
今日の午後(15時~19時)には「上諏訪街道 春の呑みあるき」(関連サイト・諏訪市公式サイトより)が開催されます。
既に10年ほどの歴史があるこのイベントですが、どうもウチはタイミングが合わなかったり、うっかり期日が過ぎていたりして、まだ参加する機会に恵まれませんでした。今年は運良く(?)スケジュールを事前にチェックしておいたので、昨夜の呑みの余韻が抜けきらない状態ながら、何とか行動を開始。せっかくなので、このイベントに合わせて運行される臨時普通列車「ほろ酔い上諏訪街道号」に乗って上諏訪へ向かうことにしましょう。

上諏訪駅に着くと、改札口を出たコンコースで「おもてなしイベント」が催されました。でも、ウチを含めて多くの方が、構内で販売されるパスポート(お猪口付き、2,000円)購入の列に並びながらのイベント鑑賞。このあたり、せっかくの「おもてなしイベント」を楽しみやすいように、もうひと工夫があると良いかもしれません。

上諏訪駅を出ると、会場である酒蔵街まで国道20号をゆるゆる散歩。道路沿いには風情のあるレトロな建物が多いですね。松本で言うと上土通りあたりと通じる感じがしますが、こちらはそれが国道沿いというのが凄いですよ。

呑みあるきイベントの始まる15時まで少し間がありますが、早くも酒蔵の前には順番待ちの行列が出来ていました。

どうも混雑とか行列が苦手なので、駅から近い2つの酒蔵を飛ばして、ウチは酒ぬのや本金酒造さんで「呑みあるき」のスタートを迎えます。

ここでは確か「本金 大吟醸」と「本金 本醸造 『太一』」をいただきました。

続いて、国道を挟んで向かい側にある「横笛」の伊東酒造さんへ寄ります。
考えてみたら朝(いや、昼?)から「おにぎり」1個しか食べてなかったので、少しはお腹を満たしたいところ。ちょうど屋台で五平餅が販売されていたので、速攻でかぶりつきました。

ここでは確か本数限定のにごり酒をいただいたと思います。
あと、この蔵に限らず、仕込み水を自由に飲めるようになっているのが嬉しいところ。「和らぎ水」と言うか、「命の水」と言うか、お酒も美味しいですけどお水も旨いですよ~

ここから少し上諏訪駅寄りへ戻って、今度は麗人酒造さんへ行きました。
他の酒蔵では蔵の方が注いでくれるのですが、ここでは呑みあるく人が好きなだけ注ぐセルフサービス方式。好みの分量だけ呑める反面、呑み過ぎるリスクもありそうですね~

ここでは確か「しぼりたて 純米大吟醸 生原酒」と「しぼりたて 大吟醸 生原酒」、それに「本醸造 樽酒」をいただきました。
また、アンケートに答えることで豚汁を無料サービスとのことだったので、これもいただきます。

そのまま上諏訪駅寄りに進んで舞姫酒造さんへ行こうかと思ったら、ちょうど電車が着いたタイミングだったのでしょうか、かなりの行列となっていたので、踵を返して今度は上諏訪駅から一番遠くにある宮坂醸造さんへ向かいました。

ここでは確か「真澄 樽酒」と「純米吟醸 あらばしり」をいただいたと思います。

店内ではちょうど津軽三味線ライブが始まったところ。また、中庭(?)では粕汁が振る舞われていたので、これも美味しくいただきました。

酒蔵だけでなく、いくつか屋台や売店なども出ています。1個100円という価格に釣られ、鹿肉のメンチカツをいただきましたが、なかなか美味しかったですよ。

「呑みあるき」の序盤でも随分と混み合っているように思ったのですが、時間が経つと共に一段と凄い人出になってきました。祝日と日曜に挟まれた土曜という日程や、天候にも恵まれたことも大きいのかもしれません。
本当なら歩行者天国に出来れば良いのでしょうが、さすがに天下の国道ですし、諏訪湖と周辺の山々に挟まれた狭隘な諏訪地域だけに迂回させるのも困難で、なかなか歩行者天国の実現は難しいんでしょうねぇ

