――――――――――――
第21手 - ●b6
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + + +
4 + ○ ● ● ● ● ● +
5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ + +
6 + 21 ○ ○ ○ ○ + +
7 + + + + + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
打てる手すべてを検討しました。このb6も白にh3を打たれた際、下の白壁を破っていかないといけないので苦しいのですが、白h3の後の黒d7は斜めが全く返らない手であり、その後黒c7も1石返しの好手になります。その前に白c7で防がれたとしても、左下が分厚い白壁に覆われるためそれほど問題なさそうに思い、ここに決めました。
――――――――――――
第22手 - ○h3
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + + 22
4 + ○ ● ● ● ● ● +
5 ○ ○ ● ○ ○ ○ + +
6 + ● ○ ○ ○ ○ + +
7 + + + + + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
――――――――――――
第23手 - ●d7
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + + ○
4 + ○ ● ● ● ● ○ +
5 ○ ○ ● ○ ○ ○ + +
6 + ● ○ ○ ○ ○ + +
7 + + + 23 + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
想定どおりの進行となりました。
――――――――――――
第24手 - ○g3
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + 24 ○
4 + ○ ● ● ● ● ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + + ● + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
――――――――――――
第25手 - ●c7
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + 25 ● + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
c7の好手も打てました。黒が全体的に内側にもぐった形となり、黒やや良しの形勢です。ドキドキしてきました。
――――――――――――
第26手 - ○e8
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ● ● ○ ○ + +
7 + + ● ● + + + +
8 + + + + 26 + + +
――――――――――――
e7は白にとっても黒にとってもいい手になるのでここで打たれるかと思ったのですが、白e7の後黒a6で白a4に入れず、それでは白やや後退になりそうです。それを防ぎ、かつ黒e7を打ちにくくするe8に入ってきました。
――――――――――――
第27手 - ●d8
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + ● ○ + + + +
8 + + + 27 ○ + + +
――――――――――――
黒がa4とa6を両方打てる手順はもうなさそうです。左辺の攻略はあきらめて、白の好手をつぶしにいくことにしました。
現在白の好手といえばe7ですが、黒からここに入ると次白f7が好手となり、かつ、何も抵抗できないままにf8も白に取られてしまいます。その間に黒は白壁をいくつも突破しなければならなくなり、厳しい展開となります。白e7を悪手にする手順もないので、ここは譲ってその後でいい手を探すことにしました。
黒d8白e7なら黒f8としても斜めが返らないので黒f7が黒の余裕手(黒しか打てない箇所)として残り、譲るだけの手にはなりません。
黒d8白c8なら黒e7とし、白にf8とf7を連打されそうではありますが、そのときは黒a4とすることで白f7の手を一時的に消滅させることができるのでそれでもいいと考え、黒d8を選びました。
――――――――――――
第28手 - ○c8
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + ● ● + + + +
8 + + 28 ● ○ + + +
――――――――――――
白c8だったので、
――――――――――――
第29手 - ●e7
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + ○ ○ 29 + + +
8 + + ○ ○ ○ + + +
――――――――――――
作戦通り黒e7へ。
――――――――――――
第30手 - ○f8
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ● ○ + +
6 + ● ○ ● ● ○ + +
7 + + ○ ○ ● + + +
8 + + ○ ○ ○ 30 + +
――――――――――――
さらに想定どおりf8だったので、
――――――――――――
第31手 - ●a4
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 31 ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ○ ● ● ○ + +
6 + ● ○ ○ ● ○ + +
7 + + ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
これまた作戦通りa4へ。白f7の手は一時的にガードできました。ただ、ここで白a6という好手があります。ですが、その場合は黒b7とし、白a8に入られても黒a7に入れる上、b8が黒の余裕手になるので左下は十分攻略できると考えていました。怖いのはB列に切りを入れられたときに黒がb8に入れない場合(左下の打ち止めが白となり、黒がほとんど残らない)ですが、ここでそのすべてを読みきるのは時間がもったいないので、そうはならないように打っていくことにします。
――――――――――――
第32手 - ○a6
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ○ ● ● ○ + +
6 32 ● ○ ○ ● ○ + +
7 + + ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
またまた想定どおりなので、
――――――――――――
第33手 - ●b7
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ○ ● ● ○ + +
6 ○ ○ ○ ○ ● ○ + +
7 + 33 ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
そのまま進むことに。でもこの後の白の手は大して読んでいません。たぶんあまりいい手はないと踏んでいましたが、どこへくるか??
