタイプでした。
どーも、僕です。
友人の結婚式に出席しました。
それまでの僕は
「結婚式なんて、公衆の面前でオナニーをするようなものだ。
ほとんど猥褻物陳列罪で、軽犯罪法違反が適用されてやむなし」
そう思っていた。
違った。違ったよ。
僕、間違ってた。
ごめんね。
結婚式があんなに感動するものだなんて、知らなかった。
なんか知らないけど、
僕の頬を伝う涙が熱くて辛くて爆発するぜ。
思い出も、
「俺は証拠は残さないタイプだ」
なんて言わずにゴンゴン残すべきだと思った。
そこに至るまでの二人の足跡として
二人が育んできて、これからも育っていく
二人の道程の中継地点、ステップの途中段階は
残しておくべきだと思った。
思い出の途中で二人はとってもいい顔をしてるわけ。
そんないい顔した瞬間なんて、
気づく間もなく過ぎて行っちゃうでしょ?
ただね、イケメンと美人の結婚式だったのさ。
そりゃ、写真も映像も栄えますよ。
たとえば僕が結婚するとして、僕の顔を映して、
そのスクリーンは耐えられるのか・・・モニターは耐えられるのか・・・
その前にプロジェクターが壊れやしないかい?
映像を編集する人は途中、食あたり以上の不快感を味わうだろう。
「映像の編集ですが、今回はご遠慮いただけませんか」
なんて、こんな風に申し訳なさもなくお願いされて
僕のほうが、イヤな気持ちにしてスイマセン、とか言うんだ。
こう考えると、やっぱり自分で不快な気分になりそうで
いろんな証拠って残しづらい。
凹むなぁ~、結婚式って。
約束します。
僕(の顔写真)を残して、僕は死ねません。