ちょっとつい、色々なモノがあって書いてしまった。
とは言え、かなりドラグナー冒頭。
※画像はイメージです、本編とは著しく異なる場合があります
「月華戦機テライト」
第一話草案シナリオ
第一話「初めましてパイロット」
ナレーション
古くは国際連合と呼ばれた組織は、地球上での平和条約の締結を経て”全て”の国家が加盟する事になった。それは名称を「地球連合」と変えてから、その頃、既に早20年が経過していた。西暦は名称を変更、地球連合の樹立と共に「地球歴」と呼ばれる様に成っていたが、地球歴21年が始まろうとしている頃、しかし。月の鉱山採掘企業「ライエル」は、突如「エルゾディア」と名乗り、地球からの独立を宣言する。地球連合の否定に対してエルゾディアは宣戦布告、彼らは武力による独立戦争を開始した。そこに投入された新兵器「マシンプレート」により、地球連合は劣勢を強いられる事になっていた。
戦闘、宇宙戦闘機がしかし、マシンプレートの急減速と瞬発的な攻撃方向の変更に対応できない。ミサイルは、何故か当たらない。宇宙空間での圧倒的な戦闘力を見せるマシンプレートに、地球軍は後退していく。
とある平和的なコロニーに、主人公らが降りたつ。
「卒業旅行で来るような場所じゃねーだろ」
「しょーがねーよ、地球に行く様な金もねーもん。安全な場所ってこの辺位だって言うし」
「ああいう中立って、本当に中立なのかね、あいつらそう言うの守るの?」
「まあまあ、見ろよ。少なくとも平和だよ、ここは」
「飯は美味いって言うけどな」
「それだけあれば、なんも要らんだろ」
「もうちょっと無いの?なんか遊ぶ場所とか」
とか言いつつ、宿の手配をしている。その横を軍事車両?が走っていく。気づく主人公。
「・・あれ?ここって駐留軍居るの?」
「え、マジ?」
走っていく車の中で、テライト開発主任の男性が、資料を見つつ携帯電話で呟いている。
「パイロットの手配はまだなのか?作戦開始に間に合わんぞ、それでも数ヵ月は戦えなければならん、バレるとしても、ある程度の訓練は必要だ…ああ解ってる、ともかく急いでくれ、せめてコロニーの外でやりたいんだ」
電話を切りつつ、ため息。
「マシンプレートか…過酷さが生み出した脅威、というべきかな。先駆とは言うが」
車は、兵士が護る一角に入って行く、一般商業施設的に偽装された環境。
宇宙を航行中のパトロール艇。不審な貨物船?がレーダーに。接近して確認しようとする、が。内部で「気づかれた、作戦開始だ」と言う話になり、突然か貨物室が開いて、中からマシンプレートが姿を現す。驚いていると、銃口を彼らに向けて。
主人公ら、道を歩きながら談笑。
「一応、チキンパイってのが名物らしいぜ?」
「それよりもっとこう、派手に遊ぶ場所はねーのかよ」
「バトルプラットフォームくらい有っても良いんだがなぁ」
「時期かねぇ、それともこの辺にゃ、若い奴は居ないの?」
とか言ってると、不意に後ろからぼかーん、とか言う音。驚いて振り返ると、コロニー上空の外壁が爆発しており、その中から人型の巨大兵器が現れ、見ていると主人公らの方に降下してくる。コロニー内に響き渡る警報、エルゾディアの機動兵器が侵入してきた、住民は速やかに近くのシェルターへ!主人公らも焦る。
「お、おいヤバイぜ・・・」
「何処?何処だよシェルターって?!」
「あ…あ、ヤバイ?」
良くも悪くも、主人公らの目の前に”それ”は降下してくる。慌てて逃げ出し、建物の物陰に隠れる。メタルプレートは周囲を見回しつつ、軍関係施設を探す。AIが分析、商業施設の一角に不審な軍用車両。パイロットは笑みを浮かべて、その辺に銃撃。
「無差別かよ?!」
「いや違う、何かを探してんだ…まさか、ここに軍事基地でもあるっていうのか?」
「あ・・・さっきの?」
「どうでもいい、逃げよう!!」
3人は建物の陰で逃げようとするが、その前方でゲートが開き、戦車的な軍事車両が出現、マシンプレートに攻撃。
「マジか!?」
「うっそだろ?!!」
激しい銃撃戦が始まり、戦車が爆発、艤装されていた軍事ゲートも破壊される。戦車を破壊した後、敵マシンプレートはターゲットを変更し、場所を移動していく。
「今のうちに・・・」
「良し、行くぞ!」
「何処へ?!」
