米国大学院貧乏留学日記

28歳の独身男が、貧しさに立ち向かい、貧しさから学ぶ、お金にこだわった貧乏な留学生活を綴ります。

代筆者キャサリン。

2010年10月01日 12時52分53秒 | 貧乏留学日記

9月30日(木)

昨日辺りから普通に作業しているだけなのに疲れが抜けない感じがして体がとてもだるい。 今日は早めに切り上げてアパートに帰ってきたのだが、午後6時過ぎに担当している授業を履修している一人の男子学生からメール。結果的にさらにどっと疲れが出る事になる。

内容を簡単に纏めると、「月曜、水曜と体調が悪くて授業に行けず済みません。水曜日に小テストがあったと聞いたのですが、改めてそのテストを受ける事はできますか。もしくは、代わりに何か課題をする事で埋め合わせは出来ませんか。」との事。

更に、普通大学の授業を担当している講師にメールを送る場合は、その人の宛名をまずメールの一行目に書くものだと思うのだが、この学生の場合、

“Hey, I’m taking your 7:30 class...”

で始まっていた。

日本語への訳し方によっては、「おい、俺お前の7時半の授業取ってんだけどさ・・・」である。全く考えられん。お前は悟空か。

テストや小テスト、宿題の締め切りなどがある度に同じ様なメールが色んな学生から届く。因みに35人のクラスなのだが、ここ2週間で学生本人もしくは家族が病気になったケースが今日のメールで4件目である。

自分のクラスの学生を疑って掛かる事はしたくないが、真偽はともかくとして、一つ一つまともに取り合っていたらキリが無いというのもまた真実である。しかも、学期当初に配布した講義要綱に、小テストと宿題の内、最も得点の低い2つは最終成績に加算しないとしっかり書いてあるのである。それもこれも、「小テスト1つでいちいち医者からの診断証明書みたいなものを持ってこられてもキリが無い・・・」というベテラン教授からのアドバイスに従った結果そうしたのだが、正に的確なアドバイスだった。講師暦2ヶ月目にして早くも現実を悟りつつある。

話を元に戻すが、午後6時過ぎに男子学生から送られてきたメールの一番最後に“Kathryn”と名前が添えられているのに気付いた。

???

誰だよキャサリンて?

もしかしたらメールの最後をKathrynで締めくくるのが最近のトレンドなのかとおもっったが、どうやらそういう事もないらしい。となると、ますます疑問は深まる。もしかして、授業を休んで小テストを受け損なってしまった学生本人を心配したお母さんとかお姉さんとかガールフレンドがお節介を焼いてメールの内容を代筆して、そのまま勢いあまって代筆者の名前を添えたまま僕に送信してしまったのだろうか。

もし本当にこの学生の代わりにどこかのキャサリンが代筆したのだとすると、上述の“Hey”で始まる無礼な書き出しにも納得がいく。代筆しているからこそ、この学生が履修している授業を担当している講師の名前を知らないのである。

ま、正直言うと代筆していようがいなかろうがどっちでも良いのだが、こういう訳の分からない事をされると本当にどっと疲れが溜まる。

因みに学部生から授業を担当する講師に送られてきたメールで、僕が聞いた中で一番面白かったのは、期末試験が終って成績が出た後に、「洗車でも芝刈りでも何でもしますのでDをCにしてもらえませんか?」という奴である。多分3年位前にもこのブログに書いた気がする。

果たしてこれを超えるツワモノが僕のクラスに現れるのか。非常に楽しみである。




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