ETC社会実験の威力

　今夜の上京での高速料金（諏訪南IC～高井戸IC）は、ちょうど 2,000円でした。



　一般的に松本から上京する場合、松本ICから高井戸ICまで高速に乗ると、通常料金では 4,950円かかってしまいます。でも、これを少しでも安くしようとすると、少しでも下道を多めに走って高速に乗る区間を減らすか、ETC による割引の恩恵を受けられるよう工夫するというところでしょう。

　例えば ETC による割引で一番簡単な方法として、0時から4時の間に高速を利用（乗るか、降りるか、乗り続ける）すると約３割引になる ETC深夜割引を利用すると、松本IC～高井戸ICで 3,350円で済みます。（注：八王子IC～高井戸ICは後述の早朝夜間割引）

　また、最近うちがよく採用していたパターンだと、6時～9時または17時～20時の間に高速を乗り降り（乗り続ける場合は対象外）すると約５割引となる ETC通勤割引（100km以内・大都市近郊区間以外）で塩尻IC～須玉IC（900円）、22時～6時の間に高速を乗り降り（乗り続ける場合は対象外）すると約５割引となる ETC早朝夜間割引（100km以内・大都市近郊区間を含む）で勝沼IC～高井戸IC（1,200円）を高速を利用することにより、合計 2,100円で済みます。



　ところが、先月24日から始まったETC社会実験の「休日渋滞ポイントにおける時間帯料金割引の社会実験」だと、諏訪ICより東京寄りのICから八王子IC（または本線料金所）まで区間を 日曜・祝日の20時～22時の間に乗り降り（乗り続ける場合は対象外）することで約５割引となるんだとか。

　これまでは月曜に休暇をもらっていたり、野球観戦で遅くなって時間に間に合わなかったのですが、今夜は少し余裕があるくらいの時間で、この恩恵を受けて諏訪南IC～高井戸IC を高速料金 2,000円で済ませることができたのです。（ちなみに、八王子ICまでなら 1,700円）

　個人的には、もう１つ手前の岡谷ICまで範囲に含めて欲しかったなぁということや、時間の縛りがもうちょっと幅広いと良かったのですが、あまり小細工（？）ナシに利用できる点が魅力的だと思いました。



　もし、諏訪ICや諏訪南ICまでの下道が億劫という場合には、例えば 20時までに松本ICで高速に乗って諏訪ICで降りれば ETC通勤割引の恩恵を受けて 550円で済むので、そこで改めて高速に乗り直すことにより、前述の社会実験の恩恵も受けることが出来るようになります。

　この社会実験、どの程度の人が知っているのか、広報の行き届き具合は不明なんですけど、今夜は若干、交通量も遅い時刻ながら多めだったような気もしますよ。果たして、狙い通り渋滞時間帯の交通量の平準化について、定量的な効果が出ているんでしょうかねぇ

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[追　記]

　せっかくの社会実験ですが、残念ながら 2007年12月30日で終了したようです。（2008-01-15：追記）

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