主人公が走り出し、半壊した軍事ゲートに入って行く。人々の倒れてる姿を目にはするが、ともかく安全確保の為に中へ。瓦礫の先に地下道を発見。
外では激しい戦闘が続く。次々破壊されていく戦闘車両。敵のマシンプレートの前には全く相手に成らない。
「軍が常駐しているという事は、情報は正しかったという事か。見つけられれば手柄だな」
笑みを浮かべつつ、戦車を破壊するマシンプレート。
戦闘の振動で揺れる格納庫の中で、焦る開発主任。電話、「済まない、パイロットらが消息不明だ・・・、戦闘に巻き込まれた可能性がある」「だれでも良い!今ここには自分しかいないんだ、せめて3人は寄こせ!」「何とか手配する、ともかく戦闘中だ、もうしばらく待ってくれ」電話が切れる。
「くそ・・・!ん?」
眼下の通路に、人影が現れる。きょろきょろと不信そうな主人公ら。
「このコロニー、こんな施設が有ったのか・・・」
「面倒だな、もしかして、か」
「え、あ、おいあれ・・・?」
巨大なキャリアーが複数あり、腕の様な構造が見えている。
「まさか、これマシンプレート?!」
「え?何味方のか?!」
「待て待て待て、ヤバイぞ、ヤバイ展開だこれは・・・!」
そんな風に狼狽えてる主人公らを上の階層で確認すると、開発主人は喜んで声を掛ける。
「おお!パイロットか?」
「は?いや、俺達は・・」
「どうでもいい!早く乗れ!このままでは、敵に破壊される!!」
開発主任らしい男性が、主人公らに呼び掛ける。戸惑う主人公達。
「乗れ?!これにか?!」
「無茶言うなよおっさん!これ、その辺のゴーカートじゃねーんだろ?!」
「誰がおっさんだ!! …ともかく心配いらん、お前ら車くらいは乗れるのだろう?動かすだけなら儂だって出来る。お前らはただ、座って儂の言うとおりに動かせば良い!」
「いや、しかし・・・」
「良いから乗れ!時間が無い!!上がってこい!」
ともかくそんな感じで、開発主任かのおっさんの元に上がっていく主人公ら。彼からカードキーを渡されつつ、彼等は指示されたテライト各機に乗り込む事になる。指示される通りにスイッチを入れると、コンソールが起動、AIが喋り出す。
〈始めましてパイロット、私はテライトパイロットサポートシステムAI、ティレス。許可証をどうぞ?〉
「・・・あ、これ?」
ティレスが顔写真とIDを認識。
〈パイロット登録を完了しました。今後は特に変更がない限りは、この機体は”貴方”の専用機と成ります。お名前は?〉
「あー・・・、ケン・アスカ。だよ」
〈了解しましたケン・アスカ。これからよろしく〉
「(ちょっと困りながら)まあ、うん、まあ…よろしく?」
各パイロットの登録画面が続く。
そんなこんなで各機は動き始め、開発主任が指示、その示すルートへ向けて進ませる。
『ゲートを開けたらすぐにマーカーに示された宇宙港へ向かえ!戦闘は極力避けろよ?』
「何だよ戦闘って!?」
「俺たち、どうなっちゃったの・・・?」
「いや待て待て、これはマシンプレートだ、連合にはまだ無かった…なんだ、これ?」
しかし、ともかく指示された場所へ歩きつつも、ゲートが開き始める、が。
そこを敵が見つけて、直ぐに襲来してくる。彼らはスティックを動かして、逃げ惑う。
「て、ってえてて、てきー?!!」
『迎撃しろ!』
「どうやってだよ!?」
『ティレスに聞け!何とかなる!!』
「・・・で、出来る?ティレス・・・」
〈了解しました、戦闘モード起動します、攻撃対象を指定してください〉
主人公のテライト、その前に、敵が降りてくる。叫ぶ主人公。
「目の前の奴だ、ぶん殴れ!」
「ラジャー」
突然、走り出したテライトは、両腕のパワーショットを装填、敵の銃撃を交わして指示通り、敵のボティ付近をパンチでぶん殴る。敵の前面装甲がそれでひしゃげて、そのまま後ろに倒れ込んでいく。
「す、すげぇえ!?」
通信が途絶えた僚機の方を見る、別のマシンプレートのパイロット。
「マシンプレート!? ライルを倒したのか!? ・・・有っただと・・・」
敵の方を向くテライト。中で焦る主人公。
「あ、あの武器、無いの?」
〈現状では、武装は両腕のパワーショットだけです〉
「・・・や、ヤバいんじゃないの?これ・・・」
コクピット内で焦る主人公、以下次回。
テーマ
「主人公らを助ける」否定肯定
主人公らは、何故か。
「戦争の始まり」肯定否定