さえら

Çà et là
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紅葉と美術館

2010-11-21 03:11:41 | 美術展



箱根ポーラ美術館で開催中の『アンリ・ルソー展』へ行ってきました。
18点ものルソーの作品の他,アポリネールの詩なども展示されていて
なかなか充実していました。

また常設展も名品ぞろい,さらに工芸部門,化粧道具コレクションと
さすが所蔵品9000点という美術館です。

写真に写っている入り口からまず階下へ。
広い空間と中央にエスカレーターのある多層階になっていて,
まずそこでチケットをもぎってもらいさらに階下へいくと展示室。
さらに階下へ行くと常設展・・・だったかしら?
どの階も雰囲気が似ているので,帰りに集合場所を探して
また迷子になってしまいました


昼食はバスで移動して宮の下 富士屋ホテルへ。
メインダイニング50周年記念メニュー

コンソメが美味しい。
コンソメは肉や野菜を水から煮立て,沸騰させないようにじっくりと
じっくりと時間をかけて,そうしてやっと澄んだ美味しいスープができあがる。
とても手間のかかる料理だから,いまどきこんな風に本格的に作った
コンソメを出してくれるお店はめったにありません。
貴重なスープですね。

メインは箱根豚を使った料理。

また開業以来変わらぬ味という「ビーフカレー」も
マイルドで深みがあってとても美味しかったです。

老舗ホテルならではのメニューでした。

薩摩切子

2009-04-10 10:35:21 | 美術展
サントリー美術館で開催中の『まぼろしの薩摩切子』展を見てきました。

透明ガラスの上に色ガラスを被せ、色ガラスの上からカットすることにより、
切り口が透明になり、色ガラスがさまざまな形になって浮かび上がるという切子。

江戸幕末の薩摩藩が財政を立て直すために薬瓶のガラス工場で作り始めたとか。

青や薩摩オリジナルという紅色の色ガラスを使ってカットされた器や瓶、
美しく輝いておりました。

目を引いたのはさまざまありましたが、面白いところでは篤姫の雛道具。
一つ一つは2~3㎝くらいの小ささなのに、形もカットも本物の通りに造られていること。それが何十個も並んでいました。
薩摩切子でおままごとをしていたのでしょうか。


サントリー美術館は「六本木ミッドタウン」ができたときに赤坂から移ってきたのですが、今回はじめてミッドタウンを訪れました。
建物周囲の庭の桜が見ごろで、芝生に入って座っている人も大勢いました。
ここは入ってもいいのだそうです。

来年はこの芝生でお花見をしてみたいですね。
桜の根元に植えられていた低木の「黄金柾木」の黄色い葉が、きれいな黄色で遠目からは菜の花かと思ってしまうほどでした。