マイクロフォーサーズでいこう!

野鳥専用のG9と普段使いのGF10で撮影した画像を紹介しています。

アコギはデリケートな楽器ですね

2020-12-26 18:03:31 | 音楽談義
いつまでも初心者に毛が生えた程度の腕前で成長がないのですが、アコギは、ほぼ毎日触っています。
「天国への階段」のイントロが弾けるくらいのレベル、と言ったら分かりやすいでしょうか。

アコギは2台持っていて、2台ともヤマハです。初心者用の定番FG830と、ちょっと小ぶりなパーラーサイズのCSF-1M。
今回話題にするのはFG830のほうです。



ここ何年か、フィンガースタイルを練習しているのですが、冬に入ってから、押弦の際に指が微妙にずれて弾きずらさを感じるようになってきました。12フレットの弦高を計ってみたところ、弾きやすさの境界線と言われている3mmを上回っていました。夏は少なくとも3mmは下回っていたと思うので、気温の差で変わってしまったのかもしれません。
弾いていてあまり気持ちよくないので、素人は手出ししない方がいいと言われている、弦高調整に挑戦してみることにしました。

弦を緩めてサドルを取り外して、細いマジックで目標ラインを書き込み、机の上に紙やすりを敷いて、目標ラインめがけて、ゴシゴシ削ります。
最初は800番を使って慎重に削っていたのですが、時間がかかるので、途中から400番に変更しました。削りすぎると取り返しがつかなくなるので、何度かブリッジに嵌めて弦高を計り、また外して削りを繰り返して、2.5mm近くになったところでストップしました。

サドルを削った効果で、とても弾きやすくなったのですが、なぜか1フレットのセーハで音がビビるようになりました。
弦高下げたのにどうして?分からないな~と思いながら、もうサドルは削りたくなかったので、トラスロッドで調整することにし、試しに順反りを修正する方向(時計回り)に回してみたところ、これが効を奏して、ビビらなくなりました。

コンマ何ミリ単位の修正だけで、弾きやすさが大きく変わるんですよ。今回は、たまたま修正がうまくいきましたが、逆に却って弾きにくくしてしまうこともありえる訳で、アコギってデリケートな楽器なんだなとあらためて感じました。