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 "O"thelloと"N"ikoliのゲサクどんブログ

凱旋!!

2006年03月27日 20時19分02秒 | [O]オセロ
全国名人戦、まさかの勝ち越し!4勝3敗。×○○×○○×の49位でした。1勝を目指していた私には上出来過ぎです。今回の目玉はなんと言っても5回戦の六段戦。
実は私、五段以上の方と公式戦で対局したことがありません。初の高段者との対局だったのですが、気がついたら終盤有利な形になっていて、こういう形を中盤から作るようにしていけばいいのかという大きな発見につながる1局となりました。今回はたまたまそういう形になった末の勝利でしたが、今後はこの経験を生かして勝ちにつないでいきたいものです。

ところで、開会式では今年から始まる全国規模の大会「王座戦」の出場資格について説明がありました。この名人戦では上位48人に出場資格が与えられるとの事。それは無理だろ~、どうせ縁の無い話さ~、と思っていましたが、このブログの1行目を読み返してください(涙)。上位48人で出場辞退者が出れば繰上げがあるのでは??というはかない望みを閉会式の後、理事にぶつけてみましたが、はい、ないです。とあっさり。くやしぃぃい。

自分の話はこれくらいにしておきましょう。今回もうひとつ楽しみにしていたことがありました。それは、決勝戦です。6回戦まで勝ち続けられるのは全参加者中たったの2人。この2人は7回戦は休憩となり、8回戦で別室で決勝戦となります。他の参加者は7回戦で全対局終了となり、8回戦の決勝は全員で観戦となります。

別室の決勝戦はその映像が巨大スクリーン上に写し出されます。しかも末国九段と坂口九段の生解説付きです。九段同士のしゃべくりなんて理解できるはずがない、と思っていましたが、級位者レベルでも十分分かる丁寧な解説。とても勉強になりました。さらに、お2人の持ち前の茶目っ気で会場からは暖かな笑いに何度も包まれていました。

勝利の瞬間は160人の観戦者から拍手喝采。スクリーン上には目頭を押さえる新名人の姿。私までちょっとぐっときてしまいました。人の涙に弱いもんで困ります。この決勝観戦だけでも十分に参加した価値がありました。そして、オセロはまだまだやめられそうにないなと思った1日でした。こうなりゃ本気で二段を目指しますかー!

名人戦直前!

2006年03月25日 07時56分33秒 | [O]オセロ
まもなく東京へ旅立ちます。
名人戦は明日、1日かけて7回戦が行われます。
大きな緊張感と大きなワクワク感がどっと押し寄せてきています。
いや~、どんな人と当たるんだろうーー!
結果はここで何回かに分けてレポートします。オセロ大会の楽しさをお伝えできればと思います。

この名人戦は参加選手128人中有段者が110人以上いるようで。好成績は決して期待しないでください。私は初段デビュー戦。そんなペーペーが勝ち星なんて恐れ多い。。。もう私としては全敗でもOK。そんなことよりも、オセロ界のスター達に会える興奮でいっぱいです。
それはオセロを作った長谷川五郎連盟会長をはじめ、
現世界チャンピオン為則英司九段、
現世界4位宮岡環七段、
世界チャンピオン最年少記録保持者谷田邦彦七段、などなど。
ひょっとしたら彼らと対局することもありうるかも?ドキドキ。。。
ああ、もうどこか爆発しそうです。

でも、出るからには全力を尽くしますよ。
「全国名人戦」という重厚感の高い名前の大会で、1度でも勝ったと言いたい!

