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■起業家育成塾プロの仕事術

専門家の見方と仕方と姿勢を学ぶ

ソプラノヴォーカリスト   西 みほ さん

2011-10-01 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2011年9月20日 
●場所 カフェ Vsenses
●西 みほ 公式ホームページは こちら 

●インタビュアー  起業家育成塾 三潴 克彦 (みつま かつひこ)
    

Pro_img1_2 西 みほ(ソプラノヴォーカリスト)

大分県 竹田市出身。 武蔵野音楽大学声楽科卒
同大学院修了。 第30回西日本出身新人演奏会
オーディションに合格。同演奏会に出演。
NHK 名古屋放送局制作「さらさらサラダ」に生出演。
三重テレビ「おしえて三重奏」「ワクドキ!元気」に
生出演。中京テレビ「クスクス」出演等メディアでも
活躍している。

1999年より大聖堂の挙式にてソプラノソロを
レギュラーで務める。光信捷彦、デジーレ・リゲティ、
故イエノ・シポス、湯山昭の各氏に師事。各種
コンサート、ディナーショー等にソリストとして
多数出演。
クラシック、ミュージカル、ジャズスタンダード、
ポピュラーまで幅広いレパートリーを持ち
おしゃべりを交えたステージと透明な声は多く
のファンを魅了している。共演アーティストは多数
だが、雪村いづみ、桑名正博氏らと共演。
またジャズでは、ギタリスト岡安芳明、ピアニスト
吉岡秀晃、北島直樹、サックス植松孝夫
トランペット村田浩氏らと共演等、ライヴ活動中。

日本のナンバーも交えた構成でジャンルを
問わず独自の歌の世界を展開している。
現在、西みほ主宰ミュージックスクール
「ハウスムジーク」にてヴォイストレーニング、
ヴォーカル、声楽のレスナーとしても活動。
愛知芸術文化協会(ANET)会員。

    

   
今回のインタビューは、名古屋を中心に活躍されている
ソプラノヴォーカリストの西みほ様です。
  

◆インタビューご参加ありがとうございます。
 現在のお仕事について教えてください。 
   

歌手活動とミュージックスクールの主催をしています。
歌手としてはクラシックコンサート、ディナーショー、
企業様のアトラクションライブ、ジャズライブですね。
最近、クラシックと企業様のライブが多いんです。
   

◆企業ですか、内容は?
  

そうですね、セミナーやイベント、新年の賀詞交換会などです。
あと学会のパーティーとか。会合や食事の後のティータイム
に歌います。
   
  
◆お仕事は事務所から?
  
事務所経由もありますが、たまたまコンサートに見えられた
社長様からのご依頼も多いんです。一度お聞き頂いた方
からのご紹介はとても嬉しい。
ホームページからのお申込みも増えました。

ジャズライブはお店が企画してくれますが、他のマネジメント
は全部自分でやっています。企画も営業も全てなので大変、
歌に集中したいので、マネジャーがほしいです。募集中。
   
  
◆ジャズ、ポピュラー、ミュージカルとレパートリーが広い
 ですが、クラシックご出身では?

    
はい、武蔵野音大の声楽科と大学院を出ました。
ピアノは4才から始めていて、音楽は大好きでした。
大学時代は歌を2時間、ピアノを2時間の毎日でした。
裕福ではなかったのでアルバイトもやりました。
芸術の世界は財力がないと生活が大変なんです。
  
  
◆名古屋に来られたきっかけは?
    
幸運なことに東京ですぐにデビューできて、有名な作曲家
の先生との出逢いやNHKの歌のお姉さんのお誘いなども
あったんですが、デビュー数ヶ月後に結婚。
主人の仕事の関係で平成元年に名古屋に来ました。

平成4年に離婚、その年のNHK名古屋主催のコンサート
オーディション声楽部門で最優秀賞を受賞して、歌で勝負
をかける気持ちになりました。子供も二人いて、生活も
ありますし。


◆どのような音楽を目指されているのですか?
  
クラシックコンサートでもトークを入れて、やわらかい
感じにしたい。また、ジャズとクラシックだとお客様が
はっきりと分かれちゃうんですが、そんな決められた型を
破りアンニュイにしたい。
自由な中で、時間と空間をお客様と共有して楽しい
ひとときをつくりたいんです。
   
場所もハコ(会場)の中だけではなく、ストリートであっても
いいし、山の中のコンサートもいい。
2年前に長野県駒ヶ根市のウィスキー倉庫でコンサート
を行ったんですが、自然の中で歌えて感動しました。
私は自然が大好きで、そこから何か力を貰えるんです。
もっともっと自然の中で歌いたいですね。
  
 


◆夢は?

歌い続けること!
音楽教室で人を育成したい。ワクにはまらない、
新しい音楽の世界をつくり、そのコンセプトを生徒さんが
継承していってほしい。歌は楽しく、自由で、誰でも、
いつでもできるもの。私の身体が朽ち果てても、思いを
残したい。
  
  
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言
  
あきらめないで!
私は負けそうになった時、自分の秘めたパワーを
信じています。
   
  
◆ありがとうございました。心に響きました。

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2011年12月8日 宗次ホール ディナータイム名曲コンサート
ファーストアルバム テンダリー
  
   

主な経歴
1985年 「童謡の日」記念コンサートでデビュー。(ボニージャックスらと共演)
作曲家湯山昭氏率いる「コーラス愛」のソリストを務める。
1992年 名古屋市民会館、NHK名古屋主催「第14回新進演奏家紹介
コンサートオーディション声楽部門にて最優秀賞受賞。同演奏会に出演。
1993年 「シューベルトの午後」開催。
1995年 「古楽器によるヘンデルの世界」にソリストとして出演。
~日本で初めて、バロック演技を付けての演奏を行う~
1996年 「雛祭りコンサート 四季に寄せて 歌・うた・詩」開催。
~舞台音響・照明を使い視覚的、聴覚的にも楽しめる斬新なクラシック
のコンサートとして好評を博す~
1996年 「古楽器によるドイツバロックの世界」にソリストとして出演。
1999年 「雛祭りコンサートVOL.2 春の日に寄せて 想・優・歌」開催。
~自然、安らぎをテーマに水・樹等を感じさせる曲を、詩の朗読を
交えながら暖かい空間を創る~
  扶桑文化会館企画公演「扶桑音楽工房アルバン・ベルク」出演。
2000年 西みほ&ザ・リリック「シネマヌーヴォーコンサート」開催。
ジャズとクラシックをミックスしたサウンドを創る。
2001年 名古屋フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと共に音楽物語
「ザ・サウンド・オヴ・ミュージック」にソロ出演。
~一人芝居仕立ての作品として脚本、演出も手がけ好評を博す~
2002年 名古屋フィルハーモニー管弦楽団のメンバーと共にJRスカイストリート
コンサートNo.8に出演。 ~バレエ音楽「兵士の物語」のナレーション
として一人5役の難役を演じる。通常男性が演じる作品を女性が演じる
事は非常に珍しく好評を博す。
  西みほソプラノリサイタル~日本歌曲の世界~を開催。
「名古屋市民芸術祭参加」公演に認定される。
2003年 大分県竹田市主催「滝廉太郎没後 10 0年記念事業」の一環として
「西みほソプラノリサイタル」開催。
2005年 愛知万博にて「心のふるさとコンサート」にソロ出演。
2006年 ファーストアルバム「 TENDERLY 」をリリース。
2006年 CD発売記念コンサート「西みほ シングス テンダリー」開催。
2007年 かすがい市民文化財団主催公演「日本のアニメとゲーム夢の
シンフォニ ー」 にソリストとして出演。  セントラル愛知交響楽団と共演。
  「発明大賞」授賞式にて常陸宮殿下の前での演奏を行う。
2008年 岩倉市主催公演にてセントラル愛知交響楽団と共演。
2009年 財団法人豊橋文化振興財団主催「豊橋をHAPPYにしてくれる
音楽家たち」に出演。
  名古屋市文化振興事業団、セントラル愛知主催公演にて
「ポップスコンサート」にソロ出演。セントラル愛知交響楽団と共演。
  長野県駒ヶ根市、岐阜県飛騨市にて、自主企画公演開催。自然の中で、
日本の曲、ミュージカルナンバー、ジャズをミックスしたコンサートを行う。
正弦社主催公演にて、筝曲との共演でソプラノソロを務める。
2010年
JAZZ NIGHT IN 網走に出演。
 

 

   

 


ウィゾ・プロダクション     代表 佐藤 新一 氏

2010-08-10 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2010年7月17日 14:30~15:00
●場所 アパホテル(名古屋錦) コーヒーハウス リエール
●ウィゾ・プロダクションのホームページは 
こちら
●インタビュアー 起業家育成塾 水谷 翔
  
●佐藤 新一 氏 プロフィール 

愛知県出身。
大学でマーケティングを専攻後、
広告代理店に就職し、営業職を勤める。
その後、都内の企画制作会社に転職し、
プロデューサー、WEBディレクターを経験する。
2009年にWEBプロダクションとして独立し、
現在に至る。
 
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ウィゾ・プロダクション代表の佐藤新一氏にインタビュー
させていただきました。事業内容から最近話題の電子
書籍の動向についてのお話を伺いました。

 
  
◆事業内容を教えてください
 
メインはWEBコンテンツの制作です。WEBのブランディングと
マーケティングを得意としています。PodcastやUstreamなどの
音声・動画配信や、Twitterなどのソーシャルメディアにも明るく、
企業導入への支援も行っています。最近は電子書籍の仕事も
増えてきました。
 
 
◆電子書籍について詳しく伺いたいのですが
  
電子書籍自体は結構前からありましたが、日本で急に話題になり
始めたのは、iPadが登場してからです。iPad向けの電子書籍は
自らアプリを制作するか、Apple社が提供しているアプリで閲覧
するファイルを制作するかですが、私達の場合、閲覧するファイル
を制作しています。また、独自にファイルを定期配信する仕組みを
提供しています。
 
今はやはり興味を持っていらっしゃる企業さんが多いと感じます。
紙媒体の情報を電子化して配信したいというご相談をいただく
ことも多いですし、WEBや店舗への誘導の手段に使用する企業
さんもいらっしゃいます。
 
 
◆その他のニーズはありますか?
 
フリーペーパーの内容や企業のパンフレット、書店で販売されて
いる書籍を電子版にしたいというニーズもありますね。それから
WEBページをパッケージングして電子書籍として販売したいという
ご相談もありました。現在はiPadのユーザーが日本国内で20万
人程度と少ないので、電子書籍の業界は試行錯誤の状態だと
言えます。
 
 
◆電子書籍の価格はいくらくらいですか?
 
書店で販売されているものは、電子書籍になるとだいたい半額
くらいです。紙媒体の販売価格と同額の例外的なものもあります。
今は価格の相場も手探りの状態だと思います。
   
002b
 
 
◆お客様はどういった企業ですか?
 

WEBサイト構築については、レコード会社や工務店、NPO、個人、
その他複数の企業のお仕事をさせていただきました。楽天ショッ
プのデザインを行ったこともあります。
電子書籍については、テーブルマークさんや株式会社BCNさん
とお仕事させていただいています。
 
 
◆今のお仕事されるようになったきっかけは何ですか?
 

広告代理店で働いている時に、インターネットが登場し、危機感を
持ちました。自分達の業界の仕事が無くなってしまうんじゃないかっ
て。実際はそんなことにはなりませんでしたが。その後、インターネ
ットが面白くなって、自分で音声配信サイトを趣味で立ち上げました。
 
ある日、それを見た企画制作会社の社長さんからPodcastについて
教えて欲しいという連絡をいただきました。これがきっかけとなって
この会社に転職することになりました。ここでは、プロデューサーや
WEBディレクターの仕事を行いました。そして、名古屋オフィスの
責任者として3年勤めた後、クライアントや案件を引き継いで独立
しました。
 
 
◆御社の強みやこだわりを教えてください
 
11年以上、WEBとは縁の遠い新聞や雑誌、イベント運営を主に
行う広告代理店で営業や企画の経験をしているので、WEBにとら
われない広い視点での企画・提案をすることができます。
また、企画側と制作側のそれぞれの視点を持っており、営業職の
経験も長いため、プロジェクトの中でのコミュニケーションを円滑に
とっていくことも得意です。
  
 
◆「ウィゾ」はどういう意味ですか?
  

イギリスのスラングで、すげえ!という意味です。仕事はただこなす
だけではなく、お客さんから、すごいものができたね!と言っていた
だきたいので、その思いを込めて、屋号にしました。
  
 
◆今後のビジョンを聞かせてください
 
3年目までは、長期的にビジネスができるクライアントの確保を行い、
事業の安定化を目指すと共に、自社のブランディングを目標として
います。その後、自社サービスの開発と発信をしていきたいと思って
います。
 
005b
 
 
◆夢や目標は何ですか?
 
