さえら

Çà et là
フランス語で「あちらこちら」
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鉢の土入れ替え

2013-01-14 13:04:17 | 園芸

バラの鉢の土を入れ替えてみました。

初めてのことなので手さぐり状態ですが、ともかく経験!と思って挑戦です。

   まず用土を用意しました。赤玉の小粒と腐葉土を混ぜました。残っていたバラ用の培養土も入れてしまいました。

  苗の葉を落としました。下に引っ張ると簡単に取れました。

  何鉢分かの葉です。

 鉢から出してみたら、根っこにあやしげな瘤が見つかりました。怪しげなので切り取りました。

 鉢から出してみないと根の病気には気づかないものなので、やはり1~2年に1度は土替えをするといいのですね。

  根についた土を、まずおおよそ落としてから水洗いしてここまで落としました。もっと完全に落としたほうがよいようです。ひげ根や古そうな根も切り落としましたが、古そうな根はまだ少なかったです。

新しい鉢に入れて作業終わりです。写真をうっかり忘れましたので、後程載せます。

この日は、8鉢中5鉢の入れ替えしました。

 

 

 

 


バラの名前(つづき)

2013-01-14 12:41:41 | 園芸

[この記事は、昨年の7月に書いたものに一部書き換え修正をし、今日の日付として投稿しなおしたものです]

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外国で作出され、日本に輸入されたバラの名前で問題となるのが綴りと発音の食い違いです。

例えばこの「コレット」。
私はここで コレットと書いていますが、購入先のさらにその仕入先の園芸店のつけているラベルには「コレッタ」と書いてあります。
しかし綴りは Colette ですから、「コレッタ」と読むのは無理があるように思われます。

また「アルベルティーヌ」についても、「アルバータイン」と記しているケースもありました。
Albertine を英語読みすればそのように読めるかもしれません。このバラはフランスのバルビエが作出したバラであることを考えると、フランス語の読み方で「アルベルティーヌ」と読むのが自然であると思うのですが。

NHKの『バラ大百科』 この本は、綴りに対する読み方に関しての几帳面さが伝わってきます。
フランス作出のバラはフランス語綴りの発音というように。
例えば Princesse de Monaco は「プランセス・ドゥ・モナコ」、さらにSouvenir du Docteur Jamain は「スヴニール・デュ・ドクトゥール・ジャマン」などは、duのu、Docteurのeu、Jamainのai、などの発音。Prince Camille de Rohan は「プランス・カミユ・ドゥ・ローアン」なども。

ただ、これらのカタカナ表記も完全にフランス語の音を再現しているかというと、厳密にはできていないということになると思います。例えばdeのe 、 Docteur のeu はどちらも「ゥ」と表記されていますが、厳密にはこの二つの発音は違います。de とdeux の違いでもあります。euの発音は、ゥだけでなくォの音も含むような音になりますから、カタカナ表記は難しく結局ゥと書かざるを得ないという事情があるわけですね。外国語の音のカタカナ表記の限界の一例と言えましょう。

もう一例、Coletteはといいますと、「コレットゥ」となっています。語尾のtte のe は「無音のe」ですから、tteも母音を含まない子音のttの音だけになります。ところが子音だけの音を日本語に表記できません。「トゥ」にしても「ト」にしても日本語では母音を含んでしまいます。ですからどちらも正確とは言えないのではないでしょうか。

こうしてみますと完全にフランス語の音を再現することはある程度あきらめるとしなければなりません。ではどのように考えればよいでしょう。
視点を変えてみましょう。『シェリ』や『青い麦』の作者であるSidonie-Gabrielle Colette は、岩波文庫で「コレット」となっていることをはじめとし、文学の世界では広く、Coletteは「コレット」と表記されているのではないでしょうか。日本語としてすでに「コレット」という読み方が通用していることを考えると、ここは日本語としての「コレット」のほうが自然な感じで受け止めることができるように思います。

Pierre de Ronsard はどうでしょう。de の e も同じように考えてみることができると思います。コレットと同様、詩人としての名前ピエール・ド・ロンサールという表記が広く使われていますから、「ピエール・ド・ロンサール」と表記が馴染みやすいと思います。

