
今日は午後から「木曽路」を醸す湯川酒造店さんの試飲会。昨夜の呑みの余韻が残る中、会場であるこまくさ通り(今町通り)沿いの「ジュレ・ブランシュ」(紹介記事・関連ブログ)さんへと向かいます。
早速、湯川酒造店の16代目 尚子さんからのご挨拶でスタート。また、特別ゲストの「酒器道楽」の佐々木達郎さんからもご挨拶や酒器にまつわるお話を聞かせてもらいました。

今回、試飲会へ持ってきてくださったお酒は7種類。『色々飲み比べ』と銘打って、同じ造りで生と火入れの違いや酵母の違い、熟成期間の違いなどを楽しもうという企画です。
(1)十五代 九郎右衛門 しぼったまんまの純米吟醸 <生>
(2)十五代 九郎右衛門 純米吟醸 ひとつ火 <火入れ>
(3)十五代 九郎右衛門 特別純米 9号酵母
(4)十五代 九郎右衛門 特別純米 長野酵母
(5)木曽路 特別純米 生原酒 20BY
(6)木曽路 特別純米 18BY
(7)燦水木(さんみずき) 木祖村産ヨネシロ(一般うるち米)

今日のウチの感覚だと、それぞれのお酒へのコメント(メモ)は以下の通りでした。
■ (1)と(2)の差は軽微ですが、生である(1)の方が個性的で、火入れの(2)は少し丸く感じます。
■ (1)や(2)と較べ、(3)や(4)は少し色合いが濃いのが印象的ですが、(3)と(4)の差はウチの感覚だとあまりハッキリわかりません。前にも別の蔵元さんのお酒でも似た感想だったのですが、どうもウチの場合は造りや酒米の違いと較べ、酵母の違いに鈍いのかもしれません。
■ 生原酒の(5)はかなり華やかで、それと較べて熟成された(6)は落ち着いた風味ですが、意外と所謂「熟成感」が無いので、しっかりしたお酒だなぁ、と思いました。
■ (7)は酒米ではなく食用米を使ったお酒ですが、何だか落ち着いて呑める感じ。多様な温度でも楽しめそうで、その懐の深さにはファンが多いのも頷ける気がします。
当日の自己紹介でも述べたとおり、ウチは様々なタイプのお酒を呑み較べて、個性の違いを楽しんでいるので、特にどれが良くてどれが悪いとった感覚はありません。それぞれの個性やお料理との相性、体調や気分によって、組み合わせの妙もあるでしょうし、感じ方も変わると思っています。それに、たとえ好みがあったとしても、きっと「移ろいゆくもの」でしょう。
そんな前提がウチの中にあるので、それぞれに美味しくいただくことが出来たのですが、最近の自分の中でのマイブームに近く感じられたものを敢えて挙げるとすれば、(1)と(5)でしょうか。
こうした美味しいお酒に合わせて、豪華なおつまみも提供されます。メニュー書きによると…
・干しほたるいか
・干しいか
・ふき味噌
・インゲンとエゴマ
・いぶりがっこ
・味噌漬けチーズ
・うるめいわし
・粒うに
・パプリカのペースト
・板粕
・モロキューのなめ味噌添え
・ワラビの味噌漬け
だそうです。
続いて、チーズを使ったお料理の登場。パッと見、鶏肉かと思ったら、「マグロとカマンベールの煮込み」でした。

(写真をクリックすると、拡大写真が別ウインドウで開きます)
もちろん、各種のチーズも盛り合わせで登場。
・グラナパダーノ(伊)
・ヴァルデオン(西)
・ヤギのチーズ(白馬村)
・カマンベール・ド・ノルマンディー(仏)
・タレッジョ(伊)
だそうです。
終盤には「冷やし麺 ネギごまダレ」も出して下さいました。

(写真をクリックすると、拡大写真が別ウインドウで開きます)
会場には常連のNさんやKさん、Uさん夫妻、ホルン吹きのTさん、久々にお会いした(うっかりお顔を忘れていて申し訳ありません…)Sさん夫妻、ワイン愛好で有名なSさん、何やら幸せ一杯らしいけんちゃん、夜は東京・経堂のお店のイベントとダブルヘッダーだと仰る「おいしい時間」の bleu et rouge さんとお食事番長さん、呑み手から洋酒店経営に挑戦してそろそろ2年になられる酔呆庵 さん夫妻など、初対面の方々も含め、そうそうたる面々がいらしゃっており、大いに盛り上がります。
木曽名物「朴葉巻き」や酒チョコ(九郎右衛門 入り)も堪能したところで、そろそろ中締め。恒例の記念写真撮影(by けんちゃん)となりました。