人との出会いの中で誰かをサポートしたり、成功させるための
お手伝いをすることが多かったですし、それに喜びを感じます。
ですので、今後も誰かのサポート役として活動できたら嬉しいです。
子供がいるので、将来に夢を持てるような社会作りをしたいですね。
例えば、まずは環境問題を何とかしないと、というようなことを
思っています。
 
 
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
 

明確な目標がないからといって、焦ったりしなくてもいいと思います。
目の前のことを一生懸命やっていると自ずと見えてくるものがあり
ます。人と人との出会いの中には、不思議な偶然の道があり、
自分は好きなことを仕事にできました。間違っていてもいいので、
チャレンジしてチャンスを掴んで欲しいです。
 
 
◆素晴らしいお話を聞かせてくださりありがとうございました
 

  
****************************
 
話題の電子書籍の業界の動向や今後について伺うことができ、
とても学び多きインタビューとなりました。私は佐藤さんには
数回お会いしていますが、いつも本当に楽しくお仕事されている
ご様子が伝わってきます。ありがとうございました。
 
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
  
****************************


プレシャス・マミー     代表 谷 あゆみ さん

2010-06-28 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2010年6月14日 18:00~19:00 
●場所 アパホテル(名古屋錦) コーヒーハウス リエール
●株式会社プレシャス・マミーのホームページは こちら
●インタビュアー 起業家育成塾 三潴 克彦 (みつま かつひこ)
  
●谷 あゆみ 氏 プロフィール 

1985年 名古屋市立女子短期大学卒業後、富士通(株)に入社。
1988年 23歳で結婚。自営手伝いとなる。
1991年 26歳で男子出産、3年間の専業主婦の後、仕事に復帰。
1998年 自宅にてフランチャイズの学習塾を運営。その後、事務
       アルバイトをしながらコーチングを学ぶ。
2004年 講師として独立。
2006年 41歳で人と組織の活性化をサポートする株式会社ミュゼ
       を設立。コーチング、インプロを使った企業研修の他、
       PTAセミナーや子育て講座を数多く経験。
2009年 ひとり息子が塾通いせず、Z会の通信教育のみで東京
       大学理科Ⅱ類に合格する。これを機に子育てノウハウと
       コーチングをミックスした独自のママ育成プログラムを
       確立する。
2010年 株式会社プレシャス・マミー設立。
 
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今月出版された『東大脳は12歳までに育てる!』の著者で
ある谷あゆみさんにインタビューさせていただきました。
とっても気になる著書の内容から谷さんのこれまでのお話や
プレシャスマミーの今後の展開まで伺いました。
 
 
◆プレシャス・マミーのお仕事について教えてください

 
お母さん達のために「プレシャス・マミーコーチ養成講座」という
子育てノウハウの提供をさせていただいています。名古屋では
6月に開講し、東京では10月に開講予定です。
 
 
◆講座はどんな内容ですか?
 
東大脳を育てるためのサポートプログラムです。東大脳とは、夢を
持ち、自分で自分の進む道を決めることができる自立した脳のこと
です。講座は、コーチングをミックスしているので、子供のやる気を
引き出すこととコミュニケーションを取ることに重点を置き、子供の
自主性を養うことも目指します。
 
そして、お母さん達にも自分を掘り下げて、ビジョンやミッションを
見つけていただく支援をさせていただきます。これを行うことで、
より良い子育てができると考えています。
  
1回3時間の全20回コースで、お子さんがいくつの方でも参加して
いただけます。子育てのワークも行いますので、参考にしていただ
けることがたくさんあると思います。ここで講座を受けていただいた
方々には、多くの場所で学んだことを広めて欲しいと思っています。
 
 
◆創業はいつですか?
 
プレシャス・マミーを立ち上げたのは、2010年の3月です。
それまではミュゼという研修会社の共同経営を行っていました。
企業研修がメインで、若手社員のモチベーションアップやインプロ
をミックスしたコーチングを行っていました。
 
 
◆どうしてプレシャス・マミーを創業しようと思ったのですか?
 
コーチングに出会って以来、<wbr></wbr>私はかつての私のように自分の
可能性を自分で閉じ込めている女性<wbr></wbr>、特に主婦である方たちに、
<wbr></wbr>その可能性や能力に気づいて発揮して欲しい!と思っていました。
ただ、それを伝えられるだけの自分になれていなかったのと、
その手段が見つからないまま、企業研修をやってきました。
 
そんな時に息子が東大に合格し、<wbr></wbr>ラッキーなことに出版できる
ことになりました。こうしてやっと子育てを通じて一番伝えたかった
ことを一番伝えた<wbr></wbr>い人に届ける手はずが整ったので、<wbr></wbr>思い切って
そのための会社を創ったのです。
  
  
◆コーチングはどこで学ばれましたか?
 
エ・ム・ズさんとコーチ・トゥエンティワンさんで学びました。インプロ
はエ・ム・ズさんで10ヶ月間のコースがあった時に、集客とコーディ
ネイトのお仕事をさせていただきながら学びました。コーチ・トゥエン
ティワンさんでは、電話でコーチングの基本を学び、たまに直接
学びにも行きました。
  
002b   
 
 
◆教育関係の仕事を始めたきっかけは何ですか?
 
コーチングに出会ったことですね。今から7年ほど前に事務のアル
バイトをしていましたが、その頃にコーチングの素晴らしさを知り、
これをもっと多くの人達に伝えていきたいと思いました。かつての
私のように外の世界を知らない人達には特に伝えたいと思って
います。
 
 
◆学生時代について聞かせてください
 
学生の頃は若いお母さんになるのが夢でした。そして、子供ができ
るのが、ゴールだと考えていました。だから、今のような自分を全く
想像していませんでしたね。
 
 
◆東大に入学された息子さんのお話を伺いたいと思います。
どうしてそのような教育ができたのですか?

 
実際これという明確なものはないんです。本当に結果論なんです
よね。幼児の時は、特に意識して関わり、一緒に遊んだり、運動を
しました。それから、いつも「賢いね」という言葉をかけました。
小学6年生の頃からは、私がコーチングを学んだ影響もあり、
息子にいろんなことを聞くようにしました。
 
 
◆谷さんに影響のあったことは何ですか?
  

エ・ム・ズの秋田社長から受けた影響は大きいですね。コーチング
の説明会に行った頃、私は自分が主婦だから、<wbr></wbr>家事をあれもこれ
もやらなきゃいけないから、という理由で何事もできないと言い訳
をしていましたが、秋田社長から「<wbr></wbr>それって本当にやらなきゃいけ
ない」と言われたんです。最初、この言葉が何を意味しているか
わからず、数日間考え続けました。
 
それから気づいたんです、人生をこうしなければいけないとは誰も
決めていない、決めているのは自分自身であると。私はそれ以来、
本当に自分がやりたいことは何だろうと考え、行動するようになり
ました。
 
私が主婦だった頃には、いつもお会いすると「あなたはできる人だ
よ」と言ってくださる方がいました。当時の私からすれば、遥かに
見上げる方でしたが、私に力強い言葉をかけてくださっていました。
  
また、5年前に、あなたは本を出す人です、とおっしゃる方もいまし
た。不思議なことに、その時は自分で強く意識していなくても、
周囲がこのように言葉をかけてくれたので、現実になったのかな
と思います。
 
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著書『東大脳は12歳までに育てる!』と谷あゆみさん
 
 
◆夢や目標は何ですか?
 
長期的なビジョンは正直あまりよくわかりませんが、ずっと昔から
思っていることはあります。それは、お母さん達の憧れの存在に
なりたいということです。何かあればすぐに相談されるような人間
になりたい。究極は、いくつになっても可愛くて生き方も立派な
松田聖子さんのような女性がいいですね(笑)。
 
それと私は歌がとても好きなので、いつか歌を入れた講演を行い
たいと思っています。好き勝手やっているなー、と周囲からは思わ
れるかもしれません。でも、講演を聞いてくれた人達から、楽しそう
にしてるねって言われ、元気で幸せになってもらいたいです。
あと、日本武道館でコンサートをやりたいと密かに思っています
(笑)。
 
 
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
 
とにかく死ぬときに後悔しないようにやりたいことはやって欲しい
と思います。人生は一度しかありませんからね。
 
 
◆素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございました
 

  
****************************
 
谷さんの子育ての方法と姿勢のお話はとても勉強になりました。
関わること、聞くことは普段の生活の中でもとても大事なことだと
思いますし、簡単そうに見えて、本当はとても難しいことだと思い
ます。こう考えると、当たり前だと思っている自分の周囲にいる
人達の言葉や行動への見方も変わってきます。谷さんからは
大切な気づきのきっかけを与えていただきました。インタビュー
にお答えいただき本当にありがとうございました。
  
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
  
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マーケティング アイズ   代表理央 周(めぐる)氏

2010-05-24 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2010年5月19日 9:00~10:30
●場所 池下 コメダ
●理央 周氏のブログ「マーケティング エヴァンジェリスト
  理央 周(めぐる)の
BusinessJIN宣言!!」は こちら
●インタビュアー 起業家育成塾 三潴 克彦 (みつま かつひこ)
  
●理央 周(りおう めぐる)氏 プロフィール 

愛知県名古屋市出身。静岡大学卒業。
フィリップモリスなどを経て、インディアナ大学でMBA
(経営学修士)を取得。その後、アマゾンジャパン、
マスターカードなどでマーケティング・マネージャーを
歴任し、マーケティング アイズを創業する。
リビング新聞社などで講師としても活動中。
 
Rioh069
 
“世の中のすべてのビジネスパーソンに、マーケティングの楽しさ
と重要さを伝えたい”という理念のもと、マーケティング エヴァン
ジェリスト(=伝道師)として活動されているマーケティング アイズ
代表の理央 周氏にお話を伺いました。

  
  
◆理央さんは外資・内資系企業の両方で働かれてきたと伺い
ましたが、詳しいお話を聞かせていただけませんか?
 

大学を卒業して、自動車ばねの大手メーカーである中央発條株式
会社に入社しましたが、働き始めてしばらくすると、どうも違うな、
と思うようになりました。でも、よくこう言われますよね、新卒で入った
会社には、最低でも3年は勤めて社会人としての基礎を固めたほう
がいいと。私も当時お世話になっていた大手広告代理店でコピー
ライターの経験もある方から、このアドバイスをいただきました。
 
彼の影響で、イベント関係や広告の仕事をしたいと思うようになり、
その後、東京に活躍の場を求めて、SP代理店に転職しました。
その後、体系的なマーケティングの仕事ができるフィリップモリスに
入社しました。入社の倍率は相当高かったですね。
 
  
◆その時に評価されたポイントは何ですか?
 

履歴書に『流行学』って書いたんです。もちろんそんな学問は正式
にはなく、当時トレンドに興味があった自分の造語です。この言葉が
採用時に、目に留まり入社の大きな要因になったと思います。
当時から市場の動向に注目していました。
    
 
◆フィリップモリス入社後はどうでしたか?
 
とてもやりがいがあって、毎日会社に行くのが楽しかったですね。
フィリップモリスで本来のマーケティングに出会ったことが、今の
自分のマーケティング観を形成していると思います。奥が深くて
とてもやりがいのある仕事でした。
 
また、仕事も会社もダイナミズムがすごかった。入社後すぐにハワイ
で社外営業員研修がありましたが、参加者が約1000人もいました。
大きな会場で当時最新の機器を活用する研修は熱気も勢いもすご
かった。外資系企業のこういった企業文化は自分にすごくマッチ
していると感じたものです。
   
  
◆外資系と内資系の両企業で最も学んだことは何ですか?
  
ひとことで言えば、日本企業と多国籍企業の経営文化の違いです
ね。米国系の企業では、結論から論じる、ということがビジネス上で
非常に大切だということを学びました。書類作成にしても、簡潔に
結論をまとめてから、内容の説明に入ります。
 
 
◆フィリップモリスでは何年働かれましたか?
  

4年です。MBAを取得することでマーケティングをはじめとする
経営を体系的に学びたく、自費で留学することに決めました。
またこの頃、堀義人氏が始めたばかりのグロービスでハーバード
大学のケーススタディを学ぶ機会もあり、ますますマーケティング
をじっくり学びたいという気持ちが強くなっていました。堀氏は
とても熱い方で、留学の際に、いろいろとご支援をいただきました。
本当に感謝しています。
 
  
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◆留学時のお話を聞かせてください
 
MBAの取得を目指してインディアナ大学に入学しましたが、とても
ハードでした(苦笑)。まず、アメリカ人の学友が何を話しているか
わからない。話の内容も発音もそうですし、会話にスラングが混じ
っているので、さらに混乱しました。おまけに毎日何百ページという
宿題がありました。フィリップモリスでは、英語で仕事をすることも
多く、英語は元々好きだったので自信があったのですが、最初の
頃は全然ダメでした。
   
インディアナ大学のMBAプログラムは、私が入学する前々年に
総合的なものに一新されており、ビジネスウィークでのランキング
は7位に浮上していました。理論のみを学んでも経営の現場で
役に立たないことが多いので、現場で即実践できる内容のプロ
グラムとなっていました。これを学べたことは非常に意義深かっ
たです。
    
 
◆最も勉強になったことは何ですか?
 
アメリカ人との戦い方、つまり交渉力ですね。アメリカ人は、意見
を言わない人を何もわかっていない人間だと判断します。極端に
いうと、間違うことを恐れて何も言わないよりも、間違っていても
主張する人をよしとします。質問に答える時は先に結論を言わ
ないと相手に伝わりませんから、この辺の考え方の違いを肌で
感じることができたのは大きな学びでした。
 
 
◆MBA取得後はどうなされましたか?
 
