台風4号が浜松の近く、正確には豊橋のはしっこを通り過ぎて行きました。
去年の台風では、浜松は大変な目に遭ったので、びくびくしていたのですが、やはり今回も大変でした。
浜松の人って、どういうわけか、地震も台風も、自分たちのところには来ないと固く確信しているのですよね~。
外に住んでいる人から見ると、
「静岡県に住んでいるのに、地震も来ないなんて、なぜそんなことが言えるのか??」
と、詰め寄りたくなるような、わけのわからない確信に満ちているのです。
そういえば、戦中に大きな地震が来た時も、磐田には甚大な被害をもたらしたようですが、浜松はそれほどでもなかったという話を色々と聞きます。
今まであまり地震の被害がなかった。
だから、浜松には地震が来ない。
…んだそうです!!
冗談なんだよね、むしろ、この発言は郷土愛のあらわれ?とか思っていたのですが、去年の秋、台風が来た時、どうやら本当にそう思い込んでいるらしいということを知りました!
刻一刻と台風の進路が予想される台風前夜とか、前々夜、生粋の浜松人である家人は、絶対に天気予報を見ません。
意識して見ないというより、全く無関心で、見るべきという気持ちすらないようなのです!
西国出身の私は、台風が発生すると、必ず天気予報を確認せずにはおられません。
今沖縄あたりか…進路がこのくらいだと、こういうルートかな…。
実家の方は今回は通らないかも。
でも、雨が降るから大変だな…お米は大丈夫かな…などと、天気図をにらみながら考えて、被害を予測します。
でも、そうして私が真剣に見ているというのに、家人はさっさとチャンネルを変えてしまいます。
「なんで変えるのよ!?台風が来てるでしょ??!天気予報にしてよ!!!」
「ええっ??」
と、家人は慌ててチャンネルを戻してくれますが、どうして私が天気予報を見たがるのかわからないらしく、私が見ている間、じりじりしながらチャンネルを変えるタイミングを待っています。
この人はマジで天気予報が気にならないんだろうか…。
台風が来るというのに!!!
と、家人の脳天気っぷりが長いこと理解できなかったのですが、理由を聞いてみてまたびっくり。
「浜松は台風来ないから。」
あっさり。
「はあ?なんでそんなこと言い切れるのよ??」
「だって、来たことが本当にないんだよ。昔の伊勢湾台風は大変だったけど、それから後は殆ど浜松には来ないんだ。地形のせいなのかわからないけど、絶対にこっちには来ないんだよ。」
と、自慢気に語るではありませんか!!!
そんなこと言ったって、伊勢湾台風は来たわけでしょ?!!
進路を気にして、近づいて来たら備えるのが当たり前でしょうが!!
…と怒っていた私ですが、まあ、たしかに、浜松に住んでから、ほんとに台風がほとんどやってこないんですよね~。
他の土地がどんなに大変でも、浜松の被害なんて、本当にないんです。
なんて楽な土地なんだ!浜松には地震も台風も来ないって…本当かも??
などと、このごろ浜松人に同化しつつあったのですが、ついに、ついにその自信が根底から揺らぐ時がやってきました!!
私は例によって、天気予報を毎回チェック!これは浜松直撃だ!!もう上陸だ!!大きいぞ!!とドキドキしていたのですが、だ~~れも雨戸も閉めない!
何の準備もしないんです!!
仕方がないので、自分で雨戸を閉めてまわり、鉢なども避難させ、その時を待っておりました。
もう、テレビとツイッターで情報集めまくりです!
どんどん風が激しくなって、これはやばいな~~と思っていましたら、なんと家人が外に出て行き、飛んできた瓦とか、木の枝とかを拾っているではありませんか!!
な、何をやっとるんじゃあ~~~~!!
危ないじゃないかあ~~~!!
台風の時に外に出るとは何事か???!!
何が飛んでくるかわからないだろーが!!!!?
でも、家人は天気予報を見てもいないので、台風が浜松に上陸しているとは露ほども思ってもいなかったそうです。
だけど、あんなに風が吹いて、ひどいことになっているのに、上陸を認識していなかったって、どういうこと?!?
テレビついていたの一緒に見てたでしょ?!!!
全くもって、脳天気にもほどがありますよ!!!
で、それはうちの家人だけではなかったようなんですよね…。
普段台風が来ないから、何の準備をしたらいいかすら、浜松の人たちって本当に!!!知らないんです!!
普通台風が迫ってきたら、ビニールハウスなんかはビニールをはずすのがキホン!!…と思っていたんですが、そんなこと誰もしていなかったので、ビニールハウスの枠が曲がったり、ビニールが破れたりして、全く使えなくなった気の毒な農家の方が続出したそうなんです…。
し、信じられない…!でも、本当なんだわ…。
だから、台風の時外に出ると危ないという常識も、この人達にはないんだわ…。
だから、避難勧告が出た時だって、近くの川の増水を見に行ったりしちゃったんだわ!!!!
