がん戦争 ~ポケットの中の2年戦争~

余命1年と言われたしがない28歳が綴る、放蕩と堕落に
充ち満ちた末期な日常。
(当ブログの無断転載を禁止します)

1年戦争総括(TS-1 14日目)

2005-08-15 | 闘病
遂に1年戦争終結したわけなのだが、雑感を少々。

まずは、漏れお疲れw
そして、死ぬと思われた皆さん、死ななくてすみませんでした(汗


正直な感想として、いまいち生への喜びとか、命のはかなさとか
実感として湧いてこないな。

確かに浮いたり、沈んだりして読者に迷惑を掛けたのだけど、
この1年はなんだか淡々と経過してきたような気がする。

一部、ドラマばりの展開もあったわけだが、総合的に振り返れば
そんな感じだ。


まあ、漏れがヴァカだから、哲学しきれてなくて、いまいちピンと
こないだけかもしれないけどね。
また、死というものが体感的により鮮烈になってくれば、
何かを見いだすことができるのかもしれないけれども。


体調のほうはというと・・・残念ながら体力は1年前に比べて落ちてきて
いるようである。
ちょっとしたことでも疲労が溜まるし、身体のあちこちに違和感を感じる。
抗ガン剤の副作用なのか、ガンの進行によるものなのかは不明だが、
今はそんな状況だ。



2年目に突入したわけだけど、この2年目は以前も書いたとおり、
生死をわけた戦争になると思う。
この1年をどう過ごすのか・・・自分の人生が決まるといっても過言では
あるまい。


治療を断念して死を受け入れ、残りの人生と静かに向き合うのか。
積極的な選択をし続け、数%の奇跡に掛けていくのか。
オルタナティブだなあ。



どこまで行けるのか未知数だけど、できる限り、1秒でも長くこの世に
とどまっていたい。



漏れには、彼女が連れてきた観音菩薩が憑いているから、
きっと・・・略