多国籍企業で、米国とブラジルでの1年間の研修を受けました。
その後帰国してジュピターテレコムやアマゾン、マスターカード
などの外資系事業会社でマーケティングの仕事をしました。
ジュピターテレコムの頃は、社内初のマーケティング・マネー
ジャーとして、広告・プロモーションを活用して営業努力を軽減
させる“売れる仕組み”を作りました。実績には高い評価をいた
だき、15名のチームを任されました。
   
その後、アマゾン ジャパンにヘッドハントされました。アマゾン
での仕事はマーケティング・マネージャーとしてやりがいもあり
ましたが、苦労もしました。特に意思決定に関する米国本社
とのコミュニケーションが複雑で、業務の遂行にも支障が出て
いました。この点が多国籍企業の課題だということも学びました。
 
この時期にマーケティングディレクターというポジションでマスタ
ーカードに入社しました。待遇はこれまでで一番良かったです。
が、保守的な企業風土が自分にマッチせず、全く結果をだす
ことができませんでした。
  
その後、名古屋に帰りプライムショッピングに、14年振りに
“いち担当者”として勤務しましたが、ここでの非管理職としての
仕事は、対比という意味で本当に貴重な学びがありました。
また、創業社長のアントレプレナーシップに接することができた
おかげ、自分でも起業したいと強く思うようになりました。それで、
週末起業家として活動するようになり、今年の2月に、マーケ
ティング アイズを設立しました。
 
フィリップモリスで働き、MBAを取得し、ジュピターテレコムで
成果を出し、ずっと成功してきましたが、それによって自分が
天狗になっていたんだと思います。そして、だんだんと仕事が
下降線を辿っていき、一度挫折しそうになりました。でも、今は
失敗をして本当に良かったと思います。成功と失敗の両方の
経験をしたおかげで学んだことが多くあります。
      
  
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◆マーケティング アイズについて詳しく教えてください
 
ずっとマーケティングは重要だと思ってきましたが、名古屋に
戻ってきた時に、私が話すマーケティングがなかなか通じませ
んでした。でも、よく考えると、抽象的で難解なマーケティングを
周りの人達に伝えるには、わかりやすく伝えなければいけない
という“当たり前”のことに気づきました。
 
それで、自分の得意なブログ、ツイッター、SNSあるいは仲間
といった“メディア”を通してマーケティングの楽しさを伝えていこ
う、ということが私の考え方の原点です。企業向けにはコンサル
タントとして、個人には1ヶ月10万PVのブログ、セミナーや
講座で「収益を好転させるスピード・マーケティング」という考え
方を提供しています。マーケティング アイズが伝えるのは
「事業を行う上での本来の意味でのマーケティング」です。
 
これは、リサーチ、広告、集客などの各要素に特化したもの
ではなく、企業活動すべてに関わる根源的な概念であり、
「ビジネスパーソンにとって必要な考え方である」そして「必要
以上に難しく考える必要はありません」とお伝えしています。
   
 
◆今後のビジョンは何ですか?
 
中期ビジョンは、東京、大阪、など全国への事業拡大ですね。
長期的には、理央式マーケティング・メソッドを世界に向けて
発信をしたいという目標を持っています。
 
 
◆夢や目標は?
 
ただ今お話したようにアクションできるスピード・マーケティングを
体系化して、世界に発信していきたいですね。それと大好きな街
ニューヨークに、家族で住みたいと思っています。
 
 
◆素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございました
 
 
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理央さんは物腰がとても柔らかい方でしたが、お話は躍動感に
溢れていました。理央さんのお話をお聞きし、私もマーケティング
についてもっといろんなことを知りたいと思いました。また、理央
さんのブログでは最新のマーケティングの情報がご紹介されて
いるので、ブログを拝見させていただき、マーケティングの知見
をひろげていきたいと思いました。インタビューにお答えいただき
本当にありがとうございました。
  
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
  
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有限会社エクセル    澤 明彦 社長

2010-03-08 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2010年2月4日 10:00~11:00 
●場所 有限会社エクセル 会議室
●インタビュアー 起業家育成塾 水谷 翔
  
●澤明彦(さわ あきひこ)氏 プロフィール 

1958年、愛知県名古屋市生まれ。
名城大学経済学部卒業後、1982年に
シンコール㈱へ入社する。1989年に
同社を退社し、有限会社エクセルを
設立する。
 
009b
「お客様のご要望に合ったわがままなインテリアプランを
提案していきたい」と語ってくださった有限会社エクセルの
澤明彦社長。今回は、そんな澤社長にお仕事内容から今
後のビジョンまで幅広くお伺いしました。

 
 
◆お仕事内容を教えて下さい
 
仕事内容は一言で言うと、内装仕上工事と室内装飾です。
建物の中のクロス、カーペット、カーテンから、家具や照明器具
といったインテリア商品の施工や販売を行っています。
 
 
◆お仕事を始められたきっかけは何ですか?
 
大学卒業後、インテリアメーカーに就職したのですが、仕事を
していくうちに、インテリアという仕事の魅力を強く感じるようになり、
8年勤務した後、独立しました。元々、インテリア関係の仕事を
したいとは思っていなかったのですが、就職活動をしていく中で、
建築業界に関心を持つようになったことが、今の仕事をするよう
になったきっかけになると思います。
 
 
◆どういった就職活動をされたのですか?
 
就職活動で特に意識していた点は、将来社長になれそうな会社か
どうかということ(笑)。就職活動をしていて、だんだん将来社長に
なりたいなっていう気持ちが大きくなっていったんです。それで、
面接も直接社長がやってくれるところばかりを受けていました。
 
ある面接で、「将来社長になれますか?」と聞いたら、「私より仕事
ができたら社長になれるよ」と言われました。それで、その会社に
大きな魅力を感じ、是非働きたいと思いましたね。そして、大変有
難いことにご縁をいただくことができ、入社させていただきました。
それが、シンコールというインテリアメーカーの会社です。
 
 
◆入社後のお話を聞かせてください
 
社長になりたいという気持ちが強かったので、休みもほとんど取ら
ずに働きました。お願いされることは全てイエスと言って仕事をさ
せてもらいましたね。販売方法や商品に関しても、会社へ提案を
どんどんしました。時には社長に直接お話させていただくことも
ありました。そして、8年の勤務の末、会社から数々のご協力を
いただき、独立しました。
 
 
◆独立された後はどうでしたか?
 

やはり大変でしたね。会社の看板が無くなったことで、最初、誰も
自分を相手にしてくれなかったことがショックでした。サラリーマン
の時にもっと準備しておけば良かったとその時は後悔しました
(苦笑)。中でも、売り先をゼロから作っていくことが一番大変でし
た。最初は飛び込みをすることが多かったですが、お陰様で、
ご紹介をいただくことの方が多いですね。
 
 
◆独立して良かったと思うことは何ですか?
 
サラリーマン時代には味わえなかった方々との出逢いですね。
経営者同士の集まりに参加すると大きな刺激もいただけますし。
経営者になると自分で会社の方向を決めないといけないので、
非常に大変な思いをしますが、これは会社勤めをしていると
なかなか味わえない部分でもあるので、仕事のやり甲斐にも
繋がりますね。でも大変なことの方がやっぱり多いですよ(苦笑)。
 
 
◆お客様はどういった方々ですか?
 

町の建築屋さんや工務店さんがメインですね。ホテルや一般の
お客様からご注文をいただくこともあります。
 
 
028b
クロス・カーテン・カーペットのサンプル展示コーナー
 
036b

カーテンスタイルと室内装飾
  
 
◆強みや仕事へのこだわりは何ですか?
 
お客様の予算とご要望に応じた提案をさせていただけることで
すね。インテリア業界は、画一的な規格型の提案が主流となって
いますが、私達はお客様のご要望に沿うインテリア商品や室内
装飾に関する商品のご提案をさせていただいています。ですので、
特にインテリアに関してこだわりをお持ちのお客様には満足をして
いただけると思います。
  
また、こだわりをそれほどお持ちでないという方にも、お客様の
お話される内容や服装から、時には現在お住みになっている
家屋を拝見させていただくことで、潜在的なニーズを引き出し、
最適なインテリアコーディネイトをさせていただくことができます。
例えば、キッチンに金属製の取っ手を使われている場合は、
モダンな感じがお好きだと思われるので、それに合ったクロスや
カーテンをご提案させていただく、という感じです。
  
また、あるホテルのリフォームのお仕事の時、売上が上がる様な
内装にして欲しいというご要望をいただきました。試行錯誤の末、
提案させていただいた内装のプランは、その後のホテルの売上
の増大に貢献させていただくことができました。このように、ホテ
ルのような人の出入りが多い空間はインテリアが稼働率や売上
に大きな影響を与えるのです。
 
  
◆今後のビジョンを教えてください
 
お客様一人一人のこだわりの家を建てるお手伝いを行うための
ショールーム作りを現在進めています。かつてに比べて、インテリ
アに関してこだわりを持つお客様が増えてきていると感じますので、
わがままなインテリアプランを実現するお手伝いをさせていただき
たいですね。こうしたことから、海外のインテリア商品もたくさん
紹介していきたいと思っています。
 
それから、高齢者施設への提案も考えています。今後ますます
高齢者が増える時代ですので、介護施設で生活する人達が、
より快適に暮らせるようなサポートを、インテリアという面からして
いきたいですね。
 
 
◆先月まで開催された東浦町商工会主催の経営者塾へ
参加されたご感想を聞かせていただけませんか?

 
大変勉強になりました。講師の三潴先生がおっしゃられた内容
は、テクニック的なことばかりではなく、帝王学に始まる普遍的
な摂理や精神論、そして時間についてなど、経営者が最も考え
なければならないと思われる内容に溢れていたからです。ハッと
させられることも多かったですね。いつの間にかテクニックに
走っていた自分を見つめ直すことができましたし、心の面を深く
考えることを最近忘れていたことにも気づかされました。
 
014b
 
 
◆澤社長の夢は何ですか?
 
人の心に何かを投げかけて喜んでもらえる仕掛けをたくさん
していきたいですね。それは、文化的なものでも芸術的なもの
でもあっていいと思います。仕事でなら、やっぱり、「こんな素敵
な家に住むことができて幸せだ」と言ってもらえたら、すごく嬉し
いです。
  
 
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
 
是非好きなことをやって欲しいと思います。好きなことをやれば
一生懸命になれるし、周りも楽しくなると思うからです。だから、自
分がやっていることは本当に好きなことなんだろうか、と時には自
分に問うことも大事ですね。夢中になれることを見つけてください。
  
  
◆素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございました
  
 
===========================  
有限会社エクセル 連絡先
  
〒470-2101
愛知県知多郡東浦町森岡前田55-1
TEL 0562-84-2241
FAX 0562-84-2256
  
===========================
 
 
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「マイホームをもし購入するなら?」と考えると、私も是非こだわっ
たマイホームにしたいと思います。澤社長のお話を伺い、マイホ
ームをもし私も購入できる日が来るなら、とことんこだわってみた
いという気持ちが強くなりました。一人一人のお客様のご要望に
応じたインテリアプランのご提案がますます拡がっていくことを
心から願っています。インタビューにお答えいただき、本当に
ありがとうございました。
 
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
   
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オフィス プルケリマ     瀬音 静香 代表

2009-11-16 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2009年11月2日
●場所 栄アパホテル カフェ リエール
●瀬音静香様のブログは こちら
●インタビュアー 起業家育成塾 水谷 翔
  
●瀬音静香氏 プロフィール 

名古屋市出身。マナー&コミュニケーション コンサルタント。
損害保険会社・建材メーカーで受付秘書業務に携わったのち、
サービス業に転身する。その後、独立し、現在は、専門学校講師
として教壇に立つ一方、企業や行政機関に於いて人財教育の
一端を担う研修を行っている。
  
<企業研修実績>
リラクセーションサロン、ホテル、人材派遣会社、
医療法人グループ、税理士事務所、行政機関、
IT企業、保険会社、電子部品メーカー、電気保安
会社、飲食チェーン店、寺院、ゴルフ練習場
  
B_5 
マナーやコミュニケーションの講師として、企業や行政、専門
学校で研修をされている瀬音静香様に、仕事内容や仕事観を
中心にお話を伺いました。
 

  
◆お仕事内容について聞かせてください
 
お仕事は大きく分けて3通りあります。
まず、企業や行政で働く社員や職員の方々へ研修を行う講師を
しています。また、専門学校生に向けては、就職活動に関する
授業で指導をしています。そして、セミナーの企画から運営や広報
といった仕事にも携わっています。
 
 
◆詳しい内容を教えていただけませんか?
 

まず、企業・行政向けの研修ですが、これは、ビジネスマナーや
店舗接客マナー、そしてコミュニケーション能力の向上に関する
研修をさせていただきます。OL時代にオフィスマナーを、また
整体師をしていた時に、接客マナーを現場で体得しました。
これらの経験を生かした研修を行っています。
 
また、お客様のご要望に応じたオーダーメイドの研修を企画させて
いただくこともあります。その際には、お客様の会社の会議に出席
したり、実際に店頭で一緒になって働き、お客様にとって最適な
研修プログラムとは何かを探して創り上げていくんですね。
それに基づいて研修を進めます。
 
専門学校生に向けては主に就職活動のお手伝い役を担っていま
すが、具体的には、マナーやコミュニケーションに関することに加え
て、実際に企業が求めている「人財」のお話をしています。
  
仕事上でお会いする経営者や人事担当者の方々からお聞きした
ことを学生たちに話すことで、より社会や企業のことを理解してもら
えます。その情報によって、学生達が成長していってくれれば、
とても嬉しいことですね。
 
また、企業側に学生たちの特性をお話すると、若い部下の育成の
ヒントをお渡しすることにもつながっていくんです。両方の立場で
仕事をすることで、情報のやりとりが出来るのもやりがいのひとつ
と言えますね。
 
 
◆マナーやコミュニケーションに関してはどのように学ばれて
きたのですか?

 
そうですね、やはり一番は仕事をしていく中での学びですね。
体得してきた中での成功例や失敗例をふんだんに盛り込んで
研修を組み立てています。
 
会社員時代は、与えられた仕事が自分の力量でこなせないこと
が多く、勉強するしかない状況でした。本で学んだり勉強会などに
参加して、実践で効果を確かめることを繰り返してきました。でも、
私はまだまだ駆け出しの身ですので、これからも常にいろんなこと
を学ぶ姿勢を忘れずにいきたいと思っています。
 
007b
 
 
◆お客様はどういった方々ですか?
 
従業員のビジネスマナーや仕事上のコミュニケーションに問題を抱え
る企業様ですね。それから、働く環境を向上させたい、従業員の気持
ちをもっとよく知りたいとおっしゃる経営者の方からご依頼をいただく
ことも多々あります。専門学校に関しては、就職を支援する学校側と、
就職活動やキャリアビジョンに関して悩んでいる学生達だと言えると
思います。
 
 
◆今のお仕事を始めようと思ったきっかけは何ですか?
 