「駅の方の新川はすごいらしいぞ!あそこが決壊したら、困るな!!こっちはまだそれほどでもないかもな!!」
それほどでもあるんだよ!!
避難勧告出てるんだよ!!!
まあでも、実際、避難勧告が出たって、逃げるようなところもなかったりするんですよね。
だからかどうか、誰もそんなこと気にしていなかったそうなんです。
避難勧告ですよ??
ツイッター友達は、ひどく心配して教えてくれたりもして…。
とほほですよ…。
その甚大な被害をもたらした台風の後では、豊橋あたりから屋根の修繕のご用はないですかと聞きに来ていたそうです。
…っていうか、豊橋の方が被害甚大だったのでは?
なのに浜松まで出張ですか…。
そして、今回の台風では、とうとう我が家も停電しました!!!
夜の9時ころに突然電気が消えてしまい、しばらく待ちましたが全くダメ。
風がびょーびょー吹いているっていうのに、家人は外に出てきて、
「すぐその先は電気ついてるみたいだぞ!でも、あっちの方は真っ暗だ!!」
いや…確認する必要なんてないから!!
確認したって、電気つかないから!!!
それより外に出たら危ないでしょうが??!!
…でも、男は現状確認しないではいられないんですよね~。
市内がまだらに停電してしまったらしく、結局何もすることもないので、寝てしまいました。
中部電力さんは全力で復帰に努力してくれたらしく、我が家のあたりは真夜中には復旧していました。
台風の中心は通り過ぎていましたが、まだ風は強くて、でもあんな中でも、電力会社の方は、作業しなくてはならないんですね…。
早く回復して、本当に有り難かったです。
地域によっては、もっと時間がかかったところもあったようですけれども。
ただ、今回は瓦が飛んだりという被害は少なかったようです。
しかし、海からの潮風で、植物が殆どダメに!!!
潮をかぶった車がべとべとに!!!!
街路樹の葉っぱなども真っ茶色になって地面に落ちています。
大事なハーブは真っ黒に。
そして、たいして気にもかけなかった雑草だけはやけに元気です。
とほほ…。
直撃ではなかったにしろ、結構浜松も台風の通り道になってしまったんでしょうか…。
あんまり嬉しくないですが、天災は仕方ないですよね…。
これを機に、災害に対する備えをもっとシビアにしなければと、再確認した私でした…。
せめて、せめて私だけでも…。
去年の台風では、浜松は大変な目に遭ったので、びくびくしていたのですが、やはり今回も大変でした。
浜松の人って、どういうわけか、地震も台風も、自分たちのところには来ないと固く確信しているのですよね~。
外に住んでいる人から見ると、
「静岡県に住んでいるのに、地震も来ないなんて、なぜそんなことが言えるのか??」
と、詰め寄りたくなるような、わけのわからない確信に満ちているのです。
そういえば、戦中に大きな地震が来た時も、磐田には甚大な被害をもたらしたようですが、浜松はそれほどでもなかったという話を色々と聞きます。
今まであまり地震の被害がなかった。
だから、浜松には地震が来ない。
…んだそうです!!
冗談なんだよね、むしろ、この発言は郷土愛のあらわれ?とか思っていたのですが、去年の秋、台風が来た時、どうやら本当にそう思い込んでいるらしいということを知りました!
刻一刻と台風の進路が予想される台風前夜とか、前々夜、生粋の浜松人である家人は、絶対に天気予報を見ません。
意識して見ないというより、全く無関心で、見るべきという気持ちすらないようなのです!
西国出身の私は、台風が発生すると、必ず天気予報を確認せずにはおられません。
今沖縄あたりか…進路がこのくらいだと、こういうルートかな…。
実家の方は今回は通らないかも。
でも、雨が降るから大変だな…お米は大丈夫かな…などと、天気図をにらみながら考えて、被害を予測します。
でも、そうして私が真剣に見ているというのに、家人はさっさとチャンネルを変えてしまいます。
「なんで変えるのよ!?台風が来てるでしょ??!天気予報にしてよ!!!」
「ええっ??」
と、家人は慌ててチャンネルを戻してくれますが、どうして私が天気予報を見たがるのかわからないらしく、私が見ている間、じりじりしながらチャンネルを変えるタイミングを待っています。
この人はマジで天気予報が気にならないんだろうか…。
台風が来るというのに!!!
と、家人の脳天気っぷりが長いこと理解できなかったのですが、理由を聞いてみてまたびっくり。
「浜松は台風来ないから。」
あっさり。
「はあ?なんでそんなこと言い切れるのよ??」
「だって、来たことが本当にないんだよ。昔の伊勢湾台風は大変だったけど、それから後は殆ど浜松には来ないんだ。地形のせいなのかわからないけど、絶対にこっちには来ないんだよ。」
と、自慢気に語るではありませんか!!!