では、行ってきま~す ^^/

114号のオモパ(4)「エレメント」

2006年03月22日 22時07分13秒 | [N]ニコリ
接している他の部屋の属性をチェックして、3種と接していれば自分は4種目になる、というだけだと全然楽しめないパズルなんですが、もうひと縛り、4種のうち2種ずつ、接してはいけないルールを加えています。ただし、共有する辺の長さが2マス分以上の場合のみ、というルールでこの縛りを少しだけ緩めています。ルールバランスが微調整されて少し面白くなっていますが、結局は「接している他の部屋の属性チェック」というルールを縛ったり緩めたりしているだけで、ほかの事をさせてもらえない、いわゆる「作業性」の高いパズルになっていると思います。何か別のことをもうひとつでもチェックしながら進められるようにしてほしいです。

次回は「デルタ」。三角形マスのオモパもこれまで成功例がないです。
三角形ならではのものがないからだと思いますが、これはどうなんでしょう。

詰めオセロ(1)こたえ

2006年03月20日 21時07分14秒 | [O]オセロ
前回の詰めオセロのこたえはここでした。※印のところ。

  A B C D E F G H
1  + ○ ○ ○ ○ ○ + +
2  + ※ ○ ● ● + + +
3  ● ● ● ○ ● ○ + +
4  ● ○ ○ ● ● ○ ○ +
5  ● ○ ● ● ● ○ + +
6  ● + ○ ○ ○ + + +
7  ● + + + + + + +
8  + + + + + + + +

打つとこうなります。

  A B C D E F G H
1  + ○ ○ ○ ○ ○ + +
2  + ● ● ● ● + + +
3  ● ● ● ○ ● ○ + +
4  ● ○ ○ ● ● ○ ○ +
5  ● ○ ● ● ● ○ + +
6  ● + ○ ○ ○ + + +
7  ● + + + + + + +
8  + + + + + + + +

すると白はA2に打つしかなくなり、
これに対して黒A1で安泰です。


114号のオモパ(3)「しめなわ5」

2006年03月19日 01時46分52秒 | [N]ニコリ
壁際の、2が入った2マスの部屋が入り口としてよく使われています。例題を含め4問ともそうなのですが、他の入り口は作れないものでしょうか。

これしかないのなら壁際からしか解けないこれまでのオモパ同様先は厳しいかと思ったのですが、そんなことなかったです。問題の3番に出てくるような3が入った3マスの部屋は中央のマスを貫通する線がいきなり引けますし、L字型の3マスの部屋でも中央のマスは線が引けます。部屋の面積が大きくなっても入れる数字も大きくすれば入り口にできそうです。2マス×3マスなら5までしか入らないのか。。。いろいろ考えることはありそう。あと、複数の部屋の組み合わせで何か入り口作れたらなおいいんですけどね。それは思いつきませんでした。

中盤の解き筋はいろいろあるんですが、複数ループならではの、ってものがないですねえ。例えば1本のループで数字がその部屋に線が出入りする回数ってした場合とそんなに変わらないんじゃないでしょうか。前々から思っていたのですが、複数ループを扱うなら、あるループが他のループの内側に入るか入らないかってのをなにか新しいルールで縛れないもんでしょうか。他のループの内側に入ってはいけません、だと使う頻度が少なそうなので、、、お、ちょっといいのを思いつきました。これはネタにしなくては。では、これにて。

と、ここで切ったらさすがにアレなので、、、

今思いついたのは、とりあえず、普段どおりの1本ループを作るんです。その内側にいくらでもループを入れていい、そこから先は実はまだ何も。。。こんな状態でも私は「いいの思いついた」と言うので悪しからず。でもそのループの入れ方についていろいろ考えていくのは楽しそうじゃないですか。

次回は「エレメント」。これはもう見るからに嫌いなタイプなのですが、共有する辺の長さによって縛りが変わるってのはちょっと気になります。どうなんでしょう。

詰めオセロ(1)

2006年03月17日 20時45分26秒 | [O]オセロ
1手詰めオセロです。
1手で相手の息の根を止めてください。
問題はN3級との1戦から。黒番。

  A B C D E F G H
1  + ○ ○ ○ ○ ○ + +
2  + + ○ ● ● + + +
3  ● ● ● ○ ● ○ + +
4  ● ○ ○ ● ● ○ ○ +
5  ● ○ ● ● ● ○ + +
6  ● + ○ ○ ○ + + +
7  ● + + + + + + +
8  + + + + + + + +