マナー講師という仕事に興味を持ったのは、初めて会社に就職して
すぐに受けたマナー研修の時でした。当時の私にとっては、衝撃的
なことで、こんな素敵な女性がいるんだと感動した程です。言葉や
身のこなしがとても品があって丁寧な印象の女性だったんです。
でも当時は、将来職業にしたいとまでは考えていませんでしたね。
 
OL生活を楽しく送っていたのですが、少しずつ、手に職をつけたい
と考えるようになって、整体師になろうと思いました。そのきっかけは、
母から曽祖父が鍼灸師をしていて、とても人の役に立つ仕事をして
いたと聞いたことがあったからです。また、女性の整体の先生に
出会ったことも大きく影響を受けました。
  
整体師の仕事をするようになってから数年後に、インストラクターの
職に就きました。この時に、初めて人に何かを教えることのやりがい
を感じたのです。自分から発信したことが誰かの役に立つこともある
とわかった時、とても嬉しかったんですよね。
 
その後、仕事は充実していましたが、体力的に厳しいこともあり、
「教える仕事」ということを軸に、自分が好きなことをやろう、と思い
ました。それで、かつてマナー講師の先生から受けた感動を私も
伝えて行きたいと思い、その道に進もうと決めました。
 
しかし、マナー講師として入社した会社が1年程で倒産してしまい、
本当にお先真っ暗な状態でした(苦笑)。再び、就職活動を始めました
が、なかなか職が見つからず、この時に、知識やスキルだけではい
けなくて、人間力が必要だと痛感しました。
 
長い再就職活動の末、ようやく、ご縁をいただける会社に巡り逢い、
そこでは事業開発部に配属されました。その会社で、仕事の責任の
重さや厳しさを改めて知り、また世の中にない新しいものを創造して
いく楽しさ、人の育成などを学ぶことができました。今振り返ると、
本当に貴重な経験をさせていただいたと思います。この会社が独立
する前に働いていた最後の勤め先ですが、ここでの経験があった
からこそ、今の自分と仕事があると思っています。
 
B_3
 
 
◆仕事へのこだわりや強みは何ですか?
 
まだまだ駆け出し中の身ですし、できないことも多いのですが、どん
な時も、笑顔でいることが私の強みだと思っています。笑顔はコミュ
ニケーションの中でも特に大事なことだと考えています。
 
また、私がマナーの研修をさせていただく際に大切にしていることは、
表面上の形ではなく、思いやりの心がこもったマナーとは一体何なの
かを、研修を受ける皆さん一人一人に考えていただくことです。
それが心地良いマナーやコミュニケーションに繋がると思いますし、
私も一緒になって学んで行きたいことです。
 
それから、マナーやコミュニケーション研修と言っても、お客様と一方
通行な関係ではなく、お客様の要望に沿ったオリジナルの研修内容
をご用意させていただくことも強みではないかと思います。
  
 
◆今後のビジョンを教えていただけませんか?
 

私自身、講師としての経験はまだ浅いですが、この先、
経験を積んでいって、「教えること」に関するスクールを
立ち上げたいと考えています。もう1つは、体力の続く限り、
現役講師として現場に立ち続けたいですね。今できることを
着実にやって行き、目標を実現できるよう励んでいます。
 
 
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
 

私は、迷いながらもいくつもの分岐点を通過して、今に辿り着きました。
夢がある人は、その実現のために今何が足りないかを明確にし、
それらを埋めるために優先順位をつけてコツコツ努力していったら
きっと叶うと思います。
 
また、夢がないと思っている人は、焦ったり、悲観したりせず、まずは
目の前にあることをしっかりやって、夢を見つけていくことを夢にしても
いいと思います。そうした中からやりたいことや、なりたい姿が見つかっ
ていくはずです。
 
分岐点で選択するのは自分です。いろんな意見に惑わされて自分を
見失わずに、ブレない人になって満足のいく人生を送りましょう!という
のが私からのメッセージです。
 
 
◆大変貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました
 

 
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瀬音様のお話は大変ご丁寧でわかりやすく、特に話し方に関して、
多くの気づきをいただきました。また、インタビューを通じて、瀬音様
のマナー・コミュニケーション研修の内容に触れることができた感も
あり、学び多きインタビューとなりました。貴重なお時間をいただき
本当にありがとうございました。
 
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
  
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ノイムジィーク       五十嵐かほる 社長

2009-09-07 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2009年8月3日 16:00~17:00 
●場所 名古屋駅 マリオットアソシア
●neumusikのホームページは こちら
●インタビュアー 起業家育成塾 三潴 克彦 (みつま かつひこ)

  
●五十嵐かほる氏 プロフィール 
武蔵野美術大学短期大学部空間デザイン科卒業後、
全日本空輸株式会社に国際線客室乗務員として勤務する。
その後、研修講師やモデル、広報、国内、海外での
ファッションプロデュースなどを経て、neumusik
(ノイムジィーク)有限会社を創業する。
ホテルや店舗などのブランディングコンサルティングを
担当する他、イメージコンサルティング、執筆、講演
なども行っている。
 
「パーソナルスタイリスト・イン・ジャパン」代表理事
日本フードアナリスト協会評議委員
 
<著書・寄稿>
『あなたの魅力を限界まで引き出す技術』(明日香出版社)
『新入社員に贈る一冊』(日本経団連出版編)
『Think!』(東洋経済新報社)に連載寄稿
   
Con2       
企業のブランド作りや個人向けにイメージコンサルティングを
手がけられているノイムジィーク代表の五十嵐かほる様に、
お話を伺いました。お仕事内容から現在力を入れられている
「パーソナルスタイリスト・イン・ジャパン」についてやこれまで
の体験談を中心に語っていただきました。
 

 
◆事業内容について教えてください
 
私達の事業は簡単に言いますと、企業や個人のブランディングの
お手伝いをさせていただくことです。具体的な内容ですが、企業に
向けては、ブランド作りや店舗プロデュース、社員研修を含めた
コンサルティングをさせていただいています。個人向けには、主に
エグゼクティブや文化人の方々を中心にイメージコンサルティング
をさせて頂いておりますが、最近では就活の学生の方に向けても
ワークショップを行っております。
  
イメージコンサルティングは、わかりやすく言えば、その方の魅力を
引き出し、その方の独自のコンセプトを作るお手伝いをさせていた
だくことです。まず、その方にカウンセリングを行い、考え方やライフ
スタイル、趣味、大切なこと、幸せを感じる瞬間、これから先のビジ
ョンなどをお聞きし、それに相応しいファッション面のコーディネート
から歩き方、話し方、食生活といった日常的な動作の面からも
ご支援させていただきます。
 
  
◆「neumusik」という社名の意味は何ですか?
 
「neumusik(ノイムジィーク)」という言葉はドイツ語なのですが、
「neu(ノイ)」は英語で「new」に相当し、「musik(ムジィーク)」は
「music」です。「新しい音楽」という意味なんです。
 
 
◆現在、五十嵐様が取り組まれている資格検定協会「パーソナ
ルスタイリスト・イン・ジャパン」について詳しく聞かせてください

   
白金台と東京ミッドタウンのセレクトショップの事業プロデューサー
として立ち上げを行いました。実際にコンセプトやオリジナル商品
を作り、店舗にも立ちました。その際に感じたことは、ファッション
販売員はただ洋服を売るだけではなく、お客様に対して、様々な
お客様の生活シーンへ誘うようなストーリーを添えた表現や販売
演出を行い、夢を描いていただくお手伝いをすることが大切だと
思いました。
  
そして、お客様にそういったキラキラした時間を添える力は、お客
様と出逢った瞬間、その人に何が似合うのか、何を求めているの
かを見極める高い感性が必要なのではないか、と感じたのです。
こうしたことがきっかけで、販売力に加えて感性や表現力を高め
ることができる資格を作ろうと思い、検定協会を発足しました。
 
  
◆資格は販売員の方向けの内容ですか?
 
将来パーソナルスタイリストとして活躍される方はもちろん、
一般の方が取得されてもいいと思っています。ファッション好き
な方だけでなく、自分の表現力や感性を高めたいと思っている
方にも勉強していただければ幸いです。
  
003b            
 
 
◆創業されるまでのお話を聞かせてください
 

芸術大学の短期部を卒業して、ANAの国際線のフライトアテン
ダントになりました。当時、自分が予定していたこととは違った
方面に進んだのですが、その後、様々な職種を経験したことが
スパイラルに現在の仕事に繋がり、今に至ったと思います。 
 
 
◆当初はどういったことを考えられていたのですか?
 
父が元々、婦人服のメーカーを経営していたので、私はそれを
継ぐことになっていたんです。だから、大学を卒業したらニュー
ヨークの専門学校に行こうと思っていました。でも、父が株で失敗
をしてしまい、両親は離婚し、金銭的な面から考えて、就職せざ
るを得ない状況になったんです。
 
それで、航空会社を受けたら運よく内定をいただきました。ただ、
美大を出て航行会社に行く人はほとんどいなかったので、周り
から不思議がられてそれが当時はコンプレックスでしたね。
    
でも、結局はそれが良かったんだと思います。いろいろもがいた
経験があったからこそ、今があるんだと思います。国際線に乗務
していたので、世界中の様々な国に行って現地の人たちや文化
に接することができました。それに海外の有名なファッションショー
にも足を運ぶことができたんです。これは大きな財産になりました。
 
 
◆特に印象に残っていることはありますか?
 
オーストリアのウィーンですね。地理的にも歴史的にも東欧や
南欧の様々な文化が混ざり合い、人も建造物も食べ物も、街が
一つの芸術的な空間でした。ウィーンでは、ヨーロッパの様々な
文化自体を体感することが出来ました。
 
  
◆様々な国に行かれた経験は現在の仕事に生きていますか?
 
それはもう仕事も私生活へも大きな影響を受けています。多くの
文化に接したことが、自分の表現力の向上や個性を作る大きな
基盤になったと思います。
 
 
◆日本の文化も勉強されましたか?
 
小さい頃から茶道をやっていたんです。海外の経験に加えて、
今までやってきたことがそのまま仕事に生かされていると思います。
 
023b
 
 
◆今後の夢や目標を教えてください
 
イメージコンサルティングという仕事を基盤にして、今以上に多くの
方々の表現力や感性を高めるお手伝いをしたいですね。日々の
生活の細部まで楽しめる素敵な人生楽しい人生を送っていただけ
たらこれ以上の喜びはありません。また、「パーソナルスタイリスト・
イン・ジャパン」を財団法人にしたいと考えています。
 
 
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
 
現代は、すぐに結果を求める時代だけれど時間をかけて何かに
到達するプロセスも大切だと思います。今この瞬間を大切に色々な
ことを体験し、体感することを忘れないで欲しいと思います。早く一人
前になりたいと思いながらもがき苦しむ格好悪さが、実は後で大き
な力になりますから。
 
それと、ファッションはコミュニケーションの面から見ても相手に自分
を伝えるメッセージになると思います。自分の人となりが出る部分
なので、上手く使いこなせるようになって頂けたらと思います。
 
*就職活動を行う学生さんへ
  
就活用の写真撮影とスーツ選び、ヘアメークなどのイメージコンサ
ルティングがセットされたグループ学生向けの割引プランもあります。
お気軽にご相談くださいね(インタビューを見たとお伝えください)
 
 
◆大変素晴らしいお話を聞かせていただきありがとうございました 
 
    
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海外経験が豊富で様々な文化圏に触れられてきた五十嵐様の
お話は、とても弾力的で、生き生きとした雰囲気のインタビュー
となりました。また、大変ご丁寧な方であり、お話をお聞きする
だけで、多くのことを勉強させていただくことができました。
お忙しい中、インタビューにお答えいただき、本当にありがとう
ございました。
 
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
  
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UBS銀行ウェルス・マネジメント 加納昭巨 副所長

2009-08-05 07:00:00 | 専門家インタビュー

UBS銀行ウェルス・マネジメント名古屋出張所 
加納 昭巨 副所長
    

●日時 2009年7月2日 13:00~14:00
●場所 UBS銀行 名古屋出張所 応接室
●UBS銀行ウェルス・マネジメントのホームページは 
こちら
●インタビュアー 塾長 三潴 克彦 (みつま かつひこ)
 
●加納昭巨(かのう あきお)氏 プロフィール

岐阜県出身。
大学卒業後、国内大手証券会社に
入社する。その後、外資系証券会社、
日系銀行を経て、UBS銀行に入社。
現在はUBS銀行ウェルス・マネジメント部
名古屋出張所の副所長を務める。各企業で、
社長賞やアワードを何度も受賞する。
趣味は、釣り・ゴルフ・テニス。
 
社団法人 日本証券アナリスト協会 検定会員
  
004b_3
今回は150年近い歴史を誇るUBS銀行でクライアント・
アドバイザー(プライベート・バンカー)としてご活躍されている
加納昭巨様に仕事内容からお仕事を始められたきっかけ、
そして仕事観などを中心にお話を聞かせていただきました。
 

◆UBSの事業内容を教えてください

  
UBSは現在、富裕層向け資産管理業務(UBSウェルス・マネジメント)、
資産運用業務(UBSグローバル・アセット・マネジメント)、投資銀行
業務(UBSインベストメント・バンク)の3つの業務を行っています。 
 
私は、ウェルス・マネジメント部に所属し、クライアント・アドバイザー
(プライベート・バンカー)として、個人富裕層や法人向けに資産の
管理・運用をさせていただいています。UBSウェルス・マネジメントは
世界最大級の預かり資産を有しており、様々な金融機関や専門誌
などからも高い評価をいただいております。 
  
 
◆会社の歴史を教えてください
 
簡単にご説明させていただきますと、会社の原型は、今から
140‐150年程前にスイス・ユニオン銀行およびスイス銀行コーポ
レイションの前身となるいくつかの銀行がスイスで誕生し、数々の
合併を経て、1998年にはスイス・ユニオン銀行とスイス銀行コーポ
レイションが合併し、UBSが誕生しました。日本では1965年に
初めて東京に事業所を開設し、1971年にはスイス系の銀行として
初めて東京支店を開設しました。その後、UBS銀行は2006年に
大阪で、次いで2007年には名古屋で出張所を開設しました。
 
  
◆UBSの強みは何ですか?
 