混雑や行列が苦手と言っても、ここまで来たらラストとなる舞姫酒造さんへ突撃するしかありません。

ここでは確か「翠露 純米」と「翠露 純米吟醸 雄町」、「翠露 純米吟醸 美山錦」をいただきました。

「呑みあるき」のイベントは、まだ1時間以上も続くのですが、これ以上は行列に並ぶ気力もありませんし、さすがに酔いもまわってきたので、このあたりで松本へ引き揚げることにしましょう。

そうそう、上諏訪駅のホームにある足湯に浸かりたかったのですが、足湯のことを思い出したのは列車到着の5分前。これを逃すと(特急を除くと)1時間待ちとなってしまうので断念してしまいました。もっと早くに思い出していれば、と少し心残りですよ…
[追 記]
呑みあるきで楽しい&美味しい時間を過ごさせてもらった酒蔵のうち、舞姫酒造さんが昨日(3/26)民事再生法の適用を申請されたそうです。
日本酒離れが言われる中、いろいろ厳しい情勢であろうことは漏れ聞くこともありましたが、そこまで深刻な状況にあったとは驚きました。
とりあえず廃業ではなく存続してくれることにホッとすると共に、今後の再生に期待したいと思います。(2009-03-27:追記)
関連記事:
舞姫酒造が民事再生法の適用を申請(2009-03-27:別館)
トラックバック先:
酒は生涯の友、友は生涯の宝:「今春も行ってきました~上諏訪街道呑みあるき~」(2009-03-28)
蔵人尚子の奮闘記:「甑倒して外出三昧」(2009-03-28)
既に10年ほどの歴史があるこのイベントですが、どうもウチはタイミングが合わなかったり、うっかり期日が過ぎていたりして、まだ参加する機会に恵まれませんでした。今年は運良く(?)スケジュールを事前にチェックしておいたので、昨夜の呑みの余韻が抜けきらない状態ながら、何とか行動を開始。せっかくなので、このイベントに合わせて運行される臨時普通列車「ほろ酔い上諏訪街道号」に乗って上諏訪へ向かうことにしましょう。


上諏訪駅に着くと、改札口を出たコンコースで「おもてなしイベント」が催されました。でも、ウチを含めて多くの方が、構内で販売されるパスポート(お猪口付き、2,000円)購入の列に並びながらのイベント鑑賞。このあたり、せっかくの「おもてなしイベント」を楽しみやすいように、もうひと工夫があると良いかもしれません。


上諏訪駅を出ると、会場である酒蔵街まで国道20号をゆるゆる散歩。道路沿いには風情のあるレトロな建物が多いですね。松本で言うと上土通りあたりと通じる感じがしますが、こちらはそれが国道沿いというのが凄いですよ。


呑みあるきイベントの始まる15時まで少し間がありますが、早くも酒蔵の前には順番待ちの行列が出来ていました。


どうも混雑とか行列が苦手なので、駅から近い2つの酒蔵を飛ばして、ウチは酒ぬのや本金酒造さんで「呑みあるき」のスタートを迎えます。


ここでは確か「本金 大吟醸」と「本金 本醸造 『太一』」をいただきました。


続いて、国道を挟んで向かい側にある「横笛」の伊東酒造さんへ寄ります。
考えてみたら朝(いや、昼?)から「おにぎり」1個しか食べてなかったので、少しはお腹を満たしたいところ。ちょうど屋台で五平餅が販売されていたので、速攻でかぶりつきました。


ここでは確か本数限定のにごり酒をいただいたと思います。
あと、この蔵に限らず、仕込み水を自由に飲めるようになっているのが嬉しいところ。「和らぎ水」と言うか、「命の水」と言うか、お酒も美味しいですけどお水も旨いですよ~


ここから少し上諏訪駅寄りへ戻って、今度は麗人酒造さんへ行きました。
他の酒蔵では蔵の方が注いでくれるのですが、ここでは呑みあるく人が好きなだけ注ぐセルフサービス方式。好みの分量だけ呑める反面、呑み過ぎるリスクもありそうですね~


ここでは確か「しぼりたて 純米大吟醸 生原酒」と「しぼりたて 大吟醸 生原酒」、それに「本醸造 樽酒」をいただきました。
また、アンケートに答えることで豚汁を無料サービスとのことだったので、これもいただきます。