実戦ではこんな序盤からそんな好手があるとも気付かずあっさりB6なんて打ってしまいました。
もっぺんこの局面訪れないかな~~。

114号のオモパ(2)「直橋」

2006年03月15日 00時32分18秒 | [N]ニコリ
直橋のルールを読んだ時点では、好きなタイプかな、と思っていたのですが、実際解いてみると残念ながらそうではありませんでした。数字から1本しか線が出ない、数字は線の長さをあらわす、というのはちょっとルールとして縛りがきついと思います。数字から出る線が決まるときに、決まることが多すぎるんです。線が出る方向以外の3方向に線が引けないことが一気に決まる上、線の終端まで決まってしまう。しかも解き筋が少なく、同じ解け方で一気に中盤、一気に終盤まで駆け抜けてしまいます。過程をじっくり楽しみたい私には受け付けられないパズルでした。

「橋をかけろ」に比べ、数字から少し遠くの場所を突然決めることができるという点はよくなっていると思うのですが、失なわれたものがちょっと多そうです。

数字の表す意味が、丸を貫通する線の長さで、そしてタテヨコで長いほう、として数字から出る線が何本でもいいようにするってのはダメかなあ。それも昔からあるわなあ。これを改善するには、もっともっと違う観点からの斬新なアイデアが必要そうですね。。。
何か思いついたら追加記事書きます。

次回は「しめなわ5」いきます。
複数ループ作成系はこれまで好きになれたものがありません。今回はどうか???

グランドオセロ

2006年03月12日 01時00分58秒 | [O]オセロ
オセロは8マス×8マスのものが主流ですが、
10マス×10マスのオセロも存在します。
これを、グランドオセロといいます。
年に一回、日本オセロ連盟主催の名人戦も行われています。

でも、こうしてオセロ界にどっぷり浸っていても、
それほど盛り上がってる感は伝わってきません。
そもそも私自身、打ったことがありません。

そしたらなんでここで話題にしたかというと、、、
打ちたいんですよ。どんな世界なのか知りたいのです。
いつもなら辺に到達している位置が、まだあとひとマス先があるっていう広さ。おおお。

オセロは最終的に辺や隅をとると石数を稼げるため勝ちやすくなるのですが、強い人同士の対局だと、内側をキレイに取りきって勝つということも多くあります。さすがに4隅4辺取らせて勝つ、という例は少ないですが、4隅3辺を取らせて勝つという例はそれほど少なくありません。4隅4辺のマス数は8マス×8マス=64マスから内側の6マス×6マス=36マスを引いた28マスとなり、確かにそれだけでは勝てません。オセロは33石取るゲームですから。でも、4隅4辺+内側5石あれば勝てますので、4隅4辺どりの価値はかなり高いです。

さて本題。グランドオセロ。この場合はどうでしょう。
4隅4辺のマス数は10マス×10マス=100マスから内側の8マス×8マス=64マスを引いた36マスとなり、勝つためにはあと15石も必要です。こうなると4隅4辺取ったといえ、まだまだ安心できません。これは逆に言うと、隅も辺も多少取られたとて、内側をきれいに取れる手があればまだまだ勝てるということで、、、
書いていたらなおさら面白そうに思えてきた。
ホント打ってみたいなあ。

でもそうこうしているうちにオセロ名人戦まであと2週間。
現実逃避してる場合じゃなかった(・・;

114号のオモパ(1)「ミラーズ」

2006年03月11日 00時45分42秒 | [N]ニコリ
今日から[N]のカテゴリではニコリ114号のオモパの話をしていきます。
ここでは辛口コメント出していきますよーー!

では、114号新作一発目「ミラーズ」
さあ、どこを酷評してやろうか、えぇ?