まず、最大の強みは約150年に亘るウェルス・マネジメント業務に
おける歴史と経験、次いでグローバルなネットワークだと思います。
幾多の危機、出来事を乗り越えて世界中の富裕層の資産をお預か
りしている歴史と経験には  他の金融機関にはない重みとノウハウ
があると思います。
 
例えば企業経営者の次世代の方向けの事業承継セミナーを
グローバルに行っていますが、同じ境遇の方々が世界中から集まる
ので、参加者同士のネットワークがセミナーを通じて形成され、その
後のビジネスにおいて貴重な財産になる、と好評を得ております。
  
そして、資産の管理・運用に関しては、
 
①お客様のニーズや目的を理解し
②それに合致した包括的な戦略と解決策をご提案し
③プランを実行し
④検証する
 
という継続的かつ包括的アドバイザリー・プロセスを時間をかけて
忠実に実行することも強みであると思います。こういった姿勢が
お客様の信頼を得ることに繋がっていると思います。私どもの
お客様に対する姿勢は、UBSのロゴ にある3つのキー(鍵)の、
①信頼、②安全性、③秘匿性の意味にも表れています。  
  
022b
 
  
◆仕事で最も力を入れられていることは何ですか?
 
何よりも大切なことはお客様に信頼していただくことです。
ファミリー企業向けのサービスもさせていただいていますので、
お客様との末長いお付き合いを大切にしています。UBSに入社
する以前からご縁があり、お付き合いをいただいている方もたく
さんいらっしゃいますし、長期的なリレーションを継続させていた
だくことも重要だと思っています。
  
 
◆現在のお仕事をされるようになったきっかけは何ですか?
 
大学を卒業して、国内の証券会社に入社しました。その後、外資
系証券会社を経て、日系銀行で働いていたのですが、仕事をして
いくうちに、富裕層向けのビジネスに魅力を感じるようになりました。
UBSは富裕層向けにウェルス・マネジメント業務(プライベート・
バンク)を展開する世界最大級の会社であり、より奥深い仕事が
したいと思い入社させていただきました。
  
また、大学卒業後、東海地方を中心に金融関係の仕事をしてきた
こともあり、UBS銀行が名古屋に出張所を開設する際には、進ん
で参加しました。
  
  
◆仕事観を教えてください
 
仕事をする時間は1日24時間のうちの大部分を占めるわけです
ので、信念を持って挑むことが大切だと思います。また、松井秀喜
選手の父の「努力できることが才能」という言葉から大きな影響を
受けましたね。本を読んで知ったのですが、とてもいい言葉だと
思いました。
 
  
◆学生時代はどのようなことをされていたのですか
 
趣味の釣りに没頭し、それ以外は特にこれといった活動はしていま
せんでした。ただ、父親が株式投資をしていたので、何となく当時
から株に興味があり、就職先は証券会社にしようと思っていました。
 
034b
 
 
◆将来の夢や目標を教えてください
 

最も信頼されるクライアント・アドバイザーになることです。
 
 
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
 

「こうあたりたい」というビジョンを持ち、常に絶対できると思って
行動して欲しいと思います。諦めずにやれば、必ず道は拓けると
思います。また、大学卒業後の3年程度は修行の時期と割り
切って、忍耐強くがむしゃらに働くことが大切ではないでしょうか。
 
 
◆大変貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました 
 

 
*****************************
 
今回インタビューに答えていただいた加納様はとても落ち着いて
いらっしゃって、一言一言丁寧に答えてくださいました。富裕層向
けのビジネスについて、詳しい内容を聞かせていただけたことで、
視点がとても拡がりました。大変貴重なお話を聞かせていただき
本当にありがとうございました。
 
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
 
*****************************


デライトコンサルティング  近藤圭伸 社長

2009-07-08 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2009年6月25日 13:30~15:00
●場所 デライトコンサルティング株式会社 応接室
●デライトコンサルティング株式会社のホームページは 
こちら
●インタビュアー 起業家育成塾 三潴 克彦 (みつま かつひこ)
 
●近藤圭伸(こんどう よしのぶ)氏 プロフィール

愛知県蒲郡市出身。
青山学院大学経営学部経営学科卒業後、
デンソー株式会社(旧:日本電装㈱)に入社。
その後、大平経営会計事務所を経て、
監査法人トーマツに入社する。
平成11年、デライトコンサルティング株式会社を
設立し、代表取締役に就任する。
趣味は、蘭の栽培。
 
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人事労務のコンサルティングを中心に事業展開をされている
デライトコンサルティング株式会社の近藤圭伸社長に、お仕事を
始められたきっかけから、事業内容の詳細、また今後、近藤社長
が考えられている夢や目標について語っていただきました。
  

 
◆現在のお仕事を始められたきっかけを教えてください
 

大学を卒業してデンソー株式会社に入社しました。当時私は購買部
に所属していたのですが、バブル景気のさなか、仕入先から毎日の
ように相談されたのは、値決めの話ではなく、労務管理や人材採用の
問題、人材の育成・評価に関わることばかりでした。そして、そのような
環境の中で、「働く人」に関心が芽生えてた訳です。その後、中小企業
診断士の資格を取得し、大平経営会計事務所に入所させていただき
ました。
 
翌年、監査法人トーマツが、新聞広告で人事コンサルタントを募集して
いたのを偶然発見し応募したところ、運よく合格し、平成6年に入社
しました。入社と同時に社会保険労務士の資格も取得し、働きながら
人事のコンサルタントに関する知識や実務を身につけました。そして、
もっと人事労務分野に特化した活動をしたいと考えるようになり、
平成11年に会社を創業しました。
 
 
◆事業内容を教えてください
  
私達の事業の柱は、「人事制度の構築及び人事制度の運用支援
業務」と「労務管理に関する相談業務」です。また、それらサービスを
提供する中で、特に経営者や人事担当の方から、経営に関する様々
な悩みや問題の相談にもお応えしています。
 
弊社は、地場の中小企業から、人事制度の構築の依頼を頂きます。
人事制度は、人事労務管理上あった方が好ましいと考えますが、
人事制度は構築して、はじめてスタートラインに立ったようなものです。
今後運用をいかにするかが重要です。中小企業では残念ながら、
人事制度の運用をはかる専任者が手薄ですので、弊社が人事制度の
運用支援をサービスとしてご提供させていただき、企業の成長を支援
させていただいています。すなわち弊社は、中小企業における人事
マネージャーの代行業とも言えると思います。
  
弊社の事業と関連するのですが、中小企業を元気にし、躍進させるこ
とができるのは、そこで働く管理職の方々の影響が大きいと思います。
これは私達の造語ですが、管理職の「人事労務管理力」を高めていく
ことが、これからの企業経営にとっては、大変重要だと考えています。
「人事労務管理力」という、新しい人事労務分野における概念の確立
を行い、新しい事業の柱にしていきたいと考えています。
 
  
037b
 
 
◆御社が開発された「持ち味カード」について聞かせてください
 
このカードは、働く人々の持ち味を認識してもらい、輝く人材になって
もらうための気づきのツールです。弊社は「持ち味カード」を活用し、
クライアント様の従業員のキャリア教育や学生の就職活動の支援など
をさせていただいています。
 
「持ち味カード」には、社会で働く上で必要とされる能力と行動事例が
書かれています。「持ち味カード」を使った自己分析によって、自分で
把握している「持ち味」と他人から見た場合の「持ち味」を探します。
自分で選んだカードと他人の選んだカードが一致していれば、まさに
それは、その人の「持ち味」です。また、自分が気付かなかった持ち味
を認識したり、他人に知らせたい持ち味があれば、それをPRします。
  
要は自分の持ち味を知ることで、自分の強みをさらに伸ばし、会社や
社会に貢献することがとても大切であるということです。持ち味を意識
して行動すれば、個人のチャンスはどんどん膨らみ、会社の業績も
向上することは、間違いありません。多くの人々に自分の持ち味は
何かについて、知って頂く活動に、今後とも力を入れて行きたいと
考えています。
  
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デライトコンサルティング様が開発された「持ち味カード」
(※インタビュー中に、私(水谷)も持ち味カードを使って、
自己分析をさせていただきました。自分の持ち味は、「誠実さ」
や「チャレンジ精神」といった項目等と認識できました。自分の
強みや改善点などを、短時間で知ることができましたので、
大変活用価値のある意義深いツールであると思いました)
 
 
◆御社の強みやこだわりを聞かせてください
 
まず第一に、人事制度構築及び運用支援と労務管理の両方を
ワンストップでご提供できることだと思います。すなわち、人事政策に
精通したスペシャリストと社会保険労務士など現場の労務事情に
詳しいスタッフが連携して対応できます。
 
第二には、経営の視点を持ち、クライアント様の奥深いところまで
理解し、一緒に考え行動できるスタッフがいることです。私達は、まず
会社経営と現場を知り、一緒になって考えてこそ、本当に必要とされて
いるサービスをご提供できるものと考えています。お陰さまで最近
やっと、お客様がお客様を紹介していただけるようになって参りました。
弊社のようなサービス業では、一番嬉しいことです。
   
  
◆近藤社長の夢や目標は何ですか?

   
一つ目はHマーク制度の構築と推進です。
HマークのHはHumanの頭文字で、このような制度構築は、まだ
日本では誰も取り組んでいないのではないかと思います。これは
何かと申しますと、人事労務管理に真剣に取り組み、社員の成長を
支援している会社を認定する制度です。学生さん達が就職活動の
際に、企業を選ぶ指標になったり、良い人材の獲得にも繋がります。
   
もし実現できれば、今後、企業価値をはかる最大の指標にもなると
確信しています。「企業は人です」、良い人材が長く定着する会社が、
収益を上げ社会に貢献します。したがって、Hマークを取得した会社
は、銀行借り入れを有利に進めることができたり、他人から見れば、
株式投資を行いたい会社の指標になります。
  
二つ目は、付加価値の高いサービスを提供できる社会保険労務士
法人を設立したいということです。クライアント様に付加価値の高い
サービスをご提供し続けるために、自らも継続できる組織を形成
したいと思います。組織体は継続することが大切です。社会保険
労務士が多くの企業から、尊敬と信頼を勝ち取るきっかけ作りを
したいと思います。
 
最後に、管理職の「人事労務管理力」に関して、1年以内に商品化
をしたいと思っています。これは、企業の管理職に対し、人事労務
管理がどの程度できているか、診断テストを行い、管理職の方々に
フィードバックを行うサービスです。そして、それに準じた研修なども
展開していきたいと考えています。年末には、「人事労務管理力」に
ついて解説した書籍を出版する予定です。この目標は実現に向け、
現在進行中です。
   
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◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
  
「誠実・愚直・感動」が私の仕事観なのですが、まず何よりも働く上
で大切なことは、愚直であることだと思います。愚直という言葉に
私が込めている意味は、目の前に与えられたことを一生懸命やる、
ということです。与えられたことを愚直に取り組むことで、周りから
認められる存在になり、チャンスがめぐってきます。また、次の課題
を発見したり、新しいアイデアの閃きのきっかけにもなると思います。
 
とにかく与えられた仕事に、文句を言わずに素直に引受け、愚直に
取り組む。これが特に若い人には一番よい、キャリア形成に繋がる
のではないでしょうか。
 
 
◆大変貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました 
 

 
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近藤社長は、新しいことにチャレンジされていく姿勢を強くお持ちで、
夢や目標について語っていただいた内容がとても印象的でした。
また、人事や労務に関する現場視点でのお仕事のお話から、
多くのことを学ばせていただきました。本日はお忙しいところ、
インタビューにお答えいただき本当にありがとうございました。
 
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
  
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M&Aの意味と実践     セレンディップ高村社長  

2009-06-01 07:00:00 | 専門家インタビュー

今回のプロの仕事術のゲストは
セレンディップ・コンサルティングの高村徳康社長です。
高村社長のインタビューは今回で2回目になりますが、
今回のインタビューがきっかけとなり、塾の応援団かつ
顧問団として「東海ビジネス倶楽部」が6月1日に発足

いたしました。高村社長のご支援ご協力に感謝いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。 -起業家育成塾代表
東海ビジネス倶楽部の詳細はこちら


●日時 2009年5月1日 10:00~11:00
●場所 セレンディップ・コンサルティング 会議室
●セレンディップ・コンサルティング株式会社の詳細は 
こちら
●第1回 高村徳康社長のインタビューの詳細は こちら
●インタビュアー 起業家育成塾 三潴 克彦 (みつま かつひこ) 
  
●高村徳康(たかむら のりやす)氏 プロフィール
     

名古屋大学卒業後、証券会社に就職。
証券アナリスト、ファンドマネージャーを歴任。
6年後に監査法人トーマツに転職。
東海ビジネスドットコムに出向。
900社を越すベンチャー企業の支援に携わる。
その後独立して、現在は
セレンディップ・コンサルティング株式会社
シンク・パートナーズ株式会社 
2社の代表取締役
 
・公認会計士
・日本証券アナリスト協会検定会員
・名古屋大学 客員准教授
・岐阜大学 客員准教授
  
  
      
今回は2009年1月に「ガイアの夜明け」にご出演された高村
徳康社長に2回目のインタビューにお答えいただきました。
最近のお仕事内容やベンチャーキャピタルについての見方や
考え方、そして、最後に、今後のビジョンや事業構想を語って
いただきました。

 
 
1.最近のお仕事
 
◆今回は2回目のインタビューへご出演ありがとうございます。
早速ですが、最近のセレンディップ・コンサルティングのお仕事
内容について聞かせてください。

 
最近は特にM&Aに関するご相談が増えています。会社の存続に
関わることとして事業承継や事業再生のご相談も多いですね。
この事業承継や事業再生のご相談は広い意味で見れば、
M&Aに含まれると思います。
 