――――――――――――
第34手 - ○d1
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + 34 + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ● ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
d1でした。斜めも返らないしいい手が残っていましたね~~。しかもこれで白がf7に入れるようになりました。これは防げなさそうです。
――――――――――――
第35手 - ●c1
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + 35 ○ + + + +
2 + + ● ○ + ● + +
3 ○ ● ● ○ ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
ちょっと忘れましたが、白にc1に先に入られるのが嫌でここに打った気がします。
――――――――――――
第36手 - ○b1
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + 36 ● ○ + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ● ● ○ ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
白は辺をとってきました。
――――――――――――
第37手 - ●e2
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + ○ ○ ○ + + + +
2 + + ○ ● 37 ● + +
3 ○ ● ● ○ ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
左上が奇数空きになったので、b2を考えましたが、踏みとどまりました。上辺は自分でとっていきたい、という理由でした。理由が違うんですよね。理由が。b2をとらないところは正解なんですが、ここはそれ以上の悪い理由があるんです。白e1の手を悪手にするために黒e2へ。
――――――――――――
第38手 - ○f7
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + ○ ○ ○ + + + +
2 + + ○ ● ● ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ 38 + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
――――――――――――
第39手 - ●b2
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + ○ ○ ○ + + + +
2 + 39 ○ ● ● ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ○ ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ ○ + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
右の白壁を破っていくのは嫌だし右上には手がないので数少ない左の黒の手から選ぶことに。このとき、下辺を取りたい構想があり、そのためまずb8は却下しました。a7は白a8で左上をうまく処理できなさそうなので却下しました。実はこのどちらかなら勝勢を維持できたのですが、ちっとも気付けませんでした。a2は白にa1をタダで与えるうえ、B列もごっそりとられそうです。そういうわけで黒b2へ。b2の後の事をもうちょっと考えていたら踏みとどまっていたかもしれないなあ。。。
――――――――――――
第40手 - ○a1
――――――――――――
A B C D E F G H
1 40 ○ ○ ○ + + + +
2 + ● ● ● ● ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ○ ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ ○ + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
――――――――――――
白はa1に即打ちでした。その瞬間に取り戻しのきかないミスをしたことに気が付いたのです。
つづく
第21手 - ●b6
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + + +
4 + ○ ● ● ● ● ● +
5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ + +
6 + 21 ○ ○ ○ ○ + +
7 + + + + + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
打てる手すべてを検討しました。このb6も白にh3を打たれた際、下の白壁を破っていかないといけないので苦しいのですが、白h3の後の黒d7は斜めが全く返らない手であり、その後黒c7も1石返しの好手になります。その前に白c7で防がれたとしても、左下が分厚い白壁に覆われるためそれほど問題なさそうに思い、ここに決めました。
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第22手 - ○h3
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + + 22
4 + ○ ● ● ● ● ● +
5 ○ ○ ● ○ ○ ○ + +
6 + ● ○ ○ ○ ○ + +
7 + + + + + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
――――――――――――
第23手 - ●d7
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + + ○
4 + ○ ● ● ● ● ○ +
5 ○ ○ ● ○ ○ ○ + +
6 + ● ○ ○ ○ ○ + +
7 + + + 23 + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
想定どおりの進行となりました。
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第24手 - ○g3
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + 24 ○
4 + ○ ● ● ● ● ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + + ● + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
――――――――――――
第25手 - ●c7
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + 25 ● + + + +
8 + + + + + + + +
――――――――――――
c7の好手も打てました。黒が全体的に内側にもぐった形となり、黒やや良しの形勢です。ドキドキしてきました。
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第26手 - ○e8
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ● ● ○ ○ + +
7 + + ● ● + + + +
8 + + + + 26 + + +
――――――――――――
e7は白にとっても黒にとってもいい手になるのでここで打たれるかと思ったのですが、白e7の後黒a6で白a4に入れず、それでは白やや後退になりそうです。それを防ぎ、かつ黒e7を打ちにくくするe8に入ってきました。
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第27手 - ●d8
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + ● ○ + + + +
8 + + + 27 ○ + + +
――――――――――――
黒がa4とa6を両方打てる手順はもうなさそうです。左辺の攻略はあきらめて、白の好手をつぶしにいくことにしました。
現在白の好手といえばe7ですが、黒からここに入ると次白f7が好手となり、かつ、何も抵抗できないままにf8も白に取られてしまいます。その間に黒は白壁をいくつも突破しなければならなくなり、厳しい展開となります。白e7を悪手にする手順もないので、ここは譲ってその後でいい手を探すことにしました。
黒d8白e7なら黒f8としても斜めが返らないので黒f7が黒の余裕手(黒しか打てない箇所)として残り、譲るだけの手にはなりません。
黒d8白c8なら黒e7とし、白にf8とf7を連打されそうではありますが、そのときは黒a4とすることで白f7の手を一時的に消滅させることができるのでそれでもいいと考え、黒d8を選びました。
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第28手 - ○c8
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A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + ● ● + + + +
8 + + 28 ● ○ + + +
――――――――――――
白c8だったので、
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第29手 - ●e7
――――――――――――
A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ○ ○ + +
6 + ● ○ ● ○ ○ + +
7 + + ○ ○ 29 + + +
8 + + ○ ○ ○ + + +