その後は2次会へ移行。西堀通りと今町通りの間(旧東宝セントラル前の通り)にある沖縄食堂「島家」(関連ブログ)さんへ7名ほどで流れます。

お酒はもちろん泡盛。ボトルで「請福」(請福酒造)をお願いして、皆でいただきました。

また、お料理は「モズクの酢の物」や「海ぶどう」、「麩ちゃんぷるー」、「ゴーヤーちゃんぷるー」、「てびち」、「ヒラヤーチー」をいただきます。

さらに3次会へ移行。土井尻町(大名町と西堀の間)にある洋酒店「醇」(関連ブログ)さんが、呑んだ後なのに営業されるということなので、皆(確か5名)でお邪魔しました。

このお店では店主 酔呆庵さんのひとことコメントが添えられたメニュー冊子を見ながら「初めて or 普段はあまり頼まないモルトを自力で選ぶ」ことをウチの中のルールにしているのですが、今夜は壁面に掲示されたレコメンドボードの「グレン特集」の中から、ほんのりとモルティと評された「グレンキンチー」(参考サイト)をいただきます。

そうこうしているうちに、上り最終の「スーパーあずさ」の発車時刻が迫ってきました。皆さん楽しく盛り上がっておられるところで名残惜しいのですが、ウチはお先に失礼して松本駅へ向かうことにしましょう。
昼間は晴れて気温が随分と上昇したせいか、この時刻になっても松本駅(東口=お城口)の電光温度表示は 19度。でも、恐らく湿度が低めなのでしょう、東京などより随分と爽やかですよ。
ホームでお茶を調達すると、ちょうど発車時刻になりました。甲府を過ぎると混み合う車内も、松本を出発する時にはまだ余裕があります。6時間ほど呑み続けていたワケですから、このまま新宿まで爆睡ですかね~

関連記事:
ジュレ・ブランシュ -風便り-:「『湯川酒造の会』 報告」(2009-06-07)
蕎麦倶楽部 佐々木、mona chulos、WaterLoo(2009-01-01)
季織亭 で湯川酒造店の試飲会 2009(2009-05-17)
季織亭 で湯川酒造店の試飲会(2008-05-18)
トラックバック先:
おいしい時間:「湯川酒造店の会 『色々飲み比べ』」(2009-06-12)
前回訪問記録:
吉川忠英 さん ライブ at ジュレ ブランシュ(2009-05-02)
沖縄食堂 島家、厨 十兵衛、SideCar(2009-05-30)
Au Crieur de Vin、風林火山、摩幌美、洋酒店 醇(2009-04-25)
早速、湯川酒造店の16代目 尚子さんからのご挨拶でスタート。また、特別ゲストの「酒器道楽」の佐々木達郎さんからもご挨拶や酒器にまつわるお話を聞かせてもらいました。


今回、試飲会へ持ってきてくださったお酒は7種類。『色々飲み比べ』と銘打って、同じ造りで生と火入れの違いや酵母の違い、熟成期間の違いなどを楽しもうという企画です。
(1)十五代 九郎右衛門 しぼったまんまの純米吟醸 <生>
(2)十五代 九郎右衛門 純米吟醸 ひとつ火 <火入れ>
(3)十五代 九郎右衛門 特別純米 9号酵母
(4)十五代 九郎右衛門 特別純米 長野酵母
(5)木曽路 特別純米 生原酒 20BY
(6)木曽路 特別純米 18BY
(7)燦水木(さんみずき) 木祖村産ヨネシロ(一般うるち米)


今日のウチの感覚だと、それぞれのお酒へのコメント(メモ)は以下の通りでした。
■ (1)と(2)の差は軽微ですが、生である(1)の方が個性的で、火入れの(2)は少し丸く感じます。
■ (1)や(2)と較べ、(3)や(4)は少し色合いが濃いのが印象的ですが、(3)と(4)の差はウチの感覚だとあまりハッキリわかりません。前にも別の蔵元さんのお酒でも似た感想だったのですが、どうもウチの場合は造りや酒米の違いと較べ、酵母の違いに鈍いのかもしれません。
■ 生原酒の(5)はかなり華やかで、それと較べて熟成された(6)は落ち着いた風味ですが、意外と所謂「熟成感」が無いので、しっかりしたお酒だなぁ、と思いました。
■ (7)は酒米ではなく食用米を使ったお酒ですが、何だか落ち着いて呑める感じ。多様な温度でも楽しめそうで、その懐の深さにはファンが多いのも頷ける気がします。
当日の自己紹介でも述べたとおり、ウチは様々なタイプのお酒を呑み較べて、個性の違いを楽しんでいるので、特にどれが良くてどれが悪いとった感覚はありません。それぞれの個性やお料理との相性、体調や気分によって、組み合わせの妙もあるでしょうし、感じ方も変わると思っています。それに、たとえ好みがあったとしても、きっと「移ろいゆくもの」でしょう。
そんな前提がウチの中にあるので、それぞれに美味しくいただくことが出来たのですが、最近の自分の中でのマイブームに近く感じられたものを敢えて挙げるとすれば、(1)と(5)でしょうか。
こうした美味しいお酒に合わせて、豪華なおつまみも提供されます。メニュー書きによると…
・干しほたるいか
・干しいか
・ふき味噌
・インゲンとエゴマ
・いぶりがっこ
・味噌漬けチーズ
・うるめいわし
・粒うに
・パプリカのペースト
・板粕
・モロキューのなめ味噌添え
・ワラビの味噌漬け
だそうです。
続いて、チーズを使ったお料理の登場。パッと見、鶏肉かと思ったら、「マグロとカマンベールの煮込み」でした。