 
◆M&Aとは何ですか
 
一言で言えば、会社の事業と株式を別の会社や個人に譲渡したり、
譲り受けることです。私が生涯の仕事と考えているビジネスマッチ
ングの究極のバージョンです。
 
 
◆M&Aはどんな時に行われるのですか
 
大きく4つのケースに分かれます。
まず、オーナーが引退する際に会社を相続する場合です。
これまでは、オーナーのご息子や親族に会社の事業と株式を譲渡
していたことが多かったのですが、近年、外部に相続することも
増えてきました。
 
次に、会社の売却、つまり何らかの理由により、株式の売却を行う
場合があります。これは、赤字になっている事業部を他の企業に
売却したり、子会社を売却するニュースなどでよく見るケースです。
一般的なケースとして、先ほどの事業承継と今お話した株式の
売却の場合にM&Aが行われることがよくあります。
 
3番目が株式上場に絡んで、4番目が会社を廃業あるいは倒産する
ケースです。会社のオーナーが廃業することを決めても、その会社を
他の会社が買いたいという要望があれば、その際にM&Aが行われ
ることがあります。
  
 
◆今ご指摘された4つのケースの案件数はいくつくらいですか
 
前年度の日本の統計ですと、廃業が約27万件、倒産が約1万
6千件、上場が49件、そして、M&Aの件数は約2500件で、
残りの390万件が相続の可能性がある先です。
    
これらの数値が現していることは、次世代に継承すべき技術や
製品の多くが埋もれてしまっているのではないかということです。
例えば、会社の経営が悪化して倒産する場合でも、その会社の
技術など、目に見えない財産がまだまだ光る要素を含んでいる
場合が沢山あります。
 
 
◆M&Aの仕事を行うために必要なことは何ですか
 

まず、M&Aそのものの実行を考えている会社を会うことです。
会社を買いたいという要望の会社と会社を売りたいという要望の
会社の両社を探します。そして、両社の要望がマッチがするような
支援をさせていただきます。しかし、M&Aの成約確率は低く、
1000件のうち3件程だと言われています。
 
また、去年までは「会社を買いたい」というご相談が多かったの
ですが、今年に入ってからは「会社を売りたい」というご相談が
増えています。この変化の背景には、景気の問題もあると思い
ますが、団塊の世代の大量の退職が最も大きな要因ではないか
と考えられます。
 
高い技術力を有する団塊の世代が退職すると会社の経営その
ものにも影響が出てくると思います。そのため、会社の相続や
廃業に繋がるケースが多く、「会社を売りたい」というご要望が
増えている一つの原因ではないかと考えています。
 
 
◆M&Aの情報はどこから得られているのですか
 

税理士の先生や公認会計士の先生、銀行の方、証券会社の方、
M&Aの専門会社、社長から直接お聞きするなどで情報を
いただいています。
 
 
◆M&Aの仕事を行うために必要な資格はありますか
 
資格は特にありません。また、日本は、欧米に比べて、M&Aその
ものを扱う仕事も少ないです。
 
 
◆どんな人がM&Aの仕事を行うのですか
 
主に銀行や証券会社で働く人が行うと思います。
 
 
◆M&Aに関する相談は誰に行えばよいのでしょうか
 
「会社を買いたい」という場合は銀行や証券会社、M&Aの専門
会社に、「会社を売りたい」という場合は、税理士の先生にご相談
されるとよいのではないでしょうか。
 
  
◆名古屋のM&Aの市場の動向を教えてください
 
名古屋では「会社を売りたい」というニーズよりも、「会社を買いたい」
というニーズの方が多いと感じます。また、名古屋に比べ、東京や
大阪の方がM&Aの件数が多く、名古屋は仲介手数料も低いと思い
ます。仕事をしていると風土の違いを感じますね。
  
名古屋のM&Aの市場はまだまだ伸びつつあると思います。
世界から見て特出した技術を持った企業が名古屋には数多くあり
ます。そういった会社や技術を後世に受け継いでいくお手伝いをした
いですね。

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2.ベンチャーキャピタルの見方や考え方
 
◆ファンド運営事業のシンクパートナーズの最近のお仕事に
ついて聞かせてください

 
現在までに14社のベンチャー企業に投資をさせていただきましたが、
近日上場する予定の会社が2社あります。ファンドとしての成果が
出始めている時期に来ています。
 
 
◆2009年1月放送の「ガイアの夜明け」へのご出演を拝見させ
ていただきました。ご出演された際に、高村社長は「売れる技術に
することが私たちの使命」とおっしゃていましたが、どのような視点
で投資されるのですか

  
ガイアの夜明けでもご紹介されましたが、投資先のベンチャー企業で
シフトという会社があります。この会社は、カメレオンコードという従来
のICタグよりも低いコストで情報を読み取ることができる技術を開発
しました。この技術でこのコストがシフトの最大の強みだと思います。
 
私たちが投資を検討させていただく際に見るポイントは、投資検討先
企業の社長さんの考え方や人となり、そして強い成長志向があるか
どうかです。例えば、世界で最高峰の技術を開発した会社があった
とします。しかし、技術力の追求だけが目的となり、その技術を享受
する人や社会全体の利益に対して、関心が弱い経営者には、どれ
だけ優れたものを持っていても投資を控えさせていただくと思います。
 
一方、技術開発や企業活動の先に顧客の価値や社会に対しての
利益を強く考えている経営者には大きな可能性を感じます。
投資をさせていただくからには、一緒になって成長していける会社と
パートナーになりたいからです。
 
また、仕事をご一緒させていただく中で、挨拶やお礼や返事をきちん
とされる方には好感が持てます。こういった方は会社経営に関しても
確たるビジョンや行動指針を持って実行されていることが多く、伸びる
企業の条件とも言えるのではないかと思います。
  
  
◆「売れる技術」という言葉はとても印象的だったのですが、
「売れる技術」と「良い技術」の違いは何ですか

 
やはり企業として大切なことは顧客を創り、喜んでもらうことだと
思います。「売れる技術」とは、使う人がいてはじめて成り立つもの
だと思います。世の中には、陽の目を見ていないけれども高い技術力
を持った「良い技術」がまだまだたくさん埋もれています。
 
技術の高さだけではなく、顧客や社会の声を取り入れれば、本当に
みんなが必要とする技術に生まれ変わることがあると思います。私は
それを「売れる技術」と表現しています。
  
私たちの役割は、人と人、技術と技術、企業と企業を繋ぐお手伝い
を行い、社会性の高い技術を世の中に送り出すこととその企業の
継続した発展のためのお手伝いさせていただくことだと考えています。
  
  
◆投資先の会社はどんな時に上手くいくと言えますか
  
やはり成長志向が強く、必ず最後までやりきるという強い意志を
持っている経営者のいる会社が上手くいくと思います。
 
 
◆投資後はどのような支援をされるのですか
 
企業様の販路拡大、資金調達、技術革新、人材獲得のお手伝いを
させていただき、売上に貢献できる仕組み作りを行います。例えば、
お客様を紹介させていただいたり、大学教授と産学連携させていただ
いたり、マスコミを使って認知度を上げるお手伝いをさせていただ
きます。これらの他には、コストが削減できるような提案をさせて
いただくこともあります。
 
 
◆人財の募集は行っているのですか
  
人財の募集は行っています。M&Aと未公開株に関する仕事の
経験者で共に成長できる喜びを分かち合える方に来ていただきたい
と思っています。
 
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3.今後のビジョン・事業構想
 
◆ベンチャー支援や起業支援をされるに当たってどんなビジョン
をお持ちですか

 
日本で一番の起業家支援会社にしたいと思っています。大きなビジョン
ですが、できることを一歩一歩積み重ねていきたいです。
 
 
◆高村社長の今年のテーマや事業構想は何ですか
 
近日中に、会員制度で起業支援を行うサービスを開始しようと思って
います。会員になって良かったと言っていただけるようなサービスを
作っていけるよう頑張っています。
 
また、「お助けマンクラブ」という事業も考えています。先月の4月より、
元ポッカコーポレーションの名誉会長を務められた内藤由治様に
弊社の顧問になっていただきました。内藤さんのような経営の第一線
で活躍されてきた方に、再生過程の会社や事業成長をしたいと
思っている会社のアドバイザーをしていただく仕組みを作ろうと企画
しています。特に上場予備軍の会社においては、非常勤の監査役や
社外役員に就任して欲しいというニーズが数多くあります。
 
 
◆「お助けマンクラブ」のメンバーは今後も増えるのですか
  
この事業に関しては、内藤さんが経営の第一線を退かれた方で実力
ある方と接触を開始しています。次の若い世代を育てていく力を貸して
いただきたいのです。
 
 
◆高村社長のお話をお伺いしていると、まさにヒト・モノ・カネの
マッチングのプロフェッショナルという印象を受けます

  
私自身いろいろな方々のご支援をいただいているお陰です。本当に
たくさんの方々に助けていただいていることに感謝しています。
 
 
◆私の主観ですが、Web上でのヒト・モノ・カネのマッチングサー
ビスで使いやすいものが少ないと感じています。聞きたい情報を
専門家に気軽に尋ねる仕組みがweb上にあれば便利なのに。
高村社長はどのように思われますか

 
確かにそうかもしれません。そうだとすれば、現在考えている会員
制度のWEBページで「WEBマッチングサービス」という支援事業が
できたら面白いかもしれません。貴重な見解をありがとうございます。
 
 
◆最後に将来の夢や目標を教えてください
  
前回のインタビューの際もお話させていただいたことですが、50歳で
資産を10億円貯めておきたいと思っています。そして、3億円づつ
3人に投資を行い、名古屋から世界に通用する起業家を輩出したい
です。そして、残りの1億円は、いつも私を支えてくれている奥さんに
あげたいです。
 
 
◆大変貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました
 
 

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私も高村社長がご出演された「ガイアの夜明け」を拝見しましたが、
「売れる技術にすることが私たちの使命」という言葉が印象的でした。
お仕事から今後の事業構想を語っていただく中で、社会から求めら
れるような技術や会社を支援したいという高村社長の思いに感銘を
受けました。また、今後考えられている事業も非常に魅力的に感じ
ました。貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました。
  
記事作成 水谷 翔(起業家育成塾)
 
*****************************


SaaSについて       関口 幸一氏

2008-11-03 12:53:38 | 専門家インタビュー
ナレッジマネージメント代表の関口氏に現場の立場から
SaaSについて記事をご投稿頂きました。
ご協力ありがとうございました。 

         
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●関口氏 プロフィール
岩手県生まれ。ナレッジ・マネジメント代表。
宇宙にあこがれ星が好きで軌道計算を簡単にできないかと
コンピュータと知り合う。ソフト会社へ勤め、オペレータ、
プログラマ、システムエンジニア、システム営業、プロジェクト
マネージャ、管理職を経験。その後、IT企業での人材の育成の
難しさを痛感し独立。独立を機に名古屋ソフトウェアセンターと
出会い、システム構築、プロジェクト管理、システム監査、
セキュリティ等を現場からの視点で指導し現在に至る。
    
■専門分野
SE・プロジェクトマネージャー育成
システム監査・セキュリティ監査の実施
ISMS・プライバシーマーク取得コンサル
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「SaaSって何?」
    
 
新しいソフトウェアの活用方法でサービス型ソフトウェアと呼ばれ
、ユーザは必要な機能(業務上のサービスを実現するための
ソフトウェア部品)のみを必要なときに利用でき、利用する機能
に応じた分だけの料金を支払う形態です。
 
通常のソフトウェアは、あらゆるユーザにとって必要と思われる機
能をすべてまとめ、すべてのユーザに同じ機能を提供するようにな
っている。このようなソフトウェアは、ある1人のユーザにとって
は、あまり必要のない機能が多く搭載された冗長なものとなってし
まい、必要のない機能に対しても料金を支払っていることになる。
そこで、個々のユーザが本当に必要な機能のみを必要なときに利用
でき、その機能に対してのみ支払いをするSaaSという考え方が登場
しました。
   
   
目的・目標・計画・方法は(国の政策・民間の役割は)?
    
SaaSの利用には一般的に以下のようなメリットがあります。
○コスト削減
○導入の容易さ/迅速性
○運用管理作業を業者に一任できる
○柔軟な利用が可能(必要がなくなればすぐに利用を停止できる)
○自社でカスタマイズ可能(一部のSaaS)
    
●中小企業がコスト削減や運用管理を業者に一任できる、といった
点に魅力を感じているのに対し、大企業の場合は、導入の容易さ/
迅速性や自社でカスタマイズできるといった点に魅力を感じて導入
しているようです。
    
経済産業省では、「SaaS向けSLAガイドライン」を、総務省では、
「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示指針」、
「ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン」
を策定・公表するなど、国を挙げて、SaaSの普及促進を積極的
に支援しています。
   
経済産業省 SaaS向けSLAガイドラインページはこちら
  
        
企業でのチェックポイント
   
① 中小企業ユーザにおけるチェックポイント
   
例えば、中小企業にとっては、コスト削減や運用管理負荷の低減、
柔軟な利用が可能といった点をメリットとして考えると、チェック
すべきポイントは「マルチテナント・アーキテクチャになっている
か」「特別なソフトウェアをインスールすることなく利用できる
か」「契約期間に最低1年以上などの縛りがないか」等です。
   
 
② 大企業ユーザにおけるチェックポイント
   
 
一方、大企業にとっては、導入の容易さ、迅速性、自社でカスタマ
イズ可能、コンプライアンス対応(特にSOX法対応)といった点が
メリットであり、連携の容易性や監査報告書作成の有無等が
チェックポイントとなります。
   
 
③ 企業規模共通のチェックポイント
     
 
共通のSaaSのチェックポイントとして、ユーザ数と解約率に注意が
必要です。契約期間に縛りがある場合を除き、サービスの解約率が
低ければ、顧客がそれだけサービスに満足していることになり、客
観的に顧客満足度を測る指標になります。
 
本当に自社独自のソリューションが必要なのか(無理に他社と違う
ことをやろうとしているだけではないのか)という点については、
十分に検討を行ってください。
   
    
 