ぬ、ぬぬ、、、一発目から珍しい。
ルールに違和感をまったく感じないではないですか。。。
美術館とキンコンカン(どっちもパズルの名前ですよ)を足した感じと安さん(編集長ですよ)は言ってはりますが、まさにそのとおり。私はもう組み合わせでパズルを作ることはやめていたのですが、こんな風な成功例があるとまだまだアリだなと思ってしまう。どの方面もまだまだ終わってないのですねぇ。希望あふれるオモパ界であることです。

驚きなのは、美術館の物足りなさ(私の感覚です。美術館は将来有望視されてる名パズルですよ)をものの見事に埋めてくれてるところです。美術館と何が違うのか比較してみると、一番大きなところは、美術館は黒マスに書かれている数字の意味が、その黒マスのすぐそばにある照明の数であることに対し、ミラーズは照明に照らされる黒マスの辺の数であるところでしょう。この性質の違いのせいで新たに生まれている解き筋があります。それは3番を解くために必要なのですが、実際解き終わってみると、これはもう美術館がベースにあるとは思えなくなります。キンコンカンは足したとはいえ、使っているのは鏡の性質だけで、キンコンカンらしさはありませんし、これはもう完全に新しいパズルの誕生ですね。祝!!!

あえて欠点を探し出せば、、、鏡を多用すると、ちょっとしつこくなりますかね。でもこれはルールの欠点ではなく、作り手次第の問題なので、いやあ、昇格まで行くんじゃないかなぁ。応援します。まさか一つ目からこんな絶賛することになろうとは。。。

次回の[N]は二つ目の「直橋」いきましょうかね。
ルールだけは読んだんですが、これもちょっと好きなタイプっぽいんだよなあ。
うーん、酷評したいのにぃーー!

オセロ名人戦全国大会

2006年03月08日 00時58分52秒 | [O]オセロ
に、出ます。今月26日。

。。。と聞くと、なんだかすごそうですが、
実はオセロ界では名人戦は申し込み先着128名にすべりこめば誰でも出れるのです。
でも、世界チャンピオンや、去年の名人や、今年の全国各地区の名人がシード参加し、そして数多くの高段者が参加するので、ある一定の覚悟と度胸と無鉄砲さを備え、少々の経済的、時間的余裕を持ち、そして何よりオセロを心より愛する情熱があること、これだけ揃わないと参戦には至りません。

私の場合、ダントツの無鉄砲さが後押ししてくれます^^;

夏の全日本選手権は選抜制なので本当に強くなくては参加できませんが、春の名人戦は今まさにオセロにアツイ128人が結集してシノギを削るのです。そういう意味では、会場の盛り上がりは日本で一番の大会かもしれません。
楽しみです。

お家へ帰ろう

2006年03月05日 13時23分11秒 | [N]ニコリ
ニコリは3ヶ月に1回の季刊誌です。
3の倍数月の10日前後に本屋に並ぶんですが、
今回は昨日4日でもう出ていましたよ。早い。
週末にあわせて頑張ってくれたのかなあ。
ニコリスタッフに感謝です。

さっそくオモパ(読者が作る新ネタ披露のコーナー)をチェック。
ゲサクの新作「マネキンゲート」は無事掲載。よかったよかった。
ちょっとルールが複雑になったので掲載は避けられるかと思っていたんですが、何とか許容範囲らしい。ニコリストの受けが気になるところ。

でも今回一番嬉しかったのは、前作「お家へ帰ろう」が復活したこと。
「お家へ帰ろう」はだんだんネタ切れになってきた頃に生まれた、「中の上」か「上の下」クラスの自信作。
もうこのレベルの作品はこれが最後かもと思って、しみじみ最後の作品らしい名前をつけてたんですねえ。
でもそれが、前号のニコリで姿を消し、やっぱりもうレギュラーまでいける作品は作れないのかなあ。。。と思っていたところでした。
「波及効果」に続く、2度目の復活。このままレギュラーまで行ってくれ!

本屋で見たのは時間もなかったのでこれだけ。
掲載誌は10日前に届くので、そのときにまた他の作品にもコメントいれてみましょう。