(写真をクリックすると、拡大写真が別ウインドウで開きます)
もちろん、各種のチーズも盛り合わせで登場。
・グラナパダーノ(伊)
・ヴァルデオン(西)
・ヤギのチーズ(白馬村)
・カマンベール・ド・ノルマンディー(仏)
・タレッジョ(伊)
だそうです。
終盤には「冷やし麺 ネギごまダレ」も出して下さいました。


会場には常連のNさんやKさん、Uさん夫妻、ホルン吹きのTさん、久々にお会いした(うっかりお顔を忘れていて申し訳ありません…)Sさん夫妻、ワイン愛好で有名なSさん、何やら幸せ一杯らしいけんちゃん、夜は東京・経堂のお店のイベントとダブルヘッダーだと仰る「おいしい時間」の bleu et rouge さんとお食事番長さん、呑み手から洋酒店経営に挑戦してそろそろ2年になられる酔呆庵 さん夫妻など、初対面の方々も含め、そうそうたる面々がいらしゃっており、大いに盛り上がります。
木曽名物「朴葉巻き」や酒チョコ(九郎右衛門 入り)も堪能したところで、そろそろ中締め。恒例の記念写真撮影(by けんちゃん)となりました。


その後は2次会へ移行。西堀通りと今町通りの間(旧東宝セントラル前の通り)にある沖縄食堂「島家」(関連ブログ)さんへ7名ほどで流れます。


お酒はもちろん泡盛。ボトルで「請福」(請福酒造)をお願いして、皆でいただきました。


また、お料理は「モズクの酢の物」や「海ぶどう」、「麩ちゃんぷるー」、「ゴーヤーちゃんぷるー」、「てびち」、「ヒラヤーチー」をいただきます。


さらに3次会へ移行。土井尻町(大名町と西堀の間)にある洋酒店「醇」(関連ブログ)さんが、呑んだ後なのに営業されるということなので、皆(確か5名)でお邪魔しました。


このお店では店主 酔呆庵さんのひとことコメントが添えられたメニュー冊子を見ながら「初めて or 普段はあまり頼まないモルトを自力で選ぶ」ことをウチの中のルールにしているのですが、今夜は壁面に掲示されたレコメンドボードの「グレン特集」の中から、ほんのりとモルティと評された「グレンキンチー」(参考サイト)をいただきます。


そうこうしているうちに、上り最終の「スーパーあずさ」の発車時刻が迫ってきました。皆さん楽しく盛り上がっておられるところで名残惜しいのですが、ウチはお先に失礼して松本駅へ向かうことにしましょう。
昼間は晴れて気温が随分と上昇したせいか、この時刻になっても松本駅(東口=お城口)の電光温度表示は 19度。でも、恐らく湿度が低めなのでしょう、東京などより随分と爽やかですよ。
ホームでお茶を調達すると、ちょうど発車時刻になりました。甲府を過ぎると混み合う車内も、松本を出発する時にはまだ余裕があります。6時間ほど呑み続けていたワケですから、このまま新宿まで爆睡ですかね~


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季織亭 で湯川酒造店の試飲会(2008-05-18)
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おいしい時間:「湯川酒造店の会 『色々飲み比べ』」(2009-06-12)
前回訪問記録:
吉川忠英 さん ライブ at ジュレ ブランシュ(2009-05-02)
沖縄食堂 島家、厨 十兵衛、SideCar(2009-05-30)
Au Crieur de Vin、風林火山、摩幌美、洋酒店 醇(2009-04-25)
楽しんで下さって何よりです
いずれ開催を予告された、3者のコラボも楽しみですよ~(笑)