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アクティブチームメソッドコンサルタントの日記

経営者や経営に関わる方々との出会い・気づき・学びを書いていきます。

改善途中での出来事

2009-07-06 21:22:45 | 改善活動
こんばんは。

ある企業での出来事です。

生産性を向上させるべく改善活動に取組んでいます。

先月から取組んでいたある改善策に目処がつき、あとはやるだけという段階にまできました。
やれば間違いなく売上で数百万円の増加が見込まれます。

ところが問題が発生しました。

改善対象となる工程の作業者の一人が、作業内容を変えることに納得しないのです。

職場の上長から、改善策に取組むことよるメリットには作業者自身の作業が楽になることも含まれると、何回も説明をされていますが、聞く耳持たずといった状況です。

話しを受け付けてもらえない理由はよく分からず、周りの方が言うには頑固者だからということです。


改善を成功させるためには、なんとかこの作業者に理解と協力をしていただく必要があります。

何れにせよ、話し合う過程を避けて通るわけにはいかず、何回も説明をして協力のお願いをしていくしかありません。

ところがある時、その頑固な作業者から逆に改善案が出てきました。なかなか越え難かった壁を越えれそうな案でした。

そして実際にやてみると、大きな成果が見えてきました。

現場の最前線の方々が本気になれば、ほんとうに大きな成果を出してしまうということを見せ付けられました。

なぜ作業者は行動を変えたのか?

その理由は定かではありませんが、おそらくリーダーの方が何度も思いを強くして話し合ってきたことで、だんだんと変わってきたのではないかと思います。


現場での改善は大きなエネルギーが必要です。

途中でいくつもの難関が待ち受けています。

しかし、これを乗り切ったときの喜びは大変なものであり、改善活動に大きな弾みがつきます、

その時、同時に人の成長も実現されていきます。

これからも気づきを得て、どんどん変わっていく方々が増えていけばと期待しています。