ある日家人が新聞の記事を見せてくれたのが、映画「大鹿村騒動記」の紹介記事でした。
大鹿村は、昨年歌舞伎を見に行った思い出深い美しい村。
この映画「大鹿村騒動記」も、村歌舞伎がモチーフのようです。
でも、こういうマイナーな映画は浜松では観られないんだよな…と思っていたら、やっぱりです。
浜松では上映館は一つもありません。
このあたりからだと、ららぽーと磐田に行くか、豊橋の映画館に行くかの選択肢しかありません。
遠いし、どうしようかと思っていたら、「大鹿村騒動記」の主演原田芳雄さんが突然亡くなってしまいました!
これには驚きました…。
これは観なくては!という家人の気持ちが盛り上がってしまったのですが、わが家は介護中なので、二人揃って外出できるタイミングは限られています。
オールナイトなら、義母をちょっと義弟に看ていてもらって行けそうかも…と思っていたら、なんと断りもなしにオールナイトがなくなってしまいました!
主演男優の遺作ということで、しばらくやってくれるのかもなどと甘いことを考えていたら、観はぐれることになってしまう!!という危機感がぎゅんぎゅんと高まってまいりました。
「この際、一人で観に行ってきたら?私は別の時に行くから!」
と、提案してみましたが、それもなんだかお互いに気が進みません。
困ったな~と思っていた日曜日、義母を看ながら調べてみると、上映は時間帯もあまりよくない2回だけ。
それでも、どうしても行きたいと家人が言うので、急で申し訳ないけれど義妹に電話してみたら、
「そのくらい大丈夫ですよお~!」
と快く留守番を引き受けてくれて、なんとか出かけることができました。
ありがとう!!Fさん!!!
映画のチケットは、事前にネットで購入することが多いんですが、この「大鹿村騒動記」は、1人900円でした!
え??何かのマチガイじゃないの?!困った!と思ったんですが、なんか、邦画はこのごろ安めに設定されているそうで、そんなことも知りませんでした…。
得した気分です。
映画は、とても面白かったです!
主演の原田芳雄は、大鹿村で小さな食堂をやっていますが、親友が妻を連れて村を出奔して10数年経っているという設定です。
で、その妻が認知症になったので、親友が妻を返しにやってくるという、なんというか、日常のすぐ隣に意外とこういうのあるよね~、みたいなお話です。
辛口かと思ったら、意外に甘めのコメディーで、きついネタのわりにはキリキリ来ず、全体的にのほほんと纏まって、笑えて可愛くて、面白かったです。
村歌舞伎とのからみもよく、凝ったストーリーではない分、きめ細かく描かれていて、舞台の大鹿村もうまく生かされていて、ほっとするような映画でした。
主人公の妻の認知も、ぬけぬけと連れて帰ってくる親友岸部一徳の、駄目さ加減も、非常によかったですね~。
駄目男も、ここまでいくと、笑えますね~。
認知って、シビアに突き詰めるときつ~いですけれど、こういう笑えちゃう側面って、意外とあるような気がします。
何が解決したわけでもない映画なんですけれども、人生ってまあ、そういう風な感じですものね~。
大鹿村のロケーションもとってもよかったです。
最後に、三国連太郎がお墓参りをするシーンがあるんですが、その墓は、私たちが昨年行った時、いいロケーションだよね~と話していた墓だったので、びっくり!!
家人は大喜びです。
多分、木や谷の感じからして、このお墓じゃないかな~と思うんですよね…。
画に描いたような美しい景色ですよね~。
ちょっとの間でも、綺麗な村に行ってきたような気持ちになる映画です。
是非ご覧になってみてください~。
大鹿村は、昨年歌舞伎を見に行った思い出深い美しい村。
この映画「大鹿村騒動記」も、村歌舞伎がモチーフのようです。
でも、こういうマイナーな映画は浜松では観られないんだよな…と思っていたら、やっぱりです。
浜松では上映館は一つもありません。
このあたりからだと、ららぽーと磐田に行くか、豊橋の映画館に行くかの選択肢しかありません。
遠いし、どうしようかと思っていたら、「大鹿村騒動記」の主演原田芳雄さんが突然亡くなってしまいました!
これには驚きました…。
これは観なくては!という家人の気持ちが盛り上がってしまったのですが、わが家は介護中なので、二人揃って外出できるタイミングは限られています。
オールナイトなら、義母をちょっと義弟に看ていてもらって行けそうかも…と思っていたら、なんと断りもなしにオールナイトがなくなってしまいました!
主演男優の遺作ということで、しばらくやってくれるのかもなどと甘いことを考えていたら、観はぐれることになってしまう!!という危機感がぎゅんぎゅんと高まってまいりました。
「この際、一人で観に行ってきたら?私は別の時に行くから!」
と、提案してみましたが、それもなんだかお互いに気が進みません。
困ったな~と思っていた日曜日、義母を看ながら調べてみると、上映は時間帯もあまりよくない2回だけ。
それでも、どうしても行きたいと家人が言うので、急で申し訳ないけれど義妹に電話してみたら、
「そのくらい大丈夫ですよお~!」
と快く留守番を引き受けてくれて、なんとか出かけることができました。
ありがとう!!Fさん!!!
映画のチケットは、事前にネットで購入することが多いんですが、この「大鹿村騒動記」は、1人900円でした!
え??何かのマチガイじゃないの?!困った!と思ったんですが、なんか、邦画はこのごろ安めに設定されているそうで、そんなことも知りませんでした…。
得した気分です。
映画は、とても面白かったです!
主演の原田芳雄は、大鹿村で小さな食堂をやっていますが、親友が妻を連れて村を出奔して10数年経っているという設定です。
で、その妻が認知症になったので、親友が妻を返しにやってくるという、なんというか、日常のすぐ隣に意外とこういうのあるよね~、みたいなお話です。
辛口かと思ったら、意外に甘めのコメディーで、きついネタのわりにはキリキリ来ず、全体的にのほほんと纏まって、笑えて可愛くて、面白かったです。
村歌舞伎とのからみもよく、凝ったストーリーではない分、きめ細かく描かれていて、舞台の大鹿村もうまく生かされていて、ほっとするような映画でした。
主人公の妻の認知も、ぬけぬけと連れて帰ってくる親友岸部一徳の、駄目さ加減も、非常によかったですね~。
駄目男も、ここまでいくと、笑えますね~。
認知って、シビアに突き詰めるときつ~いですけれど、こういう笑えちゃう側面って、意外とあるような気がします。
何が解決したわけでもない映画なんですけれども、人生ってまあ、そういう風な感じですものね~。
大鹿村のロケーションもとってもよかったです。
最後に、三国連太郎がお墓参りをするシーンがあるんですが、その墓は、私たちが昨年行った時、いいロケーションだよね~と話していた墓だったので、びっくり!!
家人は大喜びです。
多分、木や谷の感じからして、このお墓じゃないかな~と思うんですよね…。
画に描いたような美しい景色ですよね~。
ちょっとの間でも、綺麗な村に行ってきたような気持ちになる映画です。
是非ご覧になってみてください~。