アプリケーションによる違いには考慮が必要
   
 
アプリケーションの違いを考慮することが必要です。つまり、ユー
ザごとのカスタマイズが必要となるアプリケーションか否かによっ
て、当然、考え方は異なります。
   
 
① Web会議や電子メール、グループウェア、会計ソフト
  
 
Web会議や電子メール、グループウェアなどはユーザが必要とする
自由度は低く、複雑なカスタマイズはそれほど発生しない。また、
会計ソフトなども定型書式が存在するため、カスタマイズの必要性
は低い。従って、このタイプのアプリケーションの場合、全ユーザ
が同じコードベースのアプリケーションを使うことに違和感は生じ
ない。
   
 
さらにいえば、顧客側で高度なカスタマイズができなくても構わな
いため、SaaS化のハードルは低い。グループウェアや会計ソフトが
ASP時代から多いのは、こうした理由によるものである。ユーザと
しては、高度なカスタマイズができないからといって、必ずしも評
価を下げる必要はない。当たり前のことではあるが、自社の変更要
求に応えられるかどうかである。
     
 
② CRM/SFA(顧客管理/営業支援)
   
 
一方、SaaS時代に注目を集めるCRM/SFAでは、一般的に、企業
ごとに営業プロセスや業務フローは異なるため、カスタマイズは必須
のアプリケーションである。このため、各企業のビジネス形態に合わ
せて、パッケージアプリケーションにかなりの工数をかけてカスタ
マイズを行うというのがこれまでの常識でした。この常識を覆した
のが、SaaSで一躍名をなしたセールスフォース・ドットコムである。
高価なパッケージソフトを購入しないで、なおかつ、「ユーザ側で
かなり自由にカスタマイズができる」「導入期間も大幅に短縮でき
る」「機能的にもパッケージソフトに見劣りしない」となれば、こ
れまでCRMパッケージの導入に踏み切れないで居たユーザが興味
を示すのは当然のことといえます。
   
 
このようにユーザ側としては、アプリケーションの特性×アーキテ
クチャという観点にも着目して、サービスを選択するようにしたい
ものです。SaaS先進国といえる米国では、既に破綻に追い込ま
れるSaaSベンダも出ており、複数の観点からベンダを評価する
必要があります。
    
 
更に言えば、日本と米国の開発環境の違いにも注目する必要が
あります。日本のソフトウェア(特に個別開発)の品質は最高で、
過剰品質とも言えるレベルです。あるレポートによれば米国の20倍
もの品質差があるという報告もあります。その意味において米国で
のSaaS適用と同列には述べることはできません。ガートナーによれ
ば米国でのパッケージ、SaaS適用は今後更に伸びると想定されて
いますが、日本での適用が伸びると現時点では想定できません。
   
  
将来どうなっていく?
  
① SaaSに向いている用途は?
   
コンテンツ/コミュニケーション/コラボレーションと呼んでいる
カテゴリを挙げることができます。このカテゴリには、eラーニン
グやWeb会議などが含まれます。また、セールスフォース・ドッ
トコムが提供しているような、営業支援のアプリケーションを含む
CRMも該当します。これらは、これまでもSaaSの利用が進ん
できた分野であり、今後も進んでいくと考えられることから、
SaaSに向いている分野といえるでしょう。
     
 
一方、ERP、特にSaaSでの利用が進みにくいと思われる生産
管理の領域でも、中小企業では活用の余地はあります。
北米ではSaaSによるアプリケーションが提供されており、利用
も進みつつあります。例えば、ベンチャーに近い中小規模の製造業
が工場を迅速に立ち上げる際に利用するなど、事例が蓄積されてき
ています。
   
 
② 今後予想されるSaaSの進化は?
   
 
SaaSベンダには、消費者向けの先端的なインターネット関連技
術を素早く取り込むことに長けているという特徴があります。具体
的には使い勝手の面でGoogleやAmazonのようなインタ
ーネットサイトと遜色ない画面を提供していることが挙げられます
。業務用のパッケージ・ソフトウェアがなかなか取り込めていなか
った消費者向け技術については、SaaSが今後も最先端を走ること
になると考えていいでしょう。
  
  
◆まとめ
   
 
ソフトウェアの導入にかかる手間やコストを極力減らし、迅速に利
用を開始したい企業にとって、SaaSは有力な選択肢の1つとな
ることは間違いありません。SaaSの導入を検討する際に注意し
たいポイントを以下に示します。
   
 
●機能
●データ/アプリケーション統合のしやすさ
●カスタマイズ性
●テナンシーモデル(マルチ・シングル)
●SLA/パフォーマンスの保証
●アドオンコスト
●データの移行性
   
 
ソフトウェア管理の合理化からビジネスモデルの改善へと活用の方
向が変化しているという流れで、今後も更に活用の幅が広がると考
えられます。
   
 
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2000年頃のIT用語の氾濫を思い出しました。
ASP、ERP、CRM、SFA、CTI。いろいろありましたが、
内容や目的が不明確なまま、ずいぶん振り回された
覚えがあります。
今回はSaaSの内容・目的から活用方法・将来性に
ついて解説していただきありがとうございました。

前回の資格同様ITは目的ではなく手段です。
その内容や活用の仕方を十分に知ってから
取り入れていこうと思っています。
次回の内容も楽しみです。記事の投稿ありがとうございました。
  
起業家育成塾 三潴 克彦(みつま かつひこ
  
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㈱キャリアインパルス  澤田 昌彦 社長

2008-10-20 07:31:35 | 専門家インタビュー

●日時 2008年9月12日 12:30~14:00
●場所 株式会社キャリアインパルス 会議室
●株式会社キャリアインパルスのホームページは こちら
●インタビュアー起業家育成塾 三潴 克彦(みつま かつひこ)
 
●澤田昌彦氏 プロフィール

愛知県豊橋市出身、立命館大学法学部卒業。
1970年株式会社リクルート入社。
主として新卒採用を中心の人事採用コンサルタントを経て
1984年株式会社リクルートエージェントに転籍。
東京本社で販売促進・募集企画部長。1986年リクルート
エージェント名古屋支社を立ち上げ、初代支社長に就任。
中京地区の求人開拓、営業管理、カウンセラー業務。
支社管理を経験。1994年株式会社キャリアインパルスを
設立。代表取締役に就任。東海中京地区に根ざした誠実な
営業姿勢とカウンセリングを信条とする。
2001年東京支社開設。
 
012b
リクルートエージェントの名古屋支社を立ち上げられ、初代
社長に就任された澤田昌彦氏。現在は株式会社キャリア
インパルスの代表を務められており、インタビューでは市場
から求められている人材像や人材業界についてのお話を
中心に伺いました。

 
 
◆現在の事業内容について教えてください
  
企業の要望に応じた人材の紹介業を行っています。対象の人材は
専門性が高いホワイトカラーが中心です。最初は登録型の紹介業
から始めましたが、4年前に企業からの要望もあり、ヘッドハン
ティングの事業もスタートしました。
 
人材紹介業の歴史は古く、すでに江戸時代から行われていました。
職人の怪我を治療する医者が仕事に復帰できなくなった職人達を
口入屋家業として他の職業に紹介する、といったことが行われて
いたようです。また、芸能プロダクションによるタレントなどの
派遣や看護婦さん、家政婦さんを専門として派遣事業など、随分
前から人材派遣や紹介業として行われてきたものもあります。
 
 
◆どのような人達が登録していますか?
 
30代前半の人が多いですね。現在働いている会社の将来に不安
を抱えているとか、上司や会社と合わない、といった理由が多く見
られます。現時点で職が無く、求職中という人はほとんどいません。
働きながら次の職を探している人が多数を占めています。
 
 
◆紹介しやすい人に共通している能力などはありますか?
 
「ある職種や会社についての基礎を全部わかっている人」
が良い人材ではないでしょうか。
20代で何社も転職している人は会社の表面しか見ていない
場合が多く、仕事の深い部分までわかっていないのではないか
と思います。もちろん全ての人に言えるわけではありませんが。
 
  
◆どのような能力を持っている人がヘッドハントされますか?
 
まず、業種によって求められる能力の偏りはあまりありません。
多くの場合、企業が求めている人材の条件は経営上の問題に関わ
れる40代の部長クラスの人間です。これは、企業が一定期間内
に経営体制を整えたいという要望があるからです。
求人広告ではいつ人材が見つかるかわからないので、このような
ケースの場合にヘッドハンティングが行われることが多いですね。
 
 
◆ヘッドハンティングの要望の人材はどのように探すのですか?
 
企業の案件に従って主に人脈から探します。
 
 
◆紹介先の企業を教えてください
 
基本的にはデンソーやアイシン、豊田自動織機などの大手ですが、
中小企業への紹介も近年増えています。
 
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◆市場から求められている人材とはどのような人ですか?
 
まず、30代で企業に採用される人達の傾向は自分のスタンスを
しっかり持って生きている人だと思います。10年後、20年後
のビジョンを持って積極的に行動できる人が高い潜在能力を秘め
ているのではないかと思います。
 
40代で管理職などに採用される人は、話していると人生の王道
を歩いているな、と感じされられることがあります。こういった
人は、例えば、経理の仕事をしている時でも自分の専門分野と
他の分野も関連付けて考えることができ、常に大局観を持って
仕事をしている印象を受けます。
 
ヘッドハントされる人材は人間性も重要ですが、具体的な企業の
要望が決まっている場合も多々あります。
例えば「グローバル企業でITのシステム管理を行い経営戦略にも
携われる人材」という要望があった場合、実績を重視されること
もあります。
 
  
◆かつての人材業界と現在で変化したことはありますか?
 
最近困っていることは合理的な方法で行われる就職や転職です。
ITの発達によって、かつては探すことが不可能だと思われていた
人材を簡単に見つけることができるようになりました。それが
逆に弊害を生んでしまったように思います。IT普及以前の人材の
発掘は、企業から求める人材の要望を受けても100%条件に
合った人材はそう簡単には見つかりませんでした。しかし、ITの
発達によって、人材の情報が全てデジタル化されると求める条件
をピンポイントで探せるようになりました。
     
そうすると企業の人事がどんどん事務的になる。かつては人事部
が相当力を入れて、会社の10年後、20年後の将来を熟慮し、
それに見合った人材を探し、採用することが主流でした。
現在はデジタル化された情報の中から人材を採用するので、採用
する側もされる側も自由度がどんどん少なくなり、就職や転職後
の仕事も事務的で創造性に乏しいものになってしまっているの
ではないでしょうか。
 
現在の20代で働く若い世代の人達は、かつてより新しい経験が
あまりできないのではないかと思います。アメリカの場合、就職
しても自分がやりたかったことと違うと感じた場合、もう一度、
専門学校などに入り直し、やり直しがききます。しかし、現在の
日本ではなかなかそういった社会的な仕組みが無く、しかも、
デジタルで管理されていると人生を有意義だと思える人も自ずと
少なくなる気がします。社会全体を考えると果たして現在の
日本の仕組みは良いのかどうか疑問を抱きます。
 
 
◆デジタル管理によって無駄が無いことが逆に可能性の狭めて
 しまうこともあるのですね

 
ある企業の人事担当者の方から最近の新卒入社の若者は可哀想
だという話を聞きました。昔は就職活動と言ったらリクルートブックを
見て数社決め、面接に望んでいましたが、現在はITを使って何十社、
時には100社以上受けることも可能になりましたが、半面、全て
の企業に断られると、その人の人格否定にも繋がるのではないか、
という内容の話でした。
 
005b
 
 
◆近年の派遣自由化は人材業界へどのような影響を
 及ぼしましたか?

 
創業の年は1994年ですが、当時、愛知県で人材派遣業や紹介業
を行うために必要な有料職業紹介の許可証を取得している会社は
私達で7社目でした。そして、小泉元首相の頃に規制緩和がなされ
た後、数年の間に派遣事業を行う事業者が急激に増加し、今年の
春頃には愛知県では950社以上となりました。その結果、市場内
で人材の獲得のせめぎ合いが行われ、混乱も生じています。
 
 
◆有料職業紹介の許可証を取得することは難しいのですか?
 
今はとても簡単です。規制緩和と同時に事業者が増えたことで、
行政の監査が非常に簡単なものとなりました。
 
 
◆人材派遣業界の今度はどのようになっていくのでしょうか?
 
派遣業自体は必要なものだと思います。アメリカでは能力が高い
人が企業に行き、問題を解決したら去っていくケースが数多くあり
ます。現在の日本で派遣社員は正社員よりも給料が低くなっていま
すが、かつてはその逆でした。企業側からすると景気の変動に
伴って派遣社員にある期間働いてもらうことで問題を解決してきた
例があります。しかし、派遣社員と正社員の給料が逆転してしまった
現在では考えていくべき問題は数多く存在すると思います。
 
 
◆本日は大変貴重なお話をありがとうございました
 
 
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市場から求められている人材像のお話は私にとって大変貴重な
学びとなりました。可能性のある人材とは一体どういう人材か、
企業はどうしてそういった人材を求めるのか、とめどなく溢れてくる
疑問でした。今回のインタビューでは、人材と業界についての詳細を
お話いただき、これからの活動の目標を明確にすることができました。
本当にありがとうございました。
 
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
 
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業界の課題についてお話いただき、大変勉強になりました。
人は何のために仕事をするか。何を学ぶ必要があるか。
あらためて考えることができました。出逢いに感謝いたします。

起業家育成塾 三潴 克彦 (みつま かつひこ)
   
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IT業界の資格情報    関口 幸一氏

2008-09-25 07:00:00 | 専門家インタビュー
ナレッジマネージメント代表の関口氏に現場の立場から
IT業界の資格について記事をご投稿頂きました。
ご協力ありがとうございました。 

         
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●関口氏 プロフィール
岩手県生まれ。ナレッジ・マネジメント代表。
宇宙にあこがれ星が好きで軌道計算を簡単にできないかと
コンピュータと知り合う。ソフト会社へ勤め、オペレータ、
プログラマ、システムエンジニア、システム営業、プロジェクト
マネージャ、管理職を経験。その後、IT企業での人材の育成の
難しさを痛感し独立。独立を機に名古屋ソフトウェアセンターと
出会い、システム構築、プロジェクト管理、システム監査、
セキュリティ等を現場からの視点で指導し現在に至る。
    
■専門分野
SE・プロジェクトマネージャー育成
システム監査・セキュリティ監査の実施
ISMS・プライバシーマーク取得コンサル
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◆ICT業界での資格にはどんなモノがあるのでしょうか?
      
