goo blog サービス終了のお知らせ 

手作り雑貨 『ふぉっくす・わ~くす』のブログ

From 0 Craft's Works

頭に浮かんだイメージを、あらゆる方法で具現化したい

旧8MGブログ

ショート・ウォレット(仮)試作2:モニタリング・レポート

2019-09-21 11:07:48 | レザークラフト
今日は、こないだ完成したショート・ウォレット(仮)試作2のモニタリング・レポートを記事にしたいと思います。

まずは良かった点から。

前作の17cmタイプでは少し入り難かった1万円札ですが、



長さを18cmに伸ばしたことで、すんなり出し入れ出来るようになりました。

そして、17cmタイプでは山なりに入っていたマチ付きポケットのお札も、



1面当たりのカード収容量を減らしたことで、比較的まっすぐ入るようになりました。

・・・が、

カード収容部を3面にするためにフタ部分の渡り・・・、



画像の指差した部分・・・を長く設計したために、



財布の厚みが増し、



さらに幅が広くなったため尻ポケットに入れるのが激しくやりにくい。

これは もちろんそれぞれのズボン(パンツ?)のポケットの形状や具合にも因るんでしょうが、私がはいているGパンの尻ポケットに入れようと思うとベルトと渡りの部分をグッと抑えて押し込まないと奥まで入ってくれません。

これは渡り部分の長さを計算し直す必要があります。

また、これは17cmタイプが完成した時にも思ったのですが、カードを縦に入れる今回のタイプでは、横に入れる20cmタイプと比べてどうしても幅が広くなるため、手に持った時に若干手に余る感が否めません。

あとこれは余談というか、デザイン的にあえて外した部分ですが、



やっぱり外付けのクイックポケットはあった方が便利です。

ショートウォレット(仮):試作2

2019-09-18 13:20:44 | レザークラフト
前回作ったショートウォレット(仮)をしばらくモニタリングして気付いた点を考慮し、再びショートウォレットの試作を・・・。

というわけで、



今回作ったのはこんな感じ。

前作はかなり自分好みに振ったデザインだったので、今回はシンプルな見た目にしてみました。

背面は、



こんな感じ。

紫と白の糸を場所ごとに使い分けることで、前作で目立ち過ぎた感のある縫い目を必要なところだけ目立つように工夫してみました。

フタを開いて見ると、



前作は1面に8枚のカードが入る仕様だったのを5枚に減らすことでスッキリと収まる様にし、



減った分を収容するためにカードポケットを3面に設けることにしました。


・・・それはそれとして、

今作は前作同様、右の尻ポケットに入れる設定で作ったのでベルトの渡りが右側に来るのですが、右手でベルトを開けると当然、左手でフタを開けることになるため、薄口の札ポケットが左側にきてしまう。

それがどうも私には違和感というか、これまで作ってきた財布がどれも右手でフタを開ける物だったので薄口ポケットも右側にきていたので、なんか使いにくそうな気がしてならないんですよね。

ベルトを渡りを逆にして左のポケットに入れる仕様にした方が良かったのかな~。

なかなかに悩ましい問題です。

ショート・ウォレット(仮):モニタリング・レポート

2019-09-06 12:14:47 | レザークラフト
前回 記事にしたショート・ウォレット(仮)ですが、今日は、数日使って分かった事をレポートしてみたいと思います。

・・・と言いつつ、まずは完成時に分かった事・・・というか、パーツを買った時から薄々分かっていたことですが、



見栄えを重視してチョイスしたチェーンがクソ重い

尻ポケットに財布本体を入れ、ベルトにチェーンを装着すると、ズシッとした重みを感じます。

そこが良いという人も居るでしょうが、腰への負担を考えると、もっと軽い方が良さそうです。

さて、ここからは実際に使ってみての感想。



まずは外側に付けたクイックポケットですが、試作ではカードの脱落防止のためにボタン付きのフタを付けましたが、これがあるせいでイマイチ クイック感が損なわれている気がするので、フタを外してポケット自体を深くする方が良いのかも・・・なんて思ったりもします。

ただバイクなんかに乗る際は脱落防止を重視した方が良いと思われるので、今のままの方が良い気も・・・。

悩ましい所です。

次に札入れ。



こちらは計算通り入るには入ったんですが、サイズがピッタリ過ぎて出し入れがし難く、慌てて入れるとポケット内で札が波打つ現象が起きるので、もう少しサイズアップした方が良いようです。

ちなみに、



こちらは現行の、20cmの長財布に1千万円札を入れた画像。

出し入れは断然しやすいのですが、スペースの余分感は否めませんね。

次にカードポケットとマチ付きの札入れ部分ですが、



今回は片面に8枚のカードを入れる事を重視したため、実際にカードを入れるとかなりかさばって幅を撮るのと、それに伴い札が弓なりに入る形になってしまいました。

見栄えを考えるとカード収容量を減らしてスッキリさせた方が良いかもです。

ちなみに、



こちらが20cm長財布にカードと札を入れた状況。

画像を見比べるとかなりスッキリして見えます。

ただカードの出し入れに関してはショート・ウォレットの方がしやすく、20cm長財布は下段に行くほど出しにくい傾向があることが分かりました。

最後に尻ポケットに財布を入れた画像ですが、



グッと奥まで財布を入れるとせっかくの飾りが見えない上にチェーン部分が引っ掛かり、



すっと入る状態で止めると飾りは見えるけど若干、宙に浮いた感じになります。

ちなみに、



こちらが20cm長財布を尻ポケットに入れた画像。

こうして見ると、20cmという財布の長さも妥当なのかもと思ってしまいます。

とはいえ そこで止めてしまうと成長もないので、デザインで補えないか検討してみたいと思います。


ショート・ウォレット(仮)試作

2019-09-04 11:58:43 | レザークラフト
前にテレビでこんな話を聞いた。

日本の財布はデカい。

その原因としては、中に入れる札自体が大きいので、どうしても側がデカくなる。

確かにそれも一因だけど、実際に長財布を作っている者としては、もう一つ要因があると思います。

それは、カードの収容量を増やすためにポケットを並列に構成しているから。

そのため16cm強あれば一番大きなサイズの1万円札が入るのに、20cmの長さが必要になってしまう。

それを どうにか解消出来ないかと考えに考え、



縦に重ねて入れられるようポケットの縫い方を考えてみました。

そのおかげで、



従来の物より3cmも短い財布を作ることに成功。

しかも今回は、従来通り片面に8枚のカードが入ることに拘って作ったので容量も同じ。

さらに一番よく使うカードは財布を開かずに出せるよう、



外側にクイックポケットを装備してみました。

あとは計算通りに1万円札がすっきり入ってくれれば良いのですが、なにせ余裕が4mmしかないので、こればっかりは実際に入れてみないと分かりません。

というわけで、しばらく実際に使ってみてモニタリングしてみようと思います。