そこで先ほどのPrincesse de Monacoのde に戻ってみましょう。 Princesse はフランス語圏の王女という意味でプランセスという発音とその表記には納得できます。すると「プランセス・ド」としてしまうと、どこか違和感を感じてしまいます。プランセスときたらドゥと読みたくなりますから、やはりPrincesse de Monaco は「プランセス・ドゥ・モナコ」というのはとても良い感じがします。「プリンセス ド モナコ」という呼称が、コレットやピエール・ド・ロンサールほど広くいきわたっている名称ではないと考えられることも理由の一つになると思います。


バラの名前

2012-06-09 23:13:44 | 園芸
庭のバラ、9種11株に増えました。
フランス文学にちなんだ名前のバラを集めて育てています。



《コレット Colette》
花の中心はアプリコット色をしていますが、周辺はピンク。
いえ、咲き始めがアプリコットで、咲き進むにしたがいピンク色に。
いえ、1輪目が柔らかなアプリコットで、花の季節が終わるころの最後の花は濃いピンク。
どちらともいえない微妙な色加減。
ガブリエル・コレットの成熟した女性らしさ、あるいはコレットの代表作『シェリ』の女主人公レアを表す色がアプリコットなら、小説を書くだけでなく踊り子として舞台で美しい姿を披露したり、男装したりという奔放さにどこか少女らしさもただようピンクが似合う。
1994年フランスの育種家メイヤンによって作出されたこのバラは、つるバラ。しなやかな枝、洗練された香り。
ガブリエル・コレットに相応しく美しい。


《アルベルティーヌ Albertine》
つるバラで、枝がとても元気よく伸びるさまは、ティーンエイジャーの少女たちのすらりと伸びた手足のよう。
蕾は、内側から咲く力を充満させているかのような力強さを感じさせるふくらみ。
花数も多く、一度にたくさん活発に咲いて、まるで少女たちがはしゃぎながら町を闊歩している時のにぎやかさ。
色は、花びらの外側がやや濃い目のピンクなら、内側はほとんど白に近い、と色を違えている。
「花咲く乙女たち」と思わずつぶやいてしまう。
そう、プルースト『失われた時を求めて』、第2篇「花咲く乙女たちのかげに」の最も重要な登場人物であり、この小説の主人公「私」の最も重要な恋人アルベルティーヌ。
日本のバラの主な本で、このバラが掲載されている解説のどこにもこの名前がこの小説のアルベルティーヌにちなんでいるという記述は見当たらないが、フランスの育種家バルビエがこのバラを作出した1921年の2年前、プルーストは『花咲く乙女たちのかげに』でゴンクール賞を受賞している。

(つづく)

緑陰

2011-08-03 10:35:21 | 園芸
暑さ対策として植えた窓辺のゴーヤ。
ゴーヤの簾を通ってくる風は、思いのほかひんやりとしていました。

彩りを添えるため、同じ鉢に植えた朝顔。
あまりに勢い良く茂ったゴーヤの葉に隠れてしまいます。

朝顔の花は、より明るい方向に、つまり日中は庭に向かって咲くので
部屋の中からは後姿しかみることができませんが、
夜になると、部屋の照明につられてこちらを向いてくれますす。
でも夜なので、まだつぼみの状態です。

今月の花

2009-05-15 21:16:09 | 園芸

バラが咲きました。
メイベル・モリソンは、蕾のときはこんなにピンク色をしていますが、咲くとほとんど白い色になります。それでもほんのりと薄くピンクがかっているところがなんとも上品で毎年ウットリ。
(数年前三越本店屋上で購入)




何年も前から庭に咲いていた深紅のバラ。
最近は直径15cmくらいの大輪になって咲くようになりました。
実際の色はもっと濃くて深い赤色です。




つるバラのカクテル。大きく育ちそう。
(昨年、近所の花屋さんで購入)


長い間探していた濃い紫の色の鉄仙。昨年、向ヶ丘遊園跡地のバラ園で見つけました!この色の鉄仙を見ていると、藍染めのゆかたを着ている人が思い浮かびます。
花屋のおじさんが、花が終わって枯れ枝になっても生きているから捨てちゃダメだよと教えてくれました。その通りに4月になると、枯れ枝から新しい葉、新しい花が出てきました。


大根の頭を水を張った容器に入れておいたら、こんな花が咲きました。
初めて見ましたが、かわいいですね。