今回の記事は、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」記事について少し考えたことがテーマです。
赤旗日刊紙の4月13日付(土)の2面に、立教大学名誉教授(社会福祉学)の浅井春夫氏のインタビューが載りました。
インタビューのテーマは、日本版DBSに関連して子どもを性加害からどう守るかという問題です。
(画像上下とも「しんぶん赤旗」4月13日付2面から)
見づらい画像で大変申し訳ありません。(汗)
浅井氏と言えば教育の専門家として「包括的性教育」の推進の先頭に立ち、幾度となくその重要性を「しんぶん赤旗」紙上で訴えてきた人物です。
この記事でも「日本版DBSを導入するなら、包括的性教育を並行して導入すべし」という「まあ浅井先生ならそういう主張に落とし込むでしょうね」というインタビューを展開していました。
しかし一通り記事に目を通してみて、「これどうなんだろうね」と違和感を覚える箇所がありました。
記事の下から2段目で展開されているやりとりですが、浅井氏が「例えば、痴漢について…」と切り出したくだりですね。
浅井氏は「はてなタッチ」という概念を持ち出して、「子どもが自分の体を守るため」を大義名分として包括的性教育の重要性を強調しています。
いやあ、そのタッチは痴漢かどうかの判断を子ども一人に委ねさせるのって、はっきり言ってきつくないっすか?
それならタッチしてきた場合は、子どもにはむしろ全部痴漢扱いしてもらうのがスッキリしませんかね?
日本共産党支持者である私自身は、包括的性教育に賛同する立場を持っています。
ただ上記の点では、浅井氏の訴えに首をひねらざるを得ません。
今回、記事中に赤旗紙面の見づらい画像(汗)を載せたのは、幅広い層の女性(何しろ性犯罪者の98%は男性で、圧倒的多数の被害が女性なので…)にこの記事を読んでもらい、問題点を指摘してほしいと思い立ったからです。
私が気づかなかった個所で、問題点を挙げる女性もいることも十分考えられます。
浅井氏のインタビューで挙げられた意見は、私なりに共産党へ伝えていくつもりです。
女性や子どもを性加害から守る社会をつくるために、何とぞ多くの女性にこの記事を読んでほしいと願います。
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