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作戦通り黒e7へ。
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第30手 - ○f8
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A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 + ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ● ● ● ○ + +
6 + ● ○ ● ● ○ + +
7 + + ○ ○ ● + + +
8 + + ○ ○ ○ 30 + +
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さらに想定どおりf8だったので、
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第31手 - ●a4
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A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ○ ● ● ● + ○ ○
4 31 ○ ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ○ ● ● ○ + +
6 + ● ○ ○ ● ○ + +
7 + + ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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これまた作戦通りa4へ。白f7の手は一時的にガードできました。ただ、ここで白a6という好手があります。ですが、その場合は黒b7とし、白a8に入られても黒a7に入れる上、b8が黒の余裕手になるので左下は十分攻略できると考えていました。怖いのはB列に切りを入れられたときに黒がb8に入れない場合(左下の打ち止めが白となり、黒がほとんど残らない)ですが、ここでそのすべてを読みきるのは時間がもったいないので、そうはならないように打っていくことにします。
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第32手 - ○a6
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A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ○ ● ● ○ + +
6 32 ● ○ ○ ● ○ + +
7 + + ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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またまた想定どおりなので、
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第33手 - ●b7
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A B C D E F G H
1 + + + + + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ○ ○ ● ● ○ + +
6 ○ ○ ○ ○ ● ○ + +
7 + 33 ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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そのまま進むことに。でもこの後の白の手は大して読んでいません。たぶんあまりいい手はないと踏んでいましたが、どこへくるか??
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第34手 - ○d1
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A B C D E F G H
1 + + + 34 + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ● ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ● ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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d1でした。斜めも返らないしいい手が残っていましたね~~。しかもこれで白がf7に入れるようになりました。これは防げなさそうです。
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第35手 - ●c1
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A B C D E F G H
1 + + 35 ○ + + + +
2 + + ● ○ + ● + +
3 ○ ● ● ○ ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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ちょっと忘れましたが、白にc1に先に入られるのが嫌でここに打った気がします。
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第36手 - ○b1
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A B C D E F G H
1 + 36 ● ○ + + + +
2 + + ● ● + ● + +
3 ○ ● ● ○ ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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白は辺をとってきました。
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第37手 - ●e2
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A B C D E F G H
1 + ○ ○ ○ + + + +
2 + + ○ ● 37 ● + +
3 ○ ● ● ○ ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ + + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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左上が奇数空きになったので、b2を考えましたが、踏みとどまりました。上辺は自分でとっていきたい、という理由でした。理由が違うんですよね。理由が。b2をとらないところは正解なんですが、ここはそれ以上の悪い理由があるんです。白e1の手を悪手にするために黒e2へ。
――――――――――――
第38手 - ○f7
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A B C D E F G H
1 + ○ ○ ○ + + + +
2 + + ○ ● ● ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ● ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ 38 + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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第39手 - ●b2
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A B C D E F G H
1 + ○ ○ ○ + + + +
2 + 39 ○ ● ● ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ○ ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ ○ + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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右の白壁を破っていくのは嫌だし右上には手がないので数少ない左の黒の手から選ぶことに。このとき、下辺を取りたい構想があり、そのためまずb8は却下しました。a7は白a8で左上をうまく処理できなさそうなので却下しました。実はこのどちらかなら勝勢を維持できたのですが、ちっとも気付けませんでした。a2は白にa1をタダで与えるうえ、B列もごっそりとられそうです。そういうわけで黒b2へ。b2の後の事をもうちょっと考えていたら踏みとどまっていたかもしれないなあ。。。
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第40手 - ○a1
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A B C D E F G H
1 40 ○ ○ ○ + + + +
2 + ● ● ● ● ● + +
3 ○ ● ● ● ● + ○ ○
4 ● ● ● ○ ● ○ ○ +
5 ○ ● ○ ○ ● ○ + +
6 ○ ● ● ○ ○ ○ + +
7 + ● ○ ○ ○ ○ + +
8 + + ○ ○ ○ ○ + +
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白はa1に即打ちでした。その瞬間に取り戻しのきかないミスをしたことに気が付いたのです。
つづく