情報処理業界の資格制度には大きく分けて以下の様になります。
    
①国家資格 
   情報処理技術者試験
②公的資格 
    情報検定、ディジタル技術検定
③民間資格 
    一般資格 ドットコム・マスター、日商PC検定試験
    ベンダー資格 CISCO技術者認定、オラクル認定技術者
    ベンダーニュートラル資格 CIW資格試験、CompTIA
       
この3種類が基本となります。
  
若干毛色の変わったところで、
・審査員(ISO関連)
・PMP(ProjectManagement Professional)
・ITコーディネーター等があります。
あまり若い方向きの資格ではありません。
ある程度の年齢になったら考えても良い資格といえます。
他の業種・業態に比べれば非常に多くの資格制度があります。
   
    
◆どれくらいの人が資格を取っているのでしょうか?
      
国家資格の情報処理技術者は、1969年に通商産業省(現:経
済産業省)が創設以来2007年秋期までの応募者数が1,450万人
以上、合格者数が約159万人となっています。
他の公的資格や民間資格も併せればどれぐらいの総数になるのか
把握できません。ですが、かなりな部分は重複している可能性があ
ります。
 
原則的には基本情報処理技術者が入口としてあって、その先に
各資格があるかと考えられます。基本情報処理技術者でない人が
上位試験に受かる確率はほとんど無いと言えるでしょう。
基本情報と初級シスアドの合格者で約126万人ですからその他は
33万人しかいないということです。
 
初歩段階での対象として「初級シスアド」(累計130万人、32万
人、約30%)というものがありますが、一般企業での就職に
おいては若干のアドバンテージがあるように言われていますが、
情報処理業界においてはあまり意味も持たないでしょう。
 
ちなみに、審査員 ISO関連審査員(9000、20000)が約2万人、
ISMS(ISO27001)審査員で約5千人、Pマーク審査員で約500人、
PMPで約2万人、ITコーディネーターで約7千人というところです。
情報産業従業者が約60万人で一般企業での情報関連従業者と
合わせて約100万人が関係者という中での数字です。
   
 
◆資格を取ると、どんなメリットがあるのでしょうか?
 
ある統計によると情報処理技術者試験においてはかなり
メリット(就職率が上がる、給料が上がる等)がある会社もあります。
高度試験においては10万円単位の金銭的アドバンテージが
ある会社もあるそうです。
 
仕事の内容により取るべき資格も違ってきますが、相対的に取得
者が少ないため特定の方向へ進もうと思われる方は先に資格取得
ありきかもしれません。
   
若い方々の取得対象資格としては原則、情報処理技術者資格が
ベストでしょう。受験料が安くそこそこの評価が得られます。主要な
レベルで名称と合格率を挙げると、
   
・基本情報処理技術者(約16%)
・ソフトウェア開発技術者(約14%)
・アプリケーションエンジニア(約7%)
・その他高度技術者(約8%)
・システム監査技術者(約8%)
  の5段階ぐらいに分けられます。
 
基本情報処理は市民権ぐらいで、その先の資格では数万円か
ら10万円を越えるプラスαが得られる会社もあります。そのよう
な会社は相対的に取得率が低い会社といえます。会社規模等とは
関係がないため、そのような会社を選択するのも良いかと思われます。
     
     
◆資格を取っている人は仕事ができるのでしょうか?
   
高度な情報処理試験を取得している方はそれなりに仕事も
できると考えていいでしょう。仕事をしながら資格を取得した方々
ですから実践的です。その意味から言うと学生時代に取得された
資格(基本情報処理等)は取得しているからといって仕事ができる
ということには繋がらないようです。
   
高度情報処理試験に関してはミニ論文などもありますので、それ
なりな考え方と経験が無いと合格しません。経験度などからいって
小さなソフトハウスなどではより上流(高度)な仕事に対応する
ケースが少ないため、高度情報処理技術者が少ないという現状もあ
ります。
しかし、何事にも例外というものがありますからその点は気をつ
けておいて下さい。
    
   
◆もし取るとしたらどんな資格が良いのでしょうか?
  
情報処理業界へ入るのであれば「基本情報処理技術者」を基本と
考えてください。関連の公的資格、民間資格等がありますが、有利
性が大きく違います。
学生時代にも取得できる資格としては、その上に「ソフトウェア開発
技術者」があります。一般のIT企業ではこの資格を持っていれば、
人間的に問題がなければ即合格と考えても良いでしょう。
    
それから数年はIT関連企業であればほとんど資格挑戦の機会はな
いと思えます。その間にどれだけの知識の蓄積ができるかがその先
に大きな成長をもたらすかどうかが決まると思います。
最近の方々はその時期に努力をしない方々が多くなってきている
ように感じます。いくつかの会社で資格取得の研修を実施しました
が、わざわざ取締役が挨拶に来ているにもかかわらず、現場の人達
の関心はいまいちという企業があります。役職者の方々は純粋
に本人のことを考えて資格取得に頑張って欲しいと考えていますが、
親の心子知らずのようです。
  
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技術者の研修を行っている関口社長のお話にはいつも
助けられています。
どんな資格があるのか、その取り方と学び方は、活用の仕方は、
などの疑問に答えていただきありがとうございました。
資格は目的ではなく手段ですが、その内容や活用の仕方を
十分に知ってから挑戦したいと思いました。
次回の内容も楽しみです。ありがとうございました。
  
起業家育成塾 三潴 克彦(みつま かつひこ
  
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広告代理店 カタリスト  松下 敦士 社長

2008-09-22 07:00:00 | 専門家インタビュー

●日時 2008年9月8日 16:00~17:30 
●場所 ヒルトンホテル伏見
●カタリストのホームページは こちら
●インタビュアー 水谷 翔 (起業家育成塾)
  
●松下敦士氏 プロフィール

愛知県生まれ。東海高校卒業後、名古屋大学工学部
建築学科に進学。大学卒業後はハウスメーカーに入社。
その後、ディスカウントストアやインターネットベンチャー
企業など数社を経て2003年に有限会社カタリストを
設立し、代表取締役に就任する。
 
001b
高校時代から起業を考え、ハウスメーカーやインターネット
ベンチャー企業など数社を経て独立された松下社長。
今回の
インタビューではお仕事内容やその魅力を中心に
お話を伺いました。
 

 
◆現在のお仕事について教えてください
  
現在は広告代理店的な業務をメインに行ってます。具体的には
ケータイショップの販売促進の支援です。docomo、au、softbankの
折込チラシの企画制作やイベントの企画運営などを行っています。
また、システム開発やHP作成と運営のお手伝いなどもしています。
ケータイショップ向けの仕事は以前からお付き合いがあった社長
さんからお話をいただいたことがきっかけで現在の事業の中心に
なっています。
 
  
◆独立されるまではどのようなお仕事をされていたのですか
 
高校生くらいから漠然とですが、将来は社長になりたいと思って
いました。でも、そうは言っても具体的にやりたいことが決まって
いなかったので、大学を卒業し最初は積水ハウスに就職しました。
 
大学では建築学科だったので、入社後は設計の仕事に携わってい
ました。しかし、入って半年くらいしてくると違和感を感じ始めました。
新卒で入社した20代前半の自分と周りの40代、50代の人たちの
仕事は基本的に同じで、未来が見えてしまったんです(苦笑)。
その時から、私は元々広告の仕事に興味があったので、より発展性
があると感じた広告の仕事をさせてもらいたいと頼んだのですが、
今思えば当たり前ですが、結果はダメだったので、転職することに
しました。
   
それで転職紹介会社で広告関係の仕事ができる会社を
探していました。そこで中堅の広告会社と社員10名ほどの
ディスカウントカメラ店の2社が候補に挙がりました。カメラ店は
専務の方が最初から「来てくれ」と言ってくださり、また意思の
疎通と決断が早いというところに魅力を感じ、社員数で1000分
の1になる会社に転職することにしました。
 
でも、入社して一年くらいしたらその専務の方がお亡くなりになら
れてしまいました。せっかく仕事に慣れてきた頃だったのですが、
何となく自分の方向性を見失ってしまって辞めることにしました。
その時は、金銭的に少しゆとりがあったので、「この後仕事をしだ
すと出来なさそうな事をしよう。」と思い、国内各地とアジアを3ヶ月
ほど回りました。
 
帰国後、携帯電話ショップの運営を行っている会社、技術者向け
の教育を行っている会社に入り、企画や営業をして、広告宣伝や
キャンペーン運営の仕事もしました。
 
それからは、トーシン、インターネット系のベンチャー企業で
働きました。それらの会社ではモバイルコンテンツを作ったり、
WEB中心の企画制作や運営を行いました。
 
多くの会社で仕事をしていましたが、独立したいという意思があり、
会社勤めでは自分が満たされないと感じていました。
具体的にどういった事業をやっていくかわからない状況のまま
時間は過ぎていきました。
 
このように思っていた時、半面、かつて自分が働いていた会社の
方々から仕事のお話やいろいろな相談を頂くようになっていました。
個人で仕事をする機会をつくって、自分を試して見ようと思い、
半年後の2003年、カタリストを設立することになりました。
  
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◆社名のカタリストという名前の由来は何ですか
 
会社を作ろうと思った時に辞書を見ていて最初に良さそうと
思った名前がカタライザー(触媒)でした。そして、いろんな会社で
働いてきて思ったことは自分が具体的な何かを作るより、その
仕組み作りや人とのネットワークの中で仕事をする方が得意だと
いうことです。自分の得意な仕事の方法に触媒という言葉が
最適だと思いました。また自分はあまり話すタイプの人間では
無いのですが、様々な人達と仕事を共にしていくということで
「語る人」と「カタリスト」に掛詞の意味も込めています。
 
 
◆お仕事の魅力を教えてください
 
いろんな会社で働いてきたことでたくさんの人脈があることが
強みだと思っています。何か仕事で知りたいことや頼みたいこと、
困ったことがあった場合、相談できる人が何人もいます。多くの
人に出逢える環境で仕事をしてきたことで、様々な仕組みを作って
いく力を養うことができました。やっぱり、いろんな人との関係の
中で仕事を行っていくことが楽しいから、それが魅力ですね。
 
 
◆学生時代はどのような活動をしていたのですか
 
大学生の時にプロデュース研究会というサークルに所属して、
ミニコミ紙という今でいうフリーペーパーの作成を行っていました。
当時流行っていたディスコのイベントをやるために広告の協賛を
取りにいったり、イベントへの人集め、運営などもしました。
同じように大学祭のコンサートの企画、運営もやりましたね。
また、デザインがこの頃から好きでMacを買って自分でデザイン
をやったりしていました。そう考えると、どちらも今と近いことを
やっていたんだなぁ、と思いますね。
  
 
◆自分に最も影響があったことは何ですか
 
そうですね、年配の方々に助言をいただいたことが大きいと
思います。初めて転職した先の会社の専務だった方はとても
エネルギッシュで、20代の社員が深夜まで働いている時でも、
一緒に働いてくれたりと社員の面倒見が良く、豪快な方でした。
その方が現場で手本になって多くのことを教えてくださいました。
  
まったく別の方もいらっしゃいました。情報を広く収集し非常に
論理的な方でした。「今後は通信業界が外資も含めて大きく動く
から、世界に目をむけなさい。」とか誰も言わない頃に言われた
りしました。常に冷静に先を見据えて動く方で、本もたくさん読ま
れていて「今度この本の感想を教えろ」なんてことも多かった。 
   
そのほかにも多くの年配の方々の色々な世界で経験された
お話から視野を広げてもらったことが私の人生に多大な影響を
与えている思います。また、色々な人の紹介を頂いたりと多くの
面でお世話になってきました。
     
007b
  
 
◆将来の夢や理想の人生について聞かせてください
 

なぜ会社をするのか、ということを考えると良い会社を作って
働く社員や社会に還元することが大切かな、と思っています。
今後の会社の事業を具体的にどのようにしていくかは、決まって
いない部分もあるのですが、利益を追求するあまり、お客さまを
無視した儲け方やインチキや偽装はあってはいけないことだと
思います。
 
今は見えない部分もたくさんありますが、良い会社にしようと
いう意思を持って、会社を大きくしていくことで、結果として
社会貢献ができれば一番嬉しいことだと思っています。
 
 
◆夢や目標に向かって頑張っている人達に一言お願いします
 
自分のやりたいことはすぐには見つからないと思います。特に
20代、30代で見つかることは少ないのではないかと思います。
それでも、意思を持って行動していれば、少しづつ見つかり、
形になり、出逢う人も変わってくるものだと思います。また、ここ
2年くらいで思うようになったことは、行動する先に社会貢献の
目線を持っていると良いのではないかと思います。
 
 
◆本日は大変素晴らしいお話をありがとうございました
 

 
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松下社長のお話の中で私が最も勉強させていただいたポイントは
人と人との関係の中で仕事をすること、またその仕組み作りを行うと
いうことです。そして、社名の「カタリスト」の名前の由来と掛けられた
意味にはとても納得しました。
 
出逢いを大切にされ、現在のお仕事に発揮されている松下社長の
人脈のお話は勉強させていただくことが多く、今後の活動にも生か
していきたいことが満載でした。お忙しいところ、インタビューに
お答えいただき本当にありがとうござました。
 
記事作成 水谷 翔 (起業家育成塾)
  
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ご紹介者様へ
  
松下社長をご紹介いただいた
シニアサロン悠友知摘の
桑原様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
   
三潴 克彦 (起業家育成塾)

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