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あべっち v(^▽^)~♪ の『のほほん・とほほん・ボヤ記』

ここでUPするのは日記と言うより日々のボヤキだったりするべさ(笑)
只今、引っ越し先をどうするか悩み中。

宮島未奈さんの本『それいけ!平安部』読んだ!

2025-06-10 19:01:31 | ごにょごにょ...独り言。

いやぁー、今日の北海道は各地で夏日&真夏日。

・・・ちょっとハシャいじゃったべさってカンジだべか?(笑)

 

自分の地元は、アメダスによるとほぼ30℃。

ってコトは体感温度は30℃超えってことですね、きっとw

よって、今日はアイスコーヒーが美味しい1日でした。

なんか、急に暑くなったりして、首回りに汗疹が(悲)

ヤボ用も特になかったので、今日は無理せず、自宅に引きこもりw

積読状態だった本をば。

たまには、こういう日があってもいいでしょ。

 

今日は、コレ読みました。

 

宮島未奈さん 『それいけ!平安部』 小学館 ※しおりは本の中に入っていました

 

せっかくですから、裏表紙も。

・・・登場人物に「明石」という苗字が登場して、なんだか嬉しい(笑)

 

宮島さんの作品は、読者や書店員さんから絶賛され、数々の賞を受賞されています。

成瀬は天下を取りにいく 新潮社

成瀬は信じた道をいく  新潮社

婚活マエストロ     文藝春秋

自分も上記3作品、全て読んでいます。

 

どの作品も読み終わった後は、気持ちが清々しくなりました。

まさに、カルピスソーダのような甘酸っぱさと清涼感に溢れる感じ。

学生さんが読んだら、きっと自分も何かやってみようという背中を押してもらえる感。

大人が読んでも、ひたむきに自分と向き合うことを思い出させてくれる感覚が蘇ってくる感が。

 

今回、読んだ『それいけ!平安部』も、

登場人物の誰かのキャラクターに共感できる場面があったり、

学生時代の自分と重なってみえてくる場面もあったり、

10代のピュアで真っ直ぐな一生懸命さやひたむきさを読んで、

社会の波に揉まれて大人になってしまった自分は、純真な素直さを失くしてしまったような気がして、

宮島さんの著書に触れるたびに、希望を持たせてくれている気がしています。

 

高校に入学し、平安の心を学ぶ「平安部」という部を作りたい。

新入生で教室にいる人たちは、みんな出会いも含めてゼロからのスタート。

この人なら一緒にできそうというファーストインプレッションを信じて、そこから5名の仲間を集める声掛け。

「平安を学ぶ」というざっくり感なテーマが、みんなで議論を重ねていくうちに、さまざまなアイデアが。

 

そんななかで、文化祭での「平安パーク」の開催というミッションの決定。

平安時代について学びを深めるために、5人自ら、知識を深めるために、体験したりと研修の場を設定。

研修を経て、実際に実践し、部としての実績を作る。

 

1人で考えるよりも、みんなで考えるほうがいくつものひらめきが生まれる。

1人だけのアクションよりも、みんなでの取り組むほうが強みがでてくる。

行動を起こしてみると、校外の人とのつながりが生まれてくる。

お互いに寛容になれば、仲間になれる。

 

読んでいると、高校生の部活動のサクセスストーリーに見えますが、

最初は、道も手立てもない、ただの「希望」だったものが、1歩ずつ形となっていく過程が

まさに春から秋にかけてみんなで切磋琢磨した「青春日記」のようだなぁと胸アツ。

 

大人の視点で見ると、あるプロジェクトが発足され、召集された5人。

みんな個性がバラバラでも、お互いにその個性を受け入れながら、それぞれの強みをパワーにして

得意分野を最大限に活かして、信頼関係の強いひとつのチームが完成。

意外と似通う点が多いのかも。

 

大人になる前の10代。

ちょっとほのかに芽生えていた心模様に感情が揺らいだりするアオハル。

人と比べることの息苦しさ。

本当は自分のなかでは不要なのに、上下や勝ち負けの線引き。

勝つためだけに得る技術と煽られる闘争心。

取り組んでいることに対する結果も必要だけど、

気持ちの中では、楽しむことの大切さも教えてくれたような気がした1冊でした。

 

この登場人物5名が、5年後はどんな人生を歩んでいるのかなぁ。

アフターストーリーを読んでみたいなと思いました。