そのまま上諏訪駅寄りに進んで舞姫酒造さんへ行こうかと思ったら、ちょうど電車が着いたタイミングだったのでしょうか、かなりの行列となっていたので、踵を返して今度は上諏訪駅から一番遠くにある宮坂醸造さんへ向かいました。


ここでは確か「真澄 樽酒」と「純米吟醸 あらばしり」をいただいたと思います。


店内ではちょうど津軽三味線ライブが始まったところ。また、中庭(?)では粕汁が振る舞われていたので、これも美味しくいただきました。


酒蔵だけでなく、いくつか屋台や売店なども出ています。1個100円という価格に釣られ、鹿肉のメンチカツをいただきましたが、なかなか美味しかったですよ。


「呑みあるき」の序盤でも随分と混み合っているように思ったのですが、時間が経つと共に一段と凄い人出になってきました。祝日と日曜に挟まれた土曜という日程や、天候にも恵まれたことも大きいのかもしれません。
本当なら歩行者天国に出来れば良いのでしょうが、さすがに天下の国道ですし、諏訪湖と周辺の山々に挟まれた狭隘な諏訪地域だけに迂回させるのも困難で、なかなか歩行者天国の実現は難しいんでしょうねぇ


混雑や行列が苦手と言っても、ここまで来たらラストとなる舞姫酒造さんへ突撃するしかありません。


ここでは確か「翠露 純米」と「翠露 純米吟醸 雄町」、「翠露 純米吟醸 美山錦」をいただきました。


「呑みあるき」のイベントは、まだ1時間以上も続くのですが、これ以上は行列に並ぶ気力もありませんし、さすがに酔いもまわってきたので、このあたりで松本へ引き揚げることにしましょう。


そうそう、上諏訪駅のホームにある足湯に浸かりたかったのですが、足湯のことを思い出したのは列車到着の5分前。これを逃すと(特急を除くと)1時間待ちとなってしまうので断念してしまいました。もっと早くに思い出していれば、と少し心残りですよ…
[追 記]
呑みあるきで楽しい&美味しい時間を過ごさせてもらった酒蔵のうち、舞姫酒造さんが昨日(3/26)民事再生法の適用を申請されたそうです。
日本酒離れが言われる中、いろいろ厳しい情勢であろうことは漏れ聞くこともありましたが、そこまで深刻な状況にあったとは驚きました。
とりあえず廃業ではなく存続してくれることにホッとすると共に、今後の再生に期待したいと思います。(2009-03-27:追記)
関連記事:
舞姫酒造が民事再生法の適用を申請(2009-03-27:別館)
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酒は生涯の友、友は生涯の宝:「今春も行ってきました~上諏訪街道呑みあるき~」(2009-03-28)
蔵人尚子の奮闘記:「甑倒して外出三昧」(2009-03-28)
かった....
92さんのわくわく感が伝わってきます!
道端にバタバタと倒れ込む人、多数!じゃキケン極まりないし。
春の陽気で暑くなく寒くなくやはり今くらいでほろ酔いがベスト!?
アンケートでとん汁★というところでは大いにウケました◎
大町でも確か2回目となる「北アルプス三蔵呑み歩き」が 9/12 に開催されるんだとか。
http://www9.plala.or.jp/nomiaruki/
松本でも初開催となる「信州松本2009 おらが酒 呑み歩き」が 4/11 に開催されます。
http://blogs.dion.ne.jp/92_t/archives/8208894.html
参加できる機会がありましたら、是非!
それにしても、天下の国道沿いでの酔っ払いイベントですから、クルマで通過する方が冷や汗ものでしょうね。実際、かなり渋滞していたみたいですし、事故が起きない方が不思議なくらいですよ(苦笑)
舞姫酒造の民事再生法の適用申請しりませんでした。
美味しいお酒なのに、びっくりですね。
美味しい&良心的なお酒を醸していても、経営的には苦しいという現状があるのでしょう。
また、憶測ですが、このイベントに水を差さないよう随分と苦慮されたのではないかと思うと、心が痛みます。
ただ、まだ民事再生法である分だけ救いがあるのかもしれません。
険しい道かもしれませんが、これからの巻き返しに期待したいと思います。