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「しんぶん赤旗」浅井春夫氏インタビューの問題点を掘り下げてみた

2024-04-18 01:34:21 | ジェンダー

 きのう(4月17日付)の記事の続編です。

 子どもを性加害からどう守るか、てテーマで立教大学名誉教授であり、包括的性教育推進の先頭を走る浅井春夫氏が日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応えました。

 もう一度、記事の見づらい画像(汗)を表示しましょう。

(画像はいずれも「しんぶん赤旗」4月13日付2面から)

 きのうの記事では下から2段目の「自分の体を守る行動を学ぶことは、包括的性教育の役目の一つ」と書かれている点に私は違和感を覚えたと書きました。

 一晩明け、もう1回記事を読み直すと「これ、もっと問題あるんじゃね??」と感じるポイントを見つけました。

 それは記事の最終盤にある「(日本版…筆者注)DBSを導入するのであれば、包括的性教育を並行して導入する必要があります」との部分です。

 当初はここ読んで「包括的教育推進派筆頭の浅井先生なら、そういう結論に持っていきたいでしょうね」くらいの認識でした。

 しかしこの発言は、もっと深刻にとらえた方が良いかな…と認識を改めています。

 つまり「浅井先生、あなたまさか『国が包括的性教育を推進しないなら、日本版DBSの導入に待ったをかけるべきだ』とおっしゃりたいわけではないですよね?」。

 こんな疑念が頭をもたげてきた次第です。

 いや、浅井先生の主張には一定の説得力があります。

 DBSと同時に包括的性教育を公教育必修にしたイギリスの例を紹介していますし。

 しかし私は、国が包括的性教育を最初から導入しようとしまいと、日本版DBSは必ず実施する。

 それを大前提とした議論をすべきではないかと考えています。

 そう私が考えるのは、前段がありまして。

 日付を失念してしまいましたが(後で調べて追加します)、3月の終わりか4月初めの「しんぶん赤旗」だったかなあ。

 浅井先生のインタビューを載せた同じ2面で、日本版DBSの解説記事を読みました。

 浅井インタビューと同じく、島田勇登記者の署名記事でした。

 その記事では、DBSについて「プライバシーの観点から懸念がある」という趣旨の記述があったのです。

 つまり日本共産党は赤旗記事を通じて、DBSの導入には「慎重になった方がええちゅうか、まだまだ議論が必要ちゃうかなあ…|д゚)チラツ」という姿勢を見せたといえます。

 私は日本版DBSに関しては「導入に議論が必要という段階ではない。導入が大前提で、それを踏まえた議論が国会で必要だ」と考えています。

 まさかとは思いますが浅井先生の主張は、そうした「子どもを性加害から守るために、一刻も早く日本版DBSを始めよう」という議論から一歩も二歩も後退したものではないか。

 それを「しんぶん赤旗」に載せることで、共産党の国会論戦に負の影響が出はしまいか。

 そうした危惧を抱いておるところです。

 前回と併せて、私のブログ記事は多くの女性の方に読んでほしいと思います。

 読まれた女性の方々から、日本共産党への忌憚(きたん)のないご意見を発信されることを期待しています。

 何とぞ、よろしくお願いします。

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