僕と空と真っ赤なウソとホント

幅広い志向と視線でクラクラするほど遠くまで見渡す事を試みる美しき日々

startin'over(John Lenon)

2004-10-28 16:06:13 | 小説

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つれづれなるままに日ぐらし すずりにむかひて
心に移りゆく よしなしごとを そこはかとなく書きつくれば
あやしうこそ もの狂ほしけれ

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┌□□もくじ□□───────────────────――――――――─
│  序文
│1)はじめの言葉
│2)今日の徒然
│3)おわりの言葉
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<はじめに>
兼好法師の『徒然草』の序文。
これから上に向かって進んでいくこの日記は
まさに この序文に集約されているんではないかと思います。

雑多に、本当に雑多に、
でも一歩突っ込んで 少し踏み込んで
書き綴っていくつもりです。

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僕は基本的に神や仏の類を信奉していない。
神や仏に祈った事はあるが、通じた事はない。
恨んだ事はあっても、感謝した事はない。

生まれた家は仏教 育った地域は同一の氏子 通った学校はプロテスタント系・・・
僕はこれまで神や仏の近くで生活してきている。にも関わらず信じるには至らない。

グローバルスタンダードに照らし合わせたら 
これは「悪魔崇拝」に近い。いや、「悪魔崇拝」だ。
でも、日本にはこんな人間がいっぱいいて、何の違和感もない。
むしろ信仰のある人のほうが違和感を感じられたりする。

まぁ、んなこたぁ どーだっていい。

先日、日本全土を震撼させた新潟県中越地震。
外出先から帰宅の路を車で走行中、土砂崩れに巻きこまれた親子3人。
残念ながらお母さんと長女(3)は死亡が確認されたが、
長男(2)は地震から4日目、無事に救出された。

レスキュー隊の呼びかけに言葉ではなく「あーーー」という声で答え、
土砂に埋まった車の外へ助け出されると、抱きかかえるレスキュー隊の肩を
その小さな手はしっかりと掴んでいた。
自分自身の生命を、未来をその手にしっかり握り締めていた。


生還


泣いた 
僕は泣きましたよ。
喜びはもちろん、安堵、賞賛、悔恨、悲哀・・・
色んな感情が僕の中に渦巻いていたのは確かです。
でも、その中でも一番大きかったのは「感謝」だった。
神や仏さえも信じれるモノなんじゃないかとさえ思った。


何も考えることができないといった様子のお父さん
他人目も憚らずに泣き崩れるおじいちゃん

お涙頂戴の戦略見え見えのマスコミ各社の映像編集も
今回ばかりは許してあげようと思った。
奇跡が起こったからね。
この奇跡が起こらなかったら、ブチギレてしまってたかもね。
でも、奇跡が起こったからね。奇跡は起こったからね。

生きててよかったね。
ホントによかったね。


小さなその手に戻った光溢れる未来を
お母さんのためにも お姉ちゃんのためにも
それより何より自分のために
抱えきれないくらい大きな物にしていってください。

どうぞ強い大人になってください。


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今回犠牲になった人の数はまだ増え続けている。

これからは迅速な対応と的確な支援で
被害を最小限にとどめてもらいたい。

早く何とかしたれよ、政治家の御仁方。
お前らの政治家としてのアピールはどうだっていいんだよ。
真紀子、お前は地元だろ。
紙会社という名のポケットからロンダリングマネーを出せよ。

でも貴方方が作った今回のレスキュー特別部隊は
とても評価されるものになりましたね。
それだけはよかったね。

レスキュー隊の人も会見で涙を浮かべてました。
彼らには「ありがとうございます」と言いたい。

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