シリーズこんなことが その二

さて。
そんなこんなの相変わらずどたばたあごクロ家ですが。
あれは引っ越して１週間たつかたたないくらいのことだったか。
一人で引越し荷物を相変わらず片付けていた昼下がり、
ちょっと買い物にでようとガレージから車を出し、そこで、
初めて行くスーパーマーケットの場所をGPSに入れていた方向音痴のわたくす。
すると、すーっと家の前に、芝刈り機を積んだトラックが止まって。
中から太ったおっさんがおりてきましたのね。
なんだろう、うちに用？って思ってたら、そのままなんとおじさん、
うちの庭にずんずん入っていこうとして。
で、私があわてて「ちょっとー！」と声をかけようと、車から降りるのと同時に、
おじさん、くるっと回れ右して、私のほうへ。
おたがいって顔をして、顔を合わせたおっさんとわたくす。

おじさん「銀行から頼まれて庭の手入れにきたよ」
わたくす「え？何で銀行？」
おじさん「この家、差し押さえになってるから。ま、俺はここに来るの初めてなんだけどね」
わたくす「えー？？だって、私たち夫婦で、ここの家を借りて、ついこの間引っ越してきたばかり。で、今住んでますよ？」
おじさん「えーっ？？」

で、おっさんはその場で会社に問い合わせの電話。
でっかい声でやりとりしていたけど、結局、人がちゃんと住んでるなら撤収って言われたとのこと。
おじさん「どうなんだか。行き違いかもね」
わたくす「そうですよね。差し押さえなんて聞いてませんし、事実、きちんとした大手の不動産業者通して借りてますし」
おじさん「きっと、手続き違いだね。」
そのまま、立ち話に。
おじさん「へー、オハイオから来たのー。この辺は気に入ったかい？冬は雪は多いけど、でも川を隔ててこっち側は、俺の会社のある向こう側よりもずっと雪は少ないよ」
わたくし「今、初夏っていう季節を味わえて、うれしいです。だってオハイオは、夏と冬しかなかったもんで」
おじさん「（たいこ腹をなでながら）だね！ここは、少なくとも春夏秋冬あるよ」

そして、にこやかに帰っていったが・・・
これは単なる序章にすぎなかったのですな！！

こんなことがシリーズ、続きが続きますぞ！

あごもクロも人が来るたびに、なれない家の中、あたふた隠れて大変なのです。苦労をかけてますのお（ほとんど慣れたけど）。