そんなこと言ったって、伊勢湾台風は来たわけでしょ?!!
進路を気にして、近づいて来たら備えるのが当たり前でしょうが!!
…と怒っていた私ですが、まあ、たしかに、浜松に住んでから、ほんとに台風がほとんどやってこないんですよね~。
他の土地がどんなに大変でも、浜松の被害なんて、本当にないんです。
なんて楽な土地なんだ!浜松には地震も台風も来ないって…本当かも??
などと、このごろ浜松人に同化しつつあったのですが、ついに、ついにその自信が根底から揺らぐ時がやってきました!!
私は例によって、天気予報を毎回チェック!これは浜松直撃だ!!もう上陸だ!!大きいぞ!!とドキドキしていたのですが、だ~~れも雨戸も閉めない!
何の準備もしないんです!!
仕方がないので、自分で雨戸を閉めてまわり、鉢なども避難させ、その時を待っておりました。
もう、テレビとツイッターで情報集めまくりです!
どんどん風が激しくなって、これはやばいな~~と思っていましたら、なんと家人が外に出て行き、飛んできた瓦とか、木の枝とかを拾っているではありませんか!!
な、何をやっとるんじゃあ~~~~!!
危ないじゃないかあ~~~!!
台風の時に外に出るとは何事か???!!
何が飛んでくるかわからないだろーが!!!!?
でも、家人は天気予報を見てもいないので、台風が浜松に上陸しているとは露ほども思ってもいなかったそうです。
だけど、あんなに風が吹いて、ひどいことになっているのに、上陸を認識していなかったって、どういうこと?!?
テレビついていたの一緒に見てたでしょ?!!!
全くもって、脳天気にもほどがありますよ!!!
で、それはうちの家人だけではなかったようなんですよね…。
普段台風が来ないから、何の準備をしたらいいかすら、浜松の人たちって本当に!!!知らないんです!!
普通台風が迫ってきたら、ビニールハウスなんかはビニールをはずすのがキホン!!…と思っていたんですが、そんなこと誰もしていなかったので、ビニールハウスの枠が曲がったり、ビニールが破れたりして、全く使えなくなった気の毒な農家の方が続出したそうなんです…。
し、信じられない…!でも、本当なんだわ…。
だから、台風の時外に出ると危ないという常識も、この人達にはないんだわ…。
だから、避難勧告が出た時だって、近くの川の増水を見に行ったりしちゃったんだわ!!!!
「駅の方の新川はすごいらしいぞ!あそこが決壊したら、困るな!!こっちはまだそれほどでもないかもな!!」
それほどでもあるんだよ!!
避難勧告出てるんだよ!!!
まあでも、実際、避難勧告が出たって、逃げるようなところもなかったりするんですよね。
だからかどうか、誰もそんなこと気にしていなかったそうなんです。
避難勧告ですよ??
ツイッター友達は、ひどく心配して教えてくれたりもして…。
とほほですよ…。
その甚大な被害をもたらした台風の後では、豊橋あたりから屋根の修繕のご用はないですかと聞きに来ていたそうです。
…っていうか、豊橋の方が被害甚大だったのでは?
なのに浜松まで出張ですか…。
そして、今回の台風では、とうとう我が家も停電しました!!!
夜の9時ころに突然電気が消えてしまい、しばらく待ちましたが全くダメ。
風がびょーびょー吹いているっていうのに、家人は外に出てきて、
「すぐその先は電気ついてるみたいだぞ!でも、あっちの方は真っ暗だ!!」
いや…確認する必要なんてないから!!
確認したって、電気つかないから!!!
それより外に出たら危ないでしょうが??!!
…でも、男は現状確認しないではいられないんですよね~。
市内がまだらに停電してしまったらしく、結局何もすることもないので、寝てしまいました。
中部電力さんは全力で復帰に努力してくれたらしく、我が家のあたりは真夜中には復旧していました。
台風の中心は通り過ぎていましたが、まだ風は強くて、でもあんな中でも、電力会社の方は、作業しなくてはならないんですね…。
早く回復して、本当に有り難かったです。
地域によっては、もっと時間がかかったところもあったようですけれども。
ただ、今回は瓦が飛んだりという被害は少なかったようです。
しかし、海からの潮風で、植物が殆どダメに!!!
潮をかぶった車がべとべとに!!!!
街路樹の葉っぱなども真っ茶色になって地面に落ちています。
大事なハーブは真っ黒に。
そして、たいして気にもかけなかった雑草だけはやけに元気です。
とほほ…。
直撃ではなかったにしろ、結構浜松も台風の通り道になってしまったんでしょうか…。
あんまり嬉しくないですが、天災は仕方ないですよね…。
これを機に、災害に対する備えをもっとシビアにしなければと、再確認した私でした…。
せめて、せめて私だけでも…。