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横綱・貴乃花が現役引退した後。
●1990年代に起きた若貴フィーバーが終わる。
●モンゴル出身力士の台頭と、日本人力士の成績悪化。
●相撲界に発生した様々なトラブル
等により、大相撲の人気が無くなり、観客の入場者も激減してしまう。
その後(特に2010年以降)に成功した、相撲人気の回復策。
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これらの情報は、過去の大相撲中継や、年末の特番『大相撲この1年』などで紹介されました。
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【具体例A】ファンのニーズを探る
これからは若いファンのニーズを大事にしよう__と言う事で、相撲業界が行った対策。その1つが、相撲ファンとの懇親会。
具体例は、相撲雑誌の編集者が相撲ファンを招待し、飲み会を行った。その飲み会を通じて若い相撲ファンから、
「相撲人気を上げる為には、○○をやったら良いんじゃないかな?……と、友達の相撲ファンと話し合ってるんですよ」
等の話をして貰う。
そうして相撲ファンから教えて貰った話を、相撲雑誌の編集部や相撲協会と共有し、現場の対策に導入していった。
☀こんな事をやった☀
◎女性ファンが楽しめるサービス。
記念撮影出来る場所を作った。
浴衣を着て相撲を観戦出来るサービス。
◎相撲を知らないお子さん向けのサービス。
お子さんが楽しめる出店のジャンルを増やした。
→→女優で相撲大好きの紺野美紗子さんも、
「これ、本当に楽しそう」
と、大相撲中継のゲスト席から絶賛。
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【具体例B】
「外国人出身の若手力士は、日本の相撲の歴史や文化を教わった事がない。
それを知らない為に、知らず知らずのうちに、様々なトラブルを起こしてしまう事が多い」
それに気が付いた貴乃花親方(当時)が行った対策は、
「日本の相撲の歴史や文化を、マンガand英語の冊子にして、
外国出身の若手力士に勉強して貰おう」
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【具体例C】
大相撲の力士には、地方出身者も多い。そこで、「力士と、ふるさとの縁」を大事にした活動を行った。
◎国技館限定のお土産を、地方でも期間限定で販売。
◎力士の四股名を名前にしたお土産を販売。
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【具体例D】
中でも大きな効果があったのは、相撲大好きの女性芸能人が増えた事。
特に市川紗椰さん、紺野美沙子さん、山根千佳さんの場合。
テレビ・ラジオ・書籍・雑誌等での相撲特集に限らず、相撲とは全然関係ないバラエティ番組のフリートーク等でも、
「相撲ファンでも知らない、よりマニアックな相撲の話」
をされている事から、〈相撲の事を知らなかった人達〉が興味を持ってくれる様になった。
【参考】
好角家の市川紗椰と考える相撲をさらに面白くする「4つの提案」
https://www.news-postseven.com/archives/20210314_1641619.